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岩手県について学ぼう!岩手県に関する基本知識まとめ

都道府県別知識まとめ

更新情報:県民歌を更新(2024.10.14)

はじめに

この記事では、岩手県についてのことを簡単に知りたいという方向けに、基本的な情報をまとめています。

どのような情報についてまとめてあるのかは、目次に記載されている項目をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

岩手県の概要

岩手県は東北地方に位置しており、青森県、宮城県、秋田県が隣接している都道府県になっています。

市町村数は33市町村(14市15町4村)で、政令指定都市は無し、中核市及び県庁所在地は盛岡市です。

岩手県の有名なものとしては、わんこそばや盛岡冷麺といった食べ物の他、平泉などの世界遺産もあります。

全国でも2番目となる面積の広さを誇っており、その広さ故に地域で気候が大きく異なることが特徴の県です。

そんな岩手県のキャッチフレーズとして「黄金の国、いわて。」といったものがあり、これは歴史や文化、自然など県の豊かさと信頼を表現したものになります。

岩手県の面積・人口・人口密度

面積:15,275.04k㎡(-)

人口:1,146,720人(-810人) 人口密度:約75人/k㎡

今回参照しているデータは以下のものになります。

  1. 面積参照→全国都道府県市区町村別面積調|国土地理院(2024.4.1時点)
  2. 人口参照→岩手県毎月人口推計(2024.8.1時点)

面積については前回、人口は前月からの増減数を()内で表記しており、変化がない場合は(-)を表記しています。

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岩手県の由来

1872年(明治5年)に盛岡県から岩手県へと改称され、その後合併などが行われて現在の岩手県が成立しました。

県名は県庁所在地である盛岡が岩手郡であったことにちなんだもので、岩手という名称についてはある話が由来とされています。

それは三ツ石様に関する話で、盛岡市の東顕寺にはしめ縄が張られた大きい石が三つあり、これが三ツ石様と呼ばれ信仰を集めていたそうです。

その頃羅刹鬼という鬼が人々に悪さをしていたそうで、三ツ石様に懲らしめるようお願いしたところ、神様が三つの大石に縛り付けたといわれています。

そして羅刹鬼は二度と悪さをしないという事で許しを乞いますが、その証として石に手形を残したとされ、「岩」に「手」形ということで「岩手」と呼ばれたという話です。

  • 読み方→「東顕寺(とうけんじ)」「羅刹鬼(らせつき)」

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現在の岩手県知事

現在の岩手県知事には、達増 拓也さんが就任しており、1964年(昭和39年)6月10日生まれ、岩手県盛岡市出身の人物です。

2007年(平成19年)4月から岩手県知事を務めており、2023年(令和5年)に再選を果たしたことで現在5期目となっています。

前職は衆議院議員を務めており、1996年(平成8年)から通して連続4期当選していたようです。

「地域と県民をエンパワー(力づける)」という理念と政策があるようで、希望と幸福溢れる岩手県を目指しています。

そのために子育て支援や地域医療、働き方改革に女性活躍支援、環境、復興などの政策を掲げていました。

  • 読み方→「達増 拓也(たっそ たくや)」

岩手県章・岩手県旗

岩手県章

出典:岩手県のシンボル/全国知事会ホームページ

1964年(昭和39年)11月10日に県章がまず制定され、岩手県の頭文字である「岩」の字をイメージして図案化されました。

岩手県を住みやすい町にする願いを込めているそうで、躍進する姿を表現したものになります。

岩手県旗

出典:岩手県 – 岩手県のシンボル

県章が制定された翌年1965年(昭和40年)3月6日に、岩手県旗が制定されることになりました。

県旗は納戸色=グリニッシュグレイを使用した旗に、岩手県章を中央に白抜きしたものが使用されています。

  • 読み方→「納戸色(なんどいろ)」

尚、こちらの岩手県旗は商品としても売られていましたので、興味のある方は是非ご覧ください。

岩手県のシンボルになっている鳥・木・花・魚

岩手県の鳥「キジ」

1964年(昭和39年)5月10日、公募によりキジが指定され、背景として林野庁が鳥や動物を保護する目的があったそうです。

気品に溢れ、勇壮で愛情こまやかな習性が県民性を表すともしており、キジ生息数は日本一の数を誇ります。

岩手県の木「ナンブアカマツ」

1966年(昭和41年)9月26日に日本万国博覧会を記念して、公募によってナンブアカマツが指定されました。

岩手県を代表する木ともいわれ、丘陵地帯に多く生えているナンブアカマツは、質と量ともに日本一だそうです。

岩手県の花「キリ」

1955年(昭和30年)3月22日にキリが制定され、NHKが放送開始30周年を記念した際決まったそうです。

岩手県にあるキリは木材にした際の光沢が美しく、「南部の紫桐」として有名となっています。

岩手県の魚「南部サケ」

1992年(平成4年)2月21日に三陸・海の博覧会の開催記念の際に、南部サケが指定されました。

古来より「南部のさけ」として地域の人から親しまれてきたそうで、岩手県は本州一のサケの漁獲量を誇っています。

  • 読み方→「紫桐(むらさききり)」

岩手県の県民歌

1964年(昭和39年)に岩手県の県民歌として「岩手県民の歌」が制定されることになりました。

作詞は全国的に募集し、小説作家でもあは田原耕二さんの歌詞が入選、審査委員会によって補作されたそうです。

作曲については審査委員会が、作曲家である中田喜直さんに依頼したことで手掛けられました。

県庁の落成を記念したものとなっており、翌年1965年(昭和40年)に曲の発表を行っていたようです。

県の行事などの際に演奏されることも多く、岩手県の自然や発展などを歌い上げた曲となっています。

  • 読み方→「田原 耕二(たはら こうじ)」「中田 喜直(なかだ よしなお)」「落成(らくせい)」。

岩手県の世界遺産

平泉「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群-」

写真は構成資産でもある中尊寺

2011年(平成23年)6月に世界文化遺産として登録されました。

平泉は南西部の平泉町に位置している世界遺産となります。

5つの構成資産があり、中尊寺、毛越寺、観自在王院跡、無量光院跡、金鶏山からなっています。

これらは仏教の浄土思想に基づいて造られたもので、理想世界をこの世に表現したものとして綺麗に保存されています。

さらに価値を高めるために、平泉を理解する上で重要な遺跡も追加で登録することも考えられています。

橋野鉄鉱山「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」

橋野高炉跡

2015年(平成27年)7月に世界文化遺産として登録されました。

これは8県にまたがった23の構成資産からなる世界遺産です。

岩手県では橋野鉄鉱山が構成資産として含まれており、釜石市に位置しています。

橋野鉄鉱山は、採掘場跡、運搬路跡、高炉場跡で構成されている鉄鉱山及び製鉄所の総称となっています。

大砲の製造を目的として高炉が作られ、橋野高炉跡は日本最古の洋式高炉跡となっています。

補足とまとめ

  1. 読み→「平泉(ひらいずみ)」「仏国土(ぶっこくど)」「中尊寺(ちゅうそんじ)」「毛越寺(もうつうじ)」「観自在王院跡(かんじざいおういんあと)」「無量光院跡(むりょうこういんあと)」「金鶏山(きんけいさん)」「橋野鉄鉱山(はしのてっこうざん)」「橋野高炉跡(はしのこうろあと)」。
  2. 登録順→平泉は16番目(世界文化遺産では12番目)、橋野鉄鉱山は19番目(世界文化遺産では15番目)。
  3. 高炉→鉄鉱石から鉄を取り出す炉。
  4. 明治日本の産業革命遺産→岩手県、静岡県、山口県、福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、鹿児島県の8県。
  5. まとめ→岩手県には世界文化遺産が2つ登録されている。仏教にまつわる「平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺産群-」「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」から橋野鉄鉱山が登録。

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