更新情報:目次を変更(2024.9.27)
はじめに
この記事では、鹿児島県についてのことを簡単に知りたいという方向けに、基本的な情報をまとめています。
どのような情報についてまとめてあるのかは、目次に記載されている項目をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
鹿児島県の概要
鹿児島県は九州地方に位置しており、熊本県と宮崎県が隣接している都道府県になっています。
市町村数は43市町村(19市20町4村)で、政令指定都市は無し、中核市及び県庁所在地は鹿児島市です。
鹿児島県で有名なものとしては黒豚や焼酎といった食品の他、世界遺産にも登録された屋久島などがあります。
また、他にも代表する人物として西郷隆盛であったり、シンボルともいわれる桜島がある県です。
そんな鹿児島県には「南の宝箱 鹿児島」というキャッチコピーがあり、食や歴史、資源などを宝物として、多くの宝物を認識してほしいということからできました。
鹿児島県の面積・人口・人口密度
面積:9,186.20k㎡(-)
人口:1,533,749人(-1,288人) 人口密度:約166.9人/k㎡
今回参照しているデータは以下のものになります。
- 面積参照→全国都道府県市区町村別面積調|国土地理院(2024.4.1時点)
- 人口参照→月報(毎月推計人口)(2024.8.1時点)
面積については前回、人口は前月からの増減数を()内で表記しており、変化がない場合は(-)を表記しています。
関連記事
鹿児島県の由来
1871年(明治4年)に、廃藩置県が行われたことによって鹿児島県が成立することになりました。
古くには県内にある桜島のことを「鹿児島」と呼んでいたともされ、名称の由来については諸説あるそうなので今回3つ紹介していこうと思います。
①崖という意味を持つ「カゴ」という言葉があり、桜島が崖に囲まれていたことから「かごしま」となった説。
②火山を意味している「カグ」という言葉があり、これが転じていったことで「かごしま」になった説。
③鹿の字が使われていることから、たくさんの鹿の子供が生息していたことに由来するとしている説。
- 読み方→「桜島(さくらじま)」
関連記事
現在の鹿児島県知事
現在の鹿児島県知事には、塩田 康一さんが就任しています。
1965年(昭和40年)10月15日生まれ、鹿児島県鹿児島市出身です。
2020年(令和2年)7月から鹿児島県知事を務めており、今回初当選となります。
前職は九州経済産業局長に2018年(平成30年)6月から務めていました。
8つの政策を掲げ、県民と鹿児島を発展させていくことを基本姿勢に置いています。
補足とまとめ
- 読み→「塩田康一(しおたこういち)さん」
- 政策→「新型コロナウイルス感染拡大防止及び立て直し」「脱原発」「産業振興」「働きやすい福祉の実現」「離島の島づくり」「アジア中核都市の実現」「人づくり」「行政づくり」※簡略化して書いています。
- 代→鹿児島県知事第20代。
- まとめ→2020年から塩田康一さんが初当選で務めている。
鹿児島県章・鹿児島県旗・シンボルマーク
鹿児島県章・鹿児島県旗
出典:鹿児島県/県章・シンボルマーク
1967年(昭和42年)3月10日に制定されました。
これは鹿児島の地形を図案化したものとなっており、中央の丸は桜島を表現しています。
鹿児島県が将来に向かって伸びていくことを象徴するものとして作製されました。
白色、黒色、赤色を使用しており、県旗も同じデザインが使用されていました。
しかし、離島が含まれていないなどの理由から現在ではシンボルマークが主流となっています。
シンボルマーク
出典:鹿児島県/県章・シンボルマーク
1994年(平成6年)3月16日にシンボルマークが制定されました。
自然を表した「風」「波」を使い、鹿児島県の頭文字である「K」を表現したデザインとなっています。
これは未来へと伸びる躍動的な鹿児島県を象徴したものとなります。
上述した通り、シンボルマークがメインとはなってきていますが、一本化する予定はなく、県章は残っています。
愛着を持っている人もいるためとされており、シンボルマークの使用が多いものの、現在県章との使い分けもされています。
補足とまとめ
- 読み→「桜島(さくらじま)」
- まとめ→1967年に県章、県旗が制定されたが、離島が含まれていないとの理由から1994年にシンボルマークが制定。シンボルマークをメインとしながらも県章との使い分けがされている。
鹿児島県のシンボルになっている鳥・木・花
鹿児島県の鳥「ルリカケス」
1965年(昭和40年)に、ルリカケスが指定されました。
瑠璃色が特徴的なカラス科の鳥で、国の天然記念物にも指定されています。
奄美大島など、限られた地域にしか生息していない貴重な鳥となっています。
鹿児島県の木「カイコウズ」
1966年(昭和41年)に、カイコウズが指定されました。
夏から秋にかけて開く、赤色の花と緑色の葉が綺麗にマッチしており、南国的な雰囲気を醸し出していることから選ばれました。
南米原産のマメ科の落葉高木で、鹿児島県には早い時期に入ってきました。
鹿児島県の木「クスノキ」
1970年(昭和45年)に、クスノキが指定されました。
病気などにも強く、育てやすいことから親しまれてきました。
県内には広く生えていますが、姶良市には日本一と呼ばれるほどの巨大な木があります。
鹿児島県の花「ミヤマキリシマ」
1954年(昭和29年)に、ミヤマキリシマが指定されました。
四季を通じて彩られる花として鹿児島県を象徴する花に相応しいとして選ばれました。
その名の通り、霧島山系を中心として自生している花です。
補足とまとめ
- 読み→「奄美大島(あまみおおしま)」「落葉高木(らくようこうぼく)」「姶良市(あいらし)」「霧島(きりしま)」
- 落葉高木→葉が落ちる時期がある高い木。
- まとめ→鳥「ルリカケス」木「カイコウズ、クスノキ」花「ミヤマキリシマ」が指定。※県木は2つ指定。
鹿児島県の県民歌
鹿児島県民の歌
1948年(昭和23年)12月16日に県民歌として制定されました。
1947年(昭和22年)に当時の鹿児島県知事である重成格さんによって、県民の士気高揚や希望を与える歌として制定が提唱されました。
背景として、太平洋戦争で疲弊しきった県民の為、「復興県民歌」として制定する動きがありました。
歌詞は公募によって選定し、曲は作曲家である山田耕筰さんに依頼されました。
鹿児島県の再建に向けた力強い歌となっています。
補足とまとめ
- 読み→「重成 格(しげなり かく)さん」「山田 耕筰(やまだ こうさく)さん」
- まとめ→県民歌として「鹿児島県の歌」が1948年に制定。太平洋戦争で疲弊した県民に希望などを届ける復興県民歌として提唱された。
鹿児島県の世界遺産
屋久島
1993年(平成5年)12月11日に世界自然遺産として登録されました。
屋久島は熊毛郡屋久島町に属している離島です。
世界遺産に登録されている範囲は全域ではなく、10,747ha(全体の20%程)となっています。
自然遺産ということもあり、屋久杉や動物のヤクシマザル、ヤクシカなど屋久島の名がついている木や植物、動物が生息しています。
評価された点もその自然の美しさや、生態系などがあり、人々が住んでいながらもその自然が残されていることが価値あるものとされています。
明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業
2015年(平成27年)7月に世界文化遺産として登録されました。
この世界遺産は8県にまたがった23の構成資産からなっています。
鹿児島の構成資産は鹿児島市に位置しており、「旧集成館」「寺山炭窯跡」「関吉の疎水溝」があります。
旧集成館は大砲を造る「反射炉跡」や日本で最も古い洋式工場である「旧集成館機械工場」、日本初の洋式紡績工場の「旧鹿児島紡績所技師館」があります。
寺山炭窯跡は集成館で使用するための白炭を製造、関吉の疎水溝は集成館の工場で水力のエネルギーを得るために使われました。
補足とまとめ
- 読み→「屋久島(やくしま)」「熊毛郡(くまげぐん)」「屋久杉(やくすぎ)」「旧集成館(きゅうしゅうせいかん)」「寺山炭窯跡(てらやますみがまあと)」「関吉の疎水溝(せきよしのそすいこう)」「反射炉(はんしゃろ)」「紡績(ぼうせき)」。
- 登録順→屋久島は日本初(法隆寺、姫路城、白神山地と同時)、産業革命遺産は19番目(世界文化遺産では15番目)。
- ヘクタール(ha)→1ha=10000平方メートル=100メートル×100メートルの正方形。
- 明治日本の産業革命遺産→岩手県、静岡県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県の8県。
- 反射炉→金属、鉄の融解や精錬に使われる炉。
- 紡績→繊維から糸を紡ぐこと。
- まとめ→鹿児島県には世界自然遺産と世界文化遺産が1つずつ登録されている。世界自然遺産では屋久島が、世界文化遺産では産業革命遺産群から旧集成館、寺山炭窯跡、関吉の疎水溝が登録。
他の都道府県についてのまとめ記事
北海道・東北地方
関東地方
中部地方
新潟県|富山県|石川県|福井県
山梨県|長野県|岐阜県|静岡県
愛知県
近畿地方
中国・四国地方
鳥取県|島根県|岡山県|広島県
山口県|徳島県|香川県|愛媛県
高知県
九州・沖縄地方
コメント