更新情報:記事内容、画像を変更(2025.2.21)
はじめに
このページは、愛知県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。
50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
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東郷町の由来

1970年(昭和45年)4月1日に、元々あった東郷村が町制を施行したことによって、東郷町が成立しました。
ちなみに前身である東郷村は、1906年(明治39年)5月10日の合併によって、成立しているようです。
その際に合併されたのは「春木村」と「諸和村」であり、このときに「東郷」という名称ができました。
この地域は愛知郡の東部に位置しており、また、愛知を指す地名である「尾張」の東部にも位置しています。
そのことから「東郷」の由来は、「東の郷」という意味を込めてできた、名称であるとされるようです。
- 読み方→「春木村(はるきむら)」「諸和村(もろわむら)」「尾張(おわり)」
常滑市の由来

1954年(昭和29年)4月1日に、「常滑町」「鬼崎町」「西浦町」「大野町」「三和村」が合併及び市制を施行したことによって、常滑市が成立しました。
「常滑」という名称については、この地域の土壌に由来するものであると考えられているようです。
そのことから、「常」は床、つまり地盤を意味し、「滑」はそのまま滑らかさを意味するとしています。
この地域は滑らかな性質を持つ粘土層が多く露出していたそうで、これを「とこなめ」と呼んでいました。
この「とこなめ」という名称がいつしか地名として定着し、現在の表記へと転じていったといわれています。
- 読み方→「鬼崎町(おにざきちょう)」「西浦町(にしうらちょう)」「大野町(おおのまち)」「三和村(みわむら)」
飛島村の由来

1889年(明治22年)10月1日に、「飛島新田」「政成新田」「服岡新田」と呼ばれるところが合併して成立しました。
新田が開発される以前から、この場所は「飛島山」と呼ばれていたそうで、これが村の名称の由来だそうです。
「飛島」という名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つ紹介していこうと思います。
①干拓前の姿から「飛び離れた島」といわれ、このことから「飛島」となったとしている説。
②以前は「泥島(とばしま)」と呼ばれていたといわれ、これが転じて「飛島」となったとする説。
豊明市の由来

1972年(昭和47年)8月1日に、元々あった豊明町が市制を施行したことによって、豊明市が成立しました。
豊明町となる以前には豊明村がありますが、1889年(明治22年)10月1日、町村制が施行された際に「豊明」と命名されたようです。
「豊明」の名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。
①昭和の時代に存在した「豊倉」という酒造の屋号から「豊」を、元号である明治から「明」の字をとって「豊明」となったとする説。
②宮中に「豊明節会」という年中行事があり、この行事の名称から「豊明」の字をとったとする説。
- 読み方→「豊明節会(とよあかりのせちえ)」
豊川市の由来

1943年(昭和18年)6月1日に、「豊川町」「牛久保町」「八幡村」「国府町」が合併及び市制を施行したことによって、豊川市が成立しました。
豊川市の名称は元々は豊川郷と呼ばれる場所が由来となっているそうで、現在まで変わることなく引き継がれているようです。
ちなみにその後も合併が行われていて、その際市名を変える動きもあったそうですが、変更なしという方向でいきました。
「豊川」という地名については、あまり情報がありませんでしたが、市内に流れている川である、豊川が由来ではないかと考えられるようです。
この豊川の由来に関しては、住民をうるおす「豊かな川」であるようにと願いを込めて命名されたといわれています。
- 読み方→「牛久保町(うしくぼちょう)」「八幡村(やわたむら)」「国府町(こうちょう)」
豊田市の由来

1959年(昭和34年)1月1日に、元々あった「拳母市」が改称したことによって、豊田市が成立しました。
「豊田」という名称は、有名な自動車メーカーである「トヨタ自動車」に由来したものとなっています。
トヨタ自動車によって、車の町として全国的にも知られたことから、「豊田市」に変更が検討されることとなったそうです。
変更が検討された理由の中には、「挙母」の字が読みにくいといったものもあったといわれていました。
ちなみに「トヨタ自動車」の名称は、創設者である「豊田 喜一郎」に由来したもので、濁音がついていないのは発音が良いことや画数の縁起が良いことが理由だそうです。
- 読み方→「挙母(ころも)」「豊田 喜一郎(とよだ きいちろう)」
豊根村の由来

1889年(明治22年)10月1日に、「三沢」「上黒川」「下黒川」「古真立」「坂宇場」の各村が合併したことによって、豊根村が成立しました。
合併された場所をみてもらうとわかりますが、「豊根」は合併時に新しくつけられた名称です。
「豊根」という名称の由来については、今回2つの説が見つかりましたので、それを紹介していこうと思います。
①豊根と呼ばれている一族がこの地域を治めていたということから、それを採用したとする説。
②この地域が、高原に広がっている豊かな土地であるということから、「豊根」と命名されたとする説。
豊橋市の由来

1906年(明治39年)8月1日に、元々あった豊橋町が市制を施行したことによって、豊橋市が成立しました。
歴史的にみると、以前は「吉田藩」と呼ばれる場所でしたが、他の地域に「伊予吉田藩」というのが現在の愛媛県にあったそうです。
そのことから、名称の混同を避けるために改称することとなり、そのときに「豊橋」という名称が使われました。
「豊橋」という名称については、愛知県に流れる川である、豊川に架けられた橋にちなんだ名称だそうです。
豊川に架かる橋である吉田大橋の通称が「豊橋」であり、この地域のシンボルともなっていました。
- 読み方→「伊予吉田藩(いよよしだはん)」
豊山町の由来

1972年(昭和47年)に、元々あった豊山村が町制を施行したことによって、豊山町が成立しました。
「豊山」という名称については、前身である豊山村が成立した際の、合併された村の名称に由来したものです。
合併が行われたのは1906年(明治39年)の出来事で、「豊場村」と「青山村」が合併されています。
このことから、それぞれの村の名称から、「豊」と「山」の1文字ずつをとって、「豊山」と命名されたようです。
ちなみに、単純な合成地名というわけではなく、「物産豊かに山をなす」とも解釈できるといった情報もありました。
長久手市の由来

2012年(平成24年)1月4日に、元々あった長久手町が市制を施行したことによって、長久手市が成立しました。
長久手町の前身である長久手村は、1906年(明治39年)の合併により成立しましたが、その合併された村には「長湫村」があります。
そのことから「長久手」の名称は、この「長湫」に由来しているとされ、これが転じたものだそうです。
「長湫」については湿地に由来したものといわれ、「湫」とは湿地を意味したものとなっています。
つまり、「長く続く湿地」という地形であったことから、「長湫」と命名されたのことでした。
- 読み方→「長湫(ながくて)」
名古屋市の由来

1889年(明治22年)10月1日に、市制の施行が行われたことによって、名古屋市が成立することとなりました。
「名古屋」という名称の由来については諸説あるとのことで、今回3つの説を紹介していこうと思います。
①「ナゴ」とはこの地域で霧のことを指しており、「霧が多い平野」ということで「ナゴヤ」となった説。
②平安時代にあった、「那古野庄」という荘園に由来して、これが「名古屋」へと転じたとする説。
③「根古屋」と呼ばれる武士達の集落があり、これがなまったことで「ナゴヤ」となったとする説。
- 読み方→「根古屋(ねごや)」
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