更新情報:アイキャッチを更新(2025.2.2)
はじめに
この記事では、奈良県についてのことを簡単に知りたいという方向けに、基本的な情報をまとめています。
どのような情報についてまとめてあるのかは、目次に記載されている項目をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
奈良県の概要

奈良県は近畿地方に位置しており、三重県、京都府、大阪府、和歌山県が隣接している都道府県になっています。
市町村数は39市町村(12市15町12村)で、政令指定都市は無し、中核市及び県庁所在地は奈良市です。
奈良県で有名なものとしては奈良漬けであったり、世界遺産にも登録されている法隆寺などがあります。
その他奈良県といえば鹿をイメージする人も多く、鹿せんべいを与えたことがいる人も結構いるのではないでしょうか。
そういった自然のものから、法隆寺などの歴史的なものまで様々な魅力があるのが奈良県になります。
奈良県の面積・人口・人口密度
面積:3,690.94k㎡(-)
人口:1,283,679人(-773人) 人口密度:約347.7人/k㎡
今回参照しているデータは以下のものになります。
- 面積参照→全国都道府県市区町村別面積調|国土地理院(2024.10.1時点)
- 人口参照→推計人口調査(2024.12.1時点)
面積については前回、人口は前月からの増減数を()内で表記しており、変化がない場合は(-)を表記しています。
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奈良県の由来

1868年(明治元年)に奈良県が生まれ、一度「奈良府」となりましたが、その翌年に奈良県へと改称されました。
県名については役所が奈良町に置かれたことにちなんでおり、名称の由来については諸説あるとのことで今回3つ紹介していこうと思います。
①緩やかな傾斜地であったことから、「平(なら)した地」ということで「奈良」へと転じていった説。
②日本書紀に丘の草木を踏みならしたという記録があることから、ここから転じていったとする説。
③「楢」という植物に由来しているとされ、この「ナラ」が転じていったものとしている説。
- 読み方→「楢(なら)」
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現在の奈良県知事
画像出典:知事のプロフィール/奈良県公式ホームページ
現在の奈良県知事には、山下 真さんが就任しており、1968年(昭和43年)6月30日生まれ、山梨県山梨市出身の人物です。
2023年(令和5年)5月より奈良県知事を務めており、今回初当選ということで1期目となっています。
知事を務める以前は、2006年2月から2015年2月まで生駒市長に就任していて、3回当選していたようです。
政策として従来の予算の使い方を見直すとしており、そこでできた財源を使って「教育無償化」「子育て支援」などを掲げていました。
その他「物価高対策」「経済・観光振興」「高齢者」「医療・コロナ対策」「就労支援」といった政策もあります。
- 読み方→「山下 真(やました まこと)」
奈良県章・奈良県旗
画像出典:県のシンボル/奈良県公式ホームページ
奈良県章
1968年(昭和43年)3月に制定され、奈良県の頭文字から「ナ」の文字を図案化したものになります。
外側の円は自然を、内側の円は協和を表現し、中央にある横の一本線は統一と発展を象徴されたものだそうです。
奈良県旗
奈良県旗は県章同様に1968年(昭和43年)3月に制定され、県章と同じデザインとなっています。
県旗に使用される色は、白色の旗に県章を蘇芳色(黒みを帯びた赤色)を使用しているそうです。
尚、こちらの奈良県旗は商品としても売られていましたので、興味のある方は是非ご覧ください。
奈良県のシンボルになっている鳥・木・花・魚
奈良県の鳥「こまどり」

1966年(昭和41年)6月に県の鳥に指定され、コマドリは動物食で昆虫などを主に食べて生きています。
奈良県内では広い地域で生息しており、「吉野コマ」といった名が広く知られているそうです。
奈良県の木「スギ」

1966年(昭和41年)9月に県の木として指定され、スギは不老長寿の木であるとして神格化されてきました。
奈良県では吉野杉が有名であり、その見た目や材質は素晴らしいものであるとして親しまれています。
奈良県の花「奈良八重桜」

1968年(昭和43年)3月に県の花として指定され、天然記念物にもなっている東大寺知足院の奈良八重桜が有名です。
奈良八重桜を含む6種類の候補(山桜、牡丹、梅、馬酔木、藤)から、県の花制定委員会によって決まりました。
奈良県の魚「きんぎょ、あゆ、あまご」



2012年(平成24年)6月に県の魚として三種類の魚が選ばれ、これらは県のさかな選定委員会によって行われた、アンケートの結果を反映しています。
それぞれ主要な産地は異なっており、金魚は大和郡山市、鮎は吉野川、熊野川、名張川、あまごは吉野郡、宇陀郡です。
奈良県の県民歌
1968年(昭和43年)に、奈良県の県民歌として「奈良県民の歌」が制定されることになりました。
作詞については公募が実施されましたが、入選した作品は盗作疑惑がかかり、その結果作詞家である萩原四朗さんが作詞することになったそうです。
作曲に関しては専門家でもある福島正二さんに依頼をしたそうで、無事に完成することとなりました。
この歌は奈良県民が希望と誇りをもって、いつでも気軽に歌えることを制定意義としています。
ちなみに県民歌と同日に奈良県民音頭も制定されており、奈良県民の歌と同様に紹介されていました。
奈良県の世界遺産
法隆寺地域の仏教建造物

1993年(平成5年)12月に、奈良県1つ目の世界文化遺産として、「法隆寺地域の仏教建造物」が登録されました。
兵庫県の斑鳩町に位置しており、世界遺産である姫路城と共に、日本で初めての登録となっています。
構成資産としては「法隆寺」と「法起寺」の2件があり、これらに関する建造物が対象となるようです。
法隆寺には、現存している世界最古の木造建造物が残されており、これらは日本の宗教建築にも影響を与えたといわれています。
そういった点や、保存状態が良いこと、文化の交流する歴史を示す建造物であるといった点などが評価されました。
古都奈良の文化財

1998年(平成10年)12月に、奈良県2つ目の世界文化遺産として、「古都奈良の文化財」が登録されました。
この世界遺産は、奈良県の奈良市に位置しており、構成資産の数は8件となっているようです。
その8件とは、「東大寺」「興福寺」「春日大社」「春日山原始林」「元興寺」「薬師寺」「唐招堤寺」「平城宮跡」となります。
この世界遺産は、構成資産となっている建造物等がそれぞれ評価されたということではありません。
全ての資産をもって、歴史や文化といったものが表現されており、宗教的な文化も今に引き継がれていることなどが評価されました。
紀伊山地の霊場と参詣道

2004年(平成16年)7月に、奈良県3つ目の世界文化遺産として、「紀伊山地の霊場と参詣道」が登録されました。
登録されたのは奈良県だけではなく、和歌山県と三重県といった、3県での世界遺産となります。
奈良県においては、「吉野山」「吉野水分神社」「金峯神社」「金峯山寺」「吉水神社」「大峯山寺」の計6件の構成資産があるようです。
紀伊山地は古くより自然信仰が根付いており、日本の宗教や文化に影響を与えていたといわれています。
交流にも影響があったとされ、そのような点と、自然と人間の営みによってできた文化的景観などが評価されました。
- 読み方→「斑鳩町(いかるがちょう)」「興福寺(こうふくじ)」「春日(かすが)」「元興寺(がんこうじ)」「薬師寺(やくしじ)」「唐招提寺(とうしょうだいじ)」「平城宮(へいじょうきゅう)」「紀伊山地(きいさんち)」「水分(みくまり)」「金峯(きんぷ)」「大峯山寺(おおみねさんじ)」
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