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岩手県について学ぼう!岩手県に関する基本知識まとめ

都道府県別知識まとめ

更新情報:タイトル変更(2023.7.26)

岩手県の概要

岩手県は東北地方に位置している都道府県で、県庁所在地は盛岡市です。

山なども多く緑豊かな岩手県は、日本で2番目に広い面積を誇っています。

岩手県は植物のりんどうや木炭、わかめなどの生産量で日本一を誇ります。

わんこそばも有名で、岩手県といえばわんこそばと挙げる人も多いようです。

世界遺産もあり、中尊寺は有名な観光スポットの1つです。

補足

  1. 読み方→「中尊寺(ちゅうそんじ)」

岩手県の面積・人口・人口密度

面積:15,275.01k㎡

人口:1,167,579人 人口密度:約76.4人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→全国都道府県市区町村別面積調|国土地理院(2023.1.1時点)
  2. 人口参照→岩手県毎月人口推計より(2023.5.1時点)

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岩手県の由来

岩手県は県庁の場所が岩手郡にあったことから誕生しました。

「岩手」の地名の由来としては昔の鬼にまつわる話が起源のようです。

昔、人々にいたずらをする羅刹鬼という鬼がいました。

盛岡市三ツ割の東顕寺に、注連縄が張られた大きい3つの石があり、岩手山が噴火した際飛んできたものとして、「三ツ石様」と呼ばれる神様にこらしめるようにお願いしました。

あっという間に鬼を捕まえた後、許しを乞いたため、もう悪さをしない印として三つの大石に手形をつけて逃げたという話から「岩に手形=岩手」となったそうです。

補足とまとめ

  1. 読み→「羅刹鬼(らせつき)」「東顕寺(とうけんじ)」「注連縄(しめなわ)」
  2. まとめ→県庁のあった岩手郡から誕生。岩手の地名は昔の鬼を捕まえた際に「岩に手形」をつけて許したという話から。

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岩手県の地域区分

岩手県の地域区分の分け方は様々ありますが、大きく分けると4つに分けられます。

これは広域振興局の管轄とした地域区分であり、見ることも多い分け方となっています。

県央地域

岩手県の左側の中央にあたる地域で、「盛岡市」「八幡平市」「滝沢市」「岩手郡(雫石町、葛巻町、岩手町)」「紫波郡(紫波町、矢巾町)」があります。

県南地域

岩手県の左下にあたる地域で、「奥州市」「一関市」「花巻市」「北上市」「遠野市」「胆沢郡(金ケ崎町)」「西磐井郡(平泉町)」「和賀郡(西和賀町)」があります。

沿岸地域

岩手県の右側にあたる地域で、「釜石市」「宮古市」「大船渡市」「陸前高田市」「気仙郡(住田町)」「上閉伊郡(大槌町)」「下閉伊郡(山田町、岩泉町、田野畑村)」があります。

県北地域

岩手県の上側にあたる地域で、「久慈市」「二戸市」「下閉伊郡(普代村)」「二戸郡(一戸町)」「九戸郡(野田村、洋野町、軽米町、九戸村)」があります。

補足とまとめ

  1. 読み→「胆沢郡(いさわぐん)」「西磐井郡(にしいわいぐん)」「上閉伊郡(かみへいぐん)」「下閉伊郡(しもへいぐん)」※その他読みは上の地図画像にて。
  2. 振興局→県央地域は「盛岡広域振興局」県南地域は「県南広域振興局」沿岸地域は「沿岸広域振興局」県北地域は「県北広域振興局」が管轄。
  3. まとめ→大きく分けると4つの地域(県央、県南、沿岸、県北)に分けられている。県庁所在地である盛岡市は県央地域に位置している。

岩手県の気候

太平洋側に位置しているため、大きく区分すると太平洋側の気候となりますが、西側に奥羽山脈、東側に北上高地、間に平野部がある関係で、地域によって気候特性は変わってきます。

春(3月~5月)

天候の変化が激しくなり、特に風の強さが特徴として挙げられます。

春に入ったばかりの岩手県の東部では、低気圧の影響によって大雪が降る地域もあります。

夏(6月~8月)

一気に気温は上がり暑くなりますが、一日の気温差も大きく、夜はそれほど暑くない日が多いようです。

宮古市より北の地域では気温が低く、冷害となることもあります。

秋(9月~11月)

台風などの影響で天気が悪くなることが多くなります。

11月中旬頃から早いところでは初雪が観測されることもあります。

冬(12月~2月)

奥羽山脈の山沿いは日本海側の気候特性を持っているため、積雪量が多く寒さも厳しくなります。

一方で平野部や沿岸部では太平洋側の気候特性が見られ、晴れる日が多くなります。

補足とまとめ

  1. 読み→「奥羽山脈(おううさんみゃく)」「北上高地(きたかみこうち)」
  2. まとめ→大きく区分すると太平洋側の気候特性を持つ。春は風が強く、積雪がある地域もあり、夏は涼しくなる地域もある。天気が荒れる秋から積雪はあり、奥羽山脈付近の冬は積雪量は多くなる傾向にある。

現在の岩手県知事

現在の岩手県知事には、達増 拓也(たっそ たくや)さんが就任しています。

1964年(昭和39年)6月10日生まれ、岩手県盛岡市出身です。

2007年(平成19年)4月30日から岩手県知事を務めており、現在4期連続となっています。

前職は衆議院議員を務めており、1996年(平成8年)10月から連続4期当選していました。

インターネットが一般的に普及する以前からパソコンの通信を活用していたこともあり、「サイバー議員」と呼ばれることもありました。

補足とまとめ

  1. →岩手県知事第16,17,18,19代。
  2. まとめ→2007年から達増拓也さんが4期連続で務めている。

岩手県章・岩手県旗

出典:岩手県のシンボル/全国知事会ホームページ

出典:岩手県 – 岩手県のシンボル

1964年(昭和39年)11月10日に県章がまず制定されました。

その翌年、1965年(昭和40年)3月6日に県旗が制定となります。

県章は、岩手県の頭文字である「岩」の字をイメージして図案化されました。

岩手県を住みやすい町にする願いを込めて、躍進する姿を表現しています。

県旗は納戸色=グリニッシュグレイを使用した旗に、岩手県章を中央に白抜きしたものが使用されています。

補足とまとめ

  1. 読み→「納戸色(なんどいろ)」。
  2. 画像→上は「県章」下は「県旗」。
  3. まとめ→1964年に県章が、翌年には県旗が制定。県章は岩手県の「岩」の字を図案化し、県旗は納戸色の旗に県章を白。

岩手県のシンボルになっている鳥・木・花・魚

岩手県の鳥「キジ」

1964年(昭和39年)5月10日に公募によって、キジが指定されました。

公募の背景として林野庁が鳥や動物を保護する目的がありました。

岩手県内全域にキジは生息しており、日本一の数を誇ります。

岩手県の木「ナンブアカマツ」

1966年(昭和41年)9月26日に日本万国博覧会を記念して、公募によってナンブアカマツが指定されました。

ナンブアカマツは岩手県内の至るところに生えている、岩手県を代表する木となっています。

丘陵地帯に多く生えており、質と量ともに日本一となっています。

岩手県の花「キリ」

1955年(昭和30年)3月22日にキリが指定されました。

これはNHKが放送開始30周年を記念した際に、公募によって決まりました。

岩手県にあるキリは木材にした際の光沢が美しく、「南部の紫桐」として有名です。

岩手県の魚「南部サケ」

1992年(平成4年)2月21日に三陸・海の博覧会の開催記念に、南部サケが指定されました。

古来より「南部のさけ」として地域の人から親しまれてきました。

岩手県は本州一のサケの漁獲量を誇っています。

補足とまとめ

  1. 読み→「林野庁(りんやちょう)」「日本万国博覧会(にっぽんばんこくはくらんかい)」「紫桐(むらさききり)」。
  2. 林野庁→森林の保全や林業の発展などに関わる農林水産省の外局。
  3. まとめ→鳥「キジ」木「ナンブアカマツ」花「キリ」魚「南部サケ」が指定。

岩手県の県民歌

岩手県民の歌

1964年(昭和39年)に県民歌として制定されました。

県庁の落成を記念したものとなっており、翌年1965年(昭和40年)に曲の発表となりました。

作詞は全国的に募集し、田原耕二さんの歌詞が入選、審査委員会によって補作されました。

作曲は審査委員会が作曲家の中田喜直さんに依頼して手掛けられました。

県の行事などの際に演奏されることも多く、岩手県の自然や発展などを歌い上げた曲となっています。

補足とまとめ

  1. 読み→「田原 耕二(たはら こうじ)さん」「中田 喜直(なかだ よしなお)さん」「落成(らくせい)」。
  2. 田原耕二さん→歴史小説家であり、本名は小野寺 公二(おのでら こうじ)さん。
  3. 落成→工事が完成し、建物が出来上がること。
  4. まとめ→県民歌として「岩手県民の歌」が1964年制定。県庁が新しくできた際の記念。

岩手県の世界遺産

平泉「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群-」

写真は構成資産でもある中尊寺

2011年(平成23年)6月に世界文化遺産として登録されました。

平泉は南西部の平泉町に位置している世界遺産となります。

5つの構成資産があり、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山からなっています。

これらは仏教の浄土思想に基づいて造られたもので、理想世界をこの世に表現したものとして綺麗に保存されています。

さらに価値を高めるために、平泉を理解する上で重要な遺跡も追加で登録することも考えられています。

橋野鉄鉱山「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」

橋野高炉跡

2015年(平成27年)7月に世界文化遺産として登録されました。

これは8県にまたがった23の構成資産からなる世界遺産です。

岩手県では橋野鉄鉱山が構成資産として含まれており、釜石市に位置しています。

橋野鉄鉱山は、採掘場跡、運搬路跡、高炉場跡で構成されている鉄鉱山及び製鉄所の総称となっています。

大砲の製造を目的として高炉が作られ、橋野高炉跡は日本最古の洋式高炉跡となっています。

補足とまとめ

  1. 読み→「平泉(ひらいずみ)」「仏国土(ぶっこくど)」「中尊寺(ちゅうそんじ)」「毛越寺(もうつうじ)」「観自在王院跡(かんじざいおういんあと)」「無量光院跡(むりょうこういんあと)」「金鶏山(きんけいさん)」「橋野鉄鉱山(はしのてっこうざん)」「橋野高炉跡(はしのこうろあと)」。
  2. 登録順→平泉は16番目(世界文化遺産では12番目)、橋野鉄鉱山は19番目(世界文化遺産では15番目)。
  3. 高炉→鉄鉱石から鉄を取り出す炉。
  4. 明治日本の産業革命遺産→岩手県、静岡県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県の8県。
  5. まとめ→岩手県には世界文化遺産が2つ登録されている。仏教にまつわる「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群-」「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」から橋野鉄鉱山が登録。

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