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愛知県の市町村名の由来【50音順 愛西市~大府市】

愛西市の風景 都道府県別名称の由来まとめ

更新情報:記事内容、画像を変更(2025.2.9)

はじめに

このページは、愛知県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。

50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

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愛西市の由来

愛西市の風景
画像:愛西市の風景

2005年(平成17年)4月1日に、「佐屋町」「佐織町」「立田村」「八開村」が合併したことによって、愛西市が成立しました。

「愛西」の名称についてはシンプルなもので、愛知県の西部に位置していることに由来しています。

つまり、「愛知県」と「西部」のそれぞれの頭文字をとって、「愛西」と命名されたということです。

ちなみに名称を決めるにあたり、10の候補から合併協議会により採決が行われたとしています。

最終的に「海西市」との決選投票が実施され、その結果として愛西市に決定となったようです。

  • 読み方→「佐屋町(さやちょう)」「佐織町(さおりちょう)」「立田村(たつたむら)」「八開村(はちかいむら)」「海西市(かいせいし)」

阿久比町の由来

阿久比町の風景
画像:阿久比町の風景

1953年(昭和28年)1月1日に、元々あった阿久比村が町制を施行したことによって、阿久比町が成立しました。

「阿久比」の名称については調べてはみましたが、残念ながら由来は不明であるとのことです。

歴史的にみると「あぐい」と地名は古くからあるそうで、「阿具比」の文字が初出ともされています。

その後は「阿古居」や「英比」と書かれた資料もあり、読み方は同じで漢字だけが変わっているようです。

後世になって十数からなる村が合併され、その際に現在の表記である「阿久比」が使用されたとしています。

あま市の由来

あま市の風景
画像:あま市の風景

2010年(平成22年)3月22日に、「七宝町」「美和町」「甚目寺町」が、合併及ぶ市制を施行したことによって、あま市が成立しました。

「あま」の名称については、合併前の3町が属していた「海部郡」に由来したものとなっています。

「海部」を漢字ではなく、ひらがな表記にした理由については情報があまり見つかりませんでしたが、難読漢字であったことも理由となりそうです。

ちなみにですが、海部郡自体の由来に関しては「海人部」に由来したものではないかといわれています。

海人部とは、古来より漁業及び航海といった職業に就いている人々を指した言葉だそうです。

  • 読み方→「七宝町(しっぽうちょう)」「美和町(みわちょう)」「甚目寺町(じもくじちょう)」「海部(あま)」「海人部(あまのべ)」

安城市の由来

安祥城址
画像:安祥城址

1952年(昭和27年)5月5日に、元々あった安城町が市制を施行したことによって、安城市が成立しました。

現在の「安城」の表記になるまでは、「安祥」や「安静」などの表記がされていたこともあるそうです。

「安城」の名称の由来については、主に2つの説があるとのことですので、紹介していこうと思います。

①かつてこの地に、「安祥城」と呼ばれる城があったことに由来して、地名となったとする説。

②京都にある安祥寺において、貴族や寺社の私有地を指す、荘園があったことに由来するとしている説。

  • 読み方→「安祥寺(あんしょうじ)」

一宮市の由来

真清田神社
画像:真清田神社

2005年(平成17年)4月1日に、「一宮市」と「尾西市」「木曽川町」が合併したことによって、新たに一宮市が成立しました。

「一宮」の名称については、一の宮とされた真清田神社の門前町であることに由来しています。

この一の宮というのは、その地域において格式が一番高い神社のことを指す言葉であるようです。

また、国司がその国の参拝をしてまわるときに、最初に訪れる神社のことを、一の宮と呼ぶともいわれます。

愛知県西部を指す古い名称である尾張の国において、一の宮とされたのが上述した真清田神社でした。

  1. 読み方→「尾西市(びさいし)」「木曽川町(きそがわちょう)」「尾張(おわり)」「真清田(ますみだ)」

稲沢市の由来

稲沢市の風景
画像:稲沢市の風景

1958年(昭和33年)11月1日に、元々あった稲沢町が市制を施行したことによって、稲沢市が成立しました。

また、2005年(平成17年)4月1日には、「平和町」と「祖父江町」を編入し、現在の稲沢市ができています。

「稲沢」の名称については、1875年(明治8年)に「稲葉村」と「小沢村」が合併した際に名付けられました。

由来に関しては、合併前の村の名称をみてもらうと分かるとおり、それぞれの村の字を一文字ずつとった合成地名です。

こうして稲沢村が成立し、更に他の村と合併や、町制を施行したりした歴史がありますが、「稲沢」の名称は変わることはありませんでした。

  • 読み方→「平和町(へいわちょう)」「祖父江町(そぶえちょう)」

犬山市の由来

大縣神社
画像:大縣神社

1954年(昭和29年)4月1日に、「犬山町」「池野村」「楽田村」「城東村」「羽黒村」が合併及び市制を施行したことによって、犬山市が成立しました。

「犬山」という名称の由来については、主に3つの説があるとのことで、今回それを紹介していこうと思います。

①「犬」の字があることから、この地域が犬を使って狩りをするのに、最適な場所であったことに由来する説。

②古くには「小野郷」という表記がみられ、ここが山間部であったことから「小野山」が転じたとする説。

③大縣神社という神社があり、そこからみるとこの地域が戌亥の方角にあたることから、この「戌亥」が転じたとする説。

  • 読み方→「犬山町(いぬやまちょう)」「池野村(いけのむら)」「楽田村(がくでんむら)」「城東村(じょうとうむら)」「羽黒村(はぐろむら)」「小野山(おのやま)」「大縣(おおあがた)」「戌亥(いぬい)」

岩倉市の由来

岩倉市の神社
画像:岩倉市の神社(新溝神社の写真は見つからず)

1971年(昭和46年)12月1日に、元々あった岩倉町が市制を施行したことによって、岩倉市が成立しました。

「岩倉」という名称については、「磐座」という表記が変わっていったものであると考えられています。

というのも、この地域に新溝神社がありますが、この神社は古墳の上に社殿が築かれているそうです。

これは、社殿を改築するときに、数個の巨石が発見されたことから、この場所が古墳であると判明しました。

その発見された巨石の中に、神が宿るとされ、信仰される石である「磐座」があったことから、これが由来と考えられたそうです。

  • 読み方→「磐座(いわくら)」「新溝(にいみぞ)」

大口町の由来

大口町の風景
画像:大口町の風景

1962年(昭和37年)4月1日に、元々あった大口村が町制を施行したことによって、大口町が成立しました。

「大口」という名称については、大口村ができた際の、合併された村名に由来したものとなっています。

大口村は、「柏森村」の一部と「太田村」「小口村」「富成村」が合併したことで成立しました。

この「太田村」と「小口村」のそれぞれの文字をとって、「太口村」と当初はなったそうです。

しかし「太」の点の部分が、抜け落ちて相応しくないといった理由から、現在の「大口」の表記となったといわれています。

  • 読み方→「柏森村(かしわもりむら)」「太田村(おおたむら)」「小口村(おぐちむら)」「富成村(とみなりむら)」

大治町の由来

愛知の風景
画像:愛知の風景

1975年(昭和50年)4月1日に、元々あった大治村が町制を施行したことによって、大治町が成立しました。

大治村自体は、1889年(明治22年)に町村制が施行された際に、12の村が合併した際に成立しています。

「大治」という名称はそのときにつけられていますが、由来についてははっきりと分かりませんでした。

見つけた情報によると、「大いに治まる」という意味からできた、瑞祥地名であるとしています。

瑞祥地名というのは、良い意味の言葉などを使った、縁起のよい地名のことを言うそうです。

大府市の由来

伊勢神宮
画像:伊勢神宮

1970年(昭和45年)9月1日に、元々あった大府町が市制を施行したことによって、大府市が成立しました。

現在の「大府」の表記が定着するまでは、「大夫」「大部」「大符」といった表記もあったそうです。

「大府」という名称の由来については、2つの説が見つかりましたので、紹介していこうと思います。

①「七津大夫」という、この地にやってきた高官の人物を「大夫さま」と尊称していたこと、その後伊勢神宮の大符を村へ納めたことに由来する説。

②中古に行われた獅子舞のことを「大夫」といい、お祓いや志を集めていたとされ、これに由来する説。

  • 読み方→「七津大夫(ななつだゆう)」

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