スポンサーリンク

北海道について学ぼう!北海道に関する基本知識まとめ

都道府県別知識まとめ

更新情報:タイトル変更(2023.7.26)

北海道の概要

北海道は北海道地方に位置している都道府県で、道庁所在地及び最大都市は札幌市になります。

都道府県で唯一の「道」であり、日本一を誇る面積の広さが特徴です。

観光地として人気がかなり高く、魅力度や観光意欲度といったランキングでも1位に何度も輝きました。

食べ物に関しても人気があり、カニなどの海の幸に始まりジンギスカンなどのお肉、札幌ラーメンなどがあります。

北海道と言えば「さっぽろ雪まつり」などがあることから雪の印象がありますが、雪の日はやはり多いようです。

北海道の面積・人口・人口密度

面積:83,424.41k㎡

人口:5,184,048人 人口密度:約62.1人/k㎡

  1. 面積参照→全国都道府県市区町村別面積調|国土地理院(2021.10.1時点)
  2. 人口参照→北海道オープンデータより(2021.12.31時点)。

関連記事

北海道の市町村別の面積・人口・人口密度まとめ【ランキング有】

北海道の由来

1869年(明治2年)に幕末の探検家「松浦武四郎」によって名付けられました。

道名の意見書を出し、その中に「日高見」「北加伊」「海北」「海島」「東北」「千島」の6つを候補として挙げました。

そこから、そのうちの一つである「北加伊」の「加伊」を「海」という字に変更して決定しました。

北海道という名称になる前は、先住民である「アイヌ民族」がいたため、異民族の住む地という意味の「蝦夷地」と呼ばれていました。

江戸時代の頃より、改名を望む声が多かったですが、実際に変更されたのはだいぶ遅かったことが分かります。

補足とまとめ

  1. 読み→「松浦武四郎(まつうらたけしろう)」「日高見(ひたかみ)」「北加伊(ほっかい)」「蝦夷地(えぞち)」。
  2. 松浦武四郎→日本をみて回っており、蝦夷地には6回探査していた。
  3. まとめ→蝦夷地を調査していた松浦武四郎が候補を出し、北加伊から北海に変更されて決定。

北海道の地域区分

北海道は大きく分けると4つのエリアに分類され、更に細かくエリア分けがされています。

また、北海道のエリア分けには何種類かあり、今回一番見ることの多い地域区分を紹介しています。

道南地方

北海道の左下にあたるエリアで、「檜山地方」「渡島地方」の2つに分けられます。

道央地方

北海道の左から中央にあたるエリアで、「後志地方」「胆振地方」「石狩地方」「空知地方」「日高地方」の5つに分けられます。

道北地方

北海道の北部にかけて広がるエリアで、「上川地方」「留萌地方」「宗谷地方」の3つに分けられます。

道東地方

北海道の中央から右にあたるエリアで、「オホーツク地方」「十勝地方」「釧路地方」「根室地方」の4つに分けられます。

補足とまとめ

  1. 読み(4エリア)→「道南(どうなん)」「道央(どうおう)」「道北(どうほく)」「道東(どうとう)」。
  2. 読み(地方)→「渡島(おしま)」「檜山(ひやま)」「後志(しりべし)」「胆振(いぶり)」「石狩(いしかり)」「空知(そらち)」「日高(ひだか)」「上川(かみかわ)」「留萌(るもい)」「宗谷(そうや)」「十勝(とかち)」「釧路(くしろ)」「根室(ねむろ)」。
  3. まとめ→北海道は大きく4エリア、更に分けると14エリアになる。県庁所在地でもある札幌市は道央、石狩地方に位置している。

北海道の気候

出典:北海道地方の天候の特徴|札幌管区気象台ホームページ

北海道は面積も広く、太平洋、日本海、オホーツク海の3つに囲まれていることに加えて、山脈などの地形により、地域ごとに異なる気候をしています。

春(3月~5月)

天候が大きく変わりやすく、フェーン現象により気温が大きく上がったりします。

一方で寒気によって急激に温度が下がり猛吹雪となる場合もあることから天候の変化が大きいとされています。

夏(6月~8月)

太平洋側で霧の発生が多くなり、オホーツク海高気圧の影響で冷夏となる年もあります。

北海道の特徴として、毎年同じ時期に集中した雨が降らないため、梅雨のない都道府県とされています。

秋(9月~11月)

日本海側とオホーツク海側では晴れる日が多くなる一方で、9月に限ってはその年の降水量が最も多くなる傾向にあります。

台風や竜巻による自然災害が多くなる季節にもなっています。

冬(12月~2月)

日本海側の北海道はイメージ通り雪が多くなりますが、太平洋側やオホーツク海側ではむしろ晴れの日が多くなります。

しかし、全く雪が降らないというわけではなく、太平洋側の地域が一日の降雪量が最も多くなることもあります。

補足とまとめ

  1. フェーン現象→気流が山を登り越えた後、暖かく乾いた気流となって降りてくることによって気温が上がる現象。
  2. まとめ→3つの海に囲まれていることから気候は変わり、雪が多くなる地域は日本海側。春は気温差が大きく、夏は梅雨がない、秋は降水量が多く台風が多くなる。

現在の北海道知事

現在の北海道知事には、鈴木 直道(すずき なおみち)さんが就任しています。

1981年(昭和56年)3月14日生まれ、埼玉県春日部市出身です。

2019年(平成31年)4月から北海道知事を務めており、初めての当選になります。

知事を務める以前は夕張市長に就任しており、2011年(平成23年)4月~2019年(平成31年)2月まで務めていました。

市長時代には給与の大幅カットによる削減や、夕張メロンをはじめとしたメロン農家の所得の向上など様々な実績があります。

補足とまとめ

  1. →北海道知事は第19代、夕張市長は第18,19代を務めた。
  2. 給与のカット率→市長報酬70%、退職金100%カット(8年間で1億2000万削減)
  3. まとめ→2019年から鈴木直道さんが務める。前職は夕張市長。

北海道旗・北海道章

北海道章

出典:北海道のホームページ/北海道の概要-シンボル-|北海道庁

1967年(昭和42年)5月1日に北海道章が制定されました。

開拓使時代の旗章を現代的にイメージしたデザインとなっています。

これは北海道の厳しい寒さを耐え抜く開拓者精神とこれからの未来を象徴しています。

北海道旗

出典:北海道のホームページ/北海道の概要-シンボル-|北海道庁

1967年(昭和42年)5月1日に北海道旗が制定されました。

元々五陵星だった北辰旗と呼ばれるものを開拓使が用いており、そこに一度廃案となった七稜星のイメージを現代的に表現したものです。

配色もしっかりと規定があり、地色の濃紺は北の海や空を象徴し、白は光輝と風雪を、赤は不屈のエネルギーを、光芒は未来への発展をそれぞれ象徴しています。

補足とまとめ

  1. 読み→「五稜星(ごりょうせい)」「北辰旗(ほくしんき)」「七稜星(しちりょうせい)」「光芒(こうぼう)」
  2. 光芒→細長く伸びる光のこと。
  3. デザイン→表現は少し異なるが、開拓使が用いた旗がモチーフ。
  4. 発案者→栗谷川健一(くりやがわ けんいち)さん。
  5. まとめ→道章、道旗共に1967年制定。北辰旗をモチーフに現代的な七稜星としてデザイン。

北海道のシンボルになっている鳥・木・花

北海道の鳥「タンチョウ」

1964年(昭和39年)9月1日に道民の投票により、タンチョウが指定されました。

天然記念物として保護されているタンチョウは、純白の美しい姿をしています。

釧路湿原が主な生息地ですが、ラムサール条約により、保全されています。

北海道の木「エゾマツ」

1966年(昭和41年)9月30日に道民の投票により、エゾマツが指定されました。

北海道に広く分布する針葉樹で、樹齢も長く、大きいもので高さ40メートルもあります。

幹の直径も1メートル以上もあるエゾマツは風格のある木とされており、その高く伸びた姿から、北海道の躍進を象徴しています。

北海道の花「ハマナス」

1978年(昭和53年)7月26日に、北海道110年の記念に一般公募を行い、ハマナスが指定されました。

力強さ、美しさ、生命力などに関することが多く挙げられ、ハマナスが北海道の花に相応しいという意見が多く挙げられました。

石狩市にある「はまなすの丘公園」など、北海道には各地にハマナスの名所があります。

補足とまとめ

  1. 読み→「釧路湿原(くしろしつげん)」「石狩(いしかり)」
  2. ラムサール条約→湿地の生態系(水鳥が主)を守ることを目的とした条約。
  3. まとめ→鳥「タンチョウ」→木「エゾマツ」→花「ハマナス」の順に指定。投票や公募によるもの。

北海道の道民歌・体操

北海道民の歌

  • 光あふれて 作詞/太田武彦 作曲/中村八大
  • むかしのむかし 作詞/広瀬龍一 作曲/中田喜直
  • 北海ばやし 作詞/清原千晴 作曲/広瀬量平

1966年(昭和41年)11月29日に上記3曲が制定されたました。

1967年(昭和42年)5月27日にはシングル盤が発表されています。

上から行進曲、ホームソング、音頭の順に掲載しています。

これらは北海道100年の記念を目前として道民から相応しい歌をと、たくさんの要望があり実現しました。

歌詞は道民と北海道にゆかりのある人からの公募、作曲は専門家に依頼しています。

道民体操(どさんこ体操)

1978年(昭和53年)に北海道110年を記念して制定されました。

同年10月7日、「北海道110年記念道民スポーツ全道大会」の場で初披露となりました。

健康増進が目的とされ、全年齢を対象としています。

3部構成となっており、過去、現在、未来をそれぞれ表現した動きを取り入れています。

全部で12番まであり、1番~5番が第1部で先人の歩んだ姿で過去を、6番~9番が第2部で四季折々の変化で現在を、10番~12番が第3部で未来への意気込みを表現しています。

補足とまとめ

  1. 北海道100年記念→1968年(昭和43年)。
  2. どさんこ体操製作者→札幌手稲高校教諭の遠藤夫妻。曲は作曲家の川越守(かわごえ まもる)さん。
  3. まとめ→道民歌は3曲と道民体操が1曲制定。それぞれ北海道100年と110年を記念したもの。

北海道の観光名所

北海道は都道府県の魅力度ランキングで1位を取るなど、観光地としてとても人気が高いです。

魅力的な場所が多い北海道の人気の観光地を5ヶ所紹介します。

函館山

函館市に位置しており、山頂まではバスは勿論のことロープウェイを使うこともできます。

函館山の最大の特徴は美しい夜景であり、日本三大夜景として選ばれています。

大通公園・さっぽろテレビ塔

札幌市にあり、さっぽろ雪まつりをはじめとした各種イベントが年間を通して行われています。

さっぽろテレビ塔は大通公園内に存在する電波塔で、展望台からの景色は見る季節によって様変わりします。

登別温泉

登別市にあり、9種類もの泉質があることが特徴的です。

それぞれ異なる特徴や効能があり、「温泉のデパート」と呼ばれているほどです。

五稜郭公園

函館市にあり、この地域の歴史に触れることができる場所です。

歴史だけではなく、花見やイルミネーションなどもある人気のスポットです。

旭川市旭山動物園

旭川市にあり、日本の最も北に位置している動物園です。

北海道らしく、ホッキョクグマやペンギンなどの寒い場所に生息している動物の扱いに長けています。

補足とまとめ

  1. 読み→「函館山(はこだてやま)」「大通公園(おおどおりこうえん)」「登別温泉(のぼりべつおんせん)」「五稜郭公園(ごりょうかくこうえん)」「旭川市旭山動物園(あさひかわしあさひやまどうぶつえん)」。
  2. 函館山→交通手段によっては交通規制あり。
  3. まとめ→一部のみの紹介だが、グルメもあわせて雪まつりや温泉、歴史にも触れられるなど様々な要素がつまっている。

北海道の世界遺産

知床

フレペの滝

2005年(平成17年)7月17日に世界自然遺産として登録されました。

知床は東側にある突き出た場所で、半島と沿岸海域が対象となっており、海域を含んだ世界遺産登録となっています。

プランクトンにはじまり、豊富なエサがあることから、様々な種類の生物が暮らしています。

海から陸への生態系の食物連鎖などが、わかりやすいこと、それを保全していくことが評価されています。

知床峠やフレペの滝など、様々な名所があります。

補足とまとめ

  1. 読み→「知床(しれとこ)」。
  2. 順番→世界自然遺産として日本で3番目に登録。
  3. まとめ→北海道東部に位置。生態系や生物多様性、保全が評価のポイント。

他の都道府県についてのまとめ記事

北海道・東北地方

青森県|岩手県|宮城県|秋田県
山形県|福島県

関東地方

茨城県|栃木県|群馬県|埼玉県
千葉県|東京都|神奈川県

中部地方

新潟県|富山県|石川県|福井県
山梨県|長野県|岐阜県|静岡県
愛知県

近畿地方

三重県|滋賀県|京都府|大阪府
兵庫県|奈良県|和歌山県

中国・四国地方

鳥取県|島根県|岡山県|広島県
山口県|徳島県|香川県|愛媛県
高知県

九州・沖縄地方

福岡県|佐賀県|長崎県|熊本県
大分県|宮崎県|鹿児島県|沖縄県

コメント