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北海道の市町村名の由来【50音順 網走市~浦河町】

都道府県別名称の由来まとめ

更新情報:記事内容を更新(2025.12.27)

はじめに

このページは、北海道内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。

50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

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網走市の由来

1947年(昭和22年)に、元々あった網走町が市制を施行したことによって、網走市が成立しました。

「網走」の名称は古くからあり、その由来については諸説あるとのことでしたので、今回3つの説を紹介していこうと思います。

①「ア・パ・シリ」といった、我らが見つけた土地ということを意味するアイヌ語に由来するという説。

②同じくアイヌ語で「アパ・シリ」に由来するとされ、入口の地を意味する言葉からとされている説。

③儀式を行う島のことを指す「チバ・シリ」というアイヌ語から転じた地名であるとしている説。

  • 読み方→「網走市(あばしりし)」

安平町の由来

2006年(平成18年)に、「追分町」と「早来町」が合併したことによって、安平町が成立しました。

町名については新たに命名されたものとなり、これは公募が行われた結果決まったもので、「安平」とは元々村の名称などで存在していたものです。

そんな「安平」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「アラ・ピラ・ッペ」という、片方に崖がある川を意味するアイヌ語に由来したものとされる説。

②同じくアイヌ語に由来したもので、光る崖を意味する「アビラ」にちなんだものとしている説。

  • 読み方→「安平町(あびらちょう)」「追分町(おいわけちょう)」「早来町(はやきたちょう)」

石狩市の由来

1996年(平成8年)9月1日に、元々あった石狩町が市制を施行したことによって、石狩市が成立しました。

前身となる石狩町は、1902年(明治35年)の町村制施行時に成立していますが、以前より名称自体はあったようです。

「石狩」という地名については、「イシカラペツ」というアイヌ語に由来したものとされています。

これは、元々川のことを指しており、この地域にも流れている石狩川から地名となったものです。

「イシカラペツ」とは曲がりくねった川を意味するとされますが、神様がつくった美しい川といった意味があるともしています。

  • 読み方→「石狩市(いしかりし)」

池田町の由来

1926年(大正15年)7月1日に、川合村が町制施行及び改称したことによって、池田町が成立しました。

改称された理由について分かりませんでしたが、この町名は池田駅を中心に市街が形成されたことに由来しているそうです。

池田駅は、池田仲博と呼ばれる貴族が、池田農場を開くなどしていた歴史から付けられた名称とされています。

池田仲博によって、本格的にこの地が開墾されていったいわれていることから、「池田」の名が採用された形となったようです。

このことから、北海道はアイヌ語が由来となっている地名が多いですが、池田町はアイヌ語に関連していない珍しい名称となっています。

  • 読み方→「池田町(いけだちょう)」「川合(かわあい)」「池田仲博(いけだなかひろ)」

今金町の由来

1947年(昭和22年)に、利別村が町制施行、及び改称したことによって、今金町が成立しました。

新たに命名された「今金」という町名は、アイヌ語に由来した地名ではなく、人物名に由来したものです。

その人物とは、今村藤次郎と金森石郎の2人であり、それぞれの頭文字をとった名称となっています。

この2人の人物は、この地を開拓する際の功労者といわれ、市街地の基礎をつくったことでしられているそうです。

このことから元々は市街地の地名として使用されており、自治制が施行されてから五十周年を向かえたこともあって、「今金」と改称することとなりました。

  • 読み方→「今金町(いまかねちょう)」「利別村(としべつむら)」

岩内町の由来

1900年(明治33年)に、町村制が施行されたことによって、岩内町が成立することとなりました。

「岩内」という名称自体は古くからあるようで、その名称の由来としてはアイヌ語に由来したものです。

こちらの由来に関しては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「イワウナイ」という、硫黄の川といったような意味があるアイヌ語に由来したものとされる説。

②「イワナイ」といったアイヌ語に由来したものとされ、山の川というような意味があるという説。

  • 読み方→「岩内町(いわないちょう)」

岩見沢市の由来

1943年(昭和18年)に、元々あった岩見沢町が市制を施行したことによって、岩見沢市が成立しました。

岩見沢町の前身となる岩見沢村は、1900年(明治33年)の町村制施行時に成立していますが、以前より名称自体はあったようです。

「岩見沢」という地名の由来についてですが、これは「浴澤」が転じてできた地名といわれています。

それによると、古くにはこの辺りを開拓しており、開拓している人々にむけて休宿所があったそうです。

この休宿所で湯浴みをして疲労をとっていたといわれ、このことから「浴澤」と呼ばれたとしています。

  • 読み方→「岩見沢市(いわみざわし)」「浴澤(ゆあみさわ)」

歌志内市の由来

1958年(昭和33年)7月1日に、元々あった歌志内町が市制を施行したことによって、歌志内市が成立しました。

歌志内町の前身となる歌志内村は、1906年(明治39年)の町村制施行時に成立していますが、以前より名称自体はあったようです。

「歌志内」という地名については、この地域に流れている「ペンケウタシュナイ川」に由来するとされています。

元々はアイヌ語に由来したものであり、「オタウシナイ」などの言葉から転じたとされ、これは上流の砂がたくさんある河川といった意味合いがあるそうです。

ここから更に言葉が転じることになり、「オタシナイ」から「ウタシュナイ」などになっていきました。

  • 読み方→「歌志内市(うたしないし)」

浦臼町の由来

1960年(昭和35年)9月1日に、元々あった浦臼村が町制を施行したことによって、浦臼町が成立しました。

前身である浦臼村は、1909年(明治42年)の町村制施行時に成立していますが、以前より名称自体はあったようです。

「浦臼」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「ウライ・ウシ・ナイ」というアイヌ語に由来したもので、網を干すところの川といったような意味合いがあるとされる説。

②笹のある川を意味しているとされる、「ウラシナイ」というアイヌ語に由来したものとする説。

  • 読み方→「浦臼町(うらうすちょう)」

浦河町の由来

1902年(明治35年)に、町村制が施行されたことによって、浦河町が成立することとなりました。

このとき、4つの村を合併しているとされますが、既に「浦河」の名称があったことから、古くよりある地名となっているようです。

「浦河」という地名の由来については、「ウララペツ」といった言葉から転じたものとされています。

これはアイヌ語となっており、この言葉には霧が深い川といったような意味合いがあるそうです。

元々は「ポンナイ」などと呼ばれていたとされますが、浦川と呼ばれた場所から会所をこの地に移したことから地名も移ることとなりました。

  • 読み方→「浦河町(うらかわちょう)」

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