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【イエメン知識まとめ】イエメンの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

イエメンの概要

イエメンは中東に位置している国で、首都はサヌアです。

日本での正式名称は「イエメン共和国」となります。

一般的に漢字では、「也門」と表記されています。

石油や天然ガスを始め、遊牧や漁業が経済の主要となっています。

自然に恵まれた地域もあり、「緑のアラビア」と呼ばれていたこともあります。

補足とまとめ

  1. サヌア→「サナア」と表記されることもある。
  2. まとめ→中東に位置しており、首都はサヌア。漢字では「也門」と表記され、石油や天然ガスなどが主な産業。

イエメンの面積・人口・人口密度

面積:約555,000k㎡

人口:約29,800,000人 人口密度:約53.6人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→イエメン基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。
  3. 面積について→約528,000k㎡とする資料もある。

イエメンの由来

イエメンの由来は諸説あり、定説はありません。

有名な説として右を意味する「yaman(ヤマン)」を英語読みしたものとされています。

これは聖地メッカの神殿に向かって立った際に、右手にイエメンの地方が見られたからとされています。

また、他の説として「yumn(ユムン)」から転じてできたとする説があります。

ユムンは土地が肥えていることを表しており、砂漠の中にイエメンがあることから考えられたとされます。

補足とまとめ

  1. メッカ→イスラム教で最大の聖地とされる祈る場所。
  2. まとめ→国名の由来は諸説あるが、右を意味する「yaman」が英語読みされたとする説が有名。

イエメンの地域区分

イエメンの地域区分は22の県に分けられています。

今回「○○地方」などの大まかな分け方は見受けられなかった為、県庁所在地を示す県都も合わせて紹介します。

アデン県

イエメンの南西部に位置し、県都は「アデン」になります。

アビヤン県

イエメンの南西部に位置し、県都は「ジンジバール」になります。

アムラーン県

イエメンの北西部に位置し、県都は「アムラーン」になります。

イッブ県

イエメンの南西部に位置し、県都は「イッブ」になります。

サアダ県

イエメンの北西部に位置し、県都は「サアダ」になります。

サナア県

イエメンの西部に位置し、県都は「サナア」になります。

サナア市

イエメン西部に位置し、イエメンの首都としてサナア県の区域とは別々にされています。

ザマール県

イエメンの西部に位置し、県都は「ザマール」になります。

ジャウフ県

イエメンの北部に位置しており、県都は「ハズム」になります。

ジャブワ県

イエメンの南部に位置し、県都は「アタク」になります。

ソコトラ県

イエメンの南東にある島に位置し、県都は「ハディブ」になります。

ダーリウ県

イエメンの南西部に位置し、県都は「ダーリウ」になります。

タイズ県

イエメンの南西部に位置し、県都は「タイズ」になります。

バイダー県

イエメンの中央部に位置し、県都は「バイダー」になります。

ハドラマウト県

イエメンの東部に位置し、県都は「ムカラ」になります。

ハッジャ県

イエメンの北西部に位置し、県都は「ハッジャ」になります。

フダイダ県

イエメンの西部に位置し、県都は「フダイダ」になります。

マアリブ県

イエメンの中央部に位置し、県都は「マアリブ」になります。

マフウィート県

イエメンの西部に位置し、県都は「マフウィート」になります。

マフラ県

イエメンの東部に位置し、県都は「ガイダ」になります。

ライマ県

イエメンの西部に位置し、県都は「アル・ジャビン」になります。

ラヒジュ県

イエメンの南西部に位置し、県都は「ラヒジュ」になります。

補足とまとめ

  1. ムカラ→「ムカッラー」と表記されることもある。
  2. まとめ→イエメンの地域区分は22の県(市)に分けられる。首都があるサナア市とサナア県は独立した地域区分となる。

イエメンの気候

イエメンの気候は、地域により様々ですが、気温差が大きいとされています。

気温差が激しい地域では昼が猛暑になるのに対して夜は寒くなるほどです。

3月~5月

地域によってはこの時期に雨季を迎えるところもあります。

快適に過ごせる地域と、厳しい気候の地域があるため、観光の際は事前に調べることが必要です。

6月~8月

暑さが厳しくなり、砂漠地帯では40度を越えることもあります。

そんな状況でも、夜は冷え込むこともあるため、服装は難しい時期となります。

9月~11月

この時期になると、1日の気温差が目立ってくる傾向にあります。

9月は降水量が多くなる地域もありますが、10月以降は比較的落ち着いています。

12月~2月

地域によっては最高気温は30度を越えることもあります。

一方で夜になると厳しい寒さになるなど、更に気温差は大きくなります。

補足とまとめ

  1. まとめ→イエメンの気候の特徴に気温差が大きいことが挙げられる。3月~5月は雨季の地域があり、6月~8月は40度を越える地域も。9月~11月は徐々に気温差が大きく開きはじめ、12月~2月は更に気温差が大きくなる傾向にある。

現在のイエメン大統領

現在のイエメンの大統領には、アブドラッボ・マンスール・ハーディさんが就任しています。

1945年(昭和20年)9月1日生まれ、イエメンのアビヤン県出身です。

2012年(平成24年)2月27日から大統領を務めています。

国際的に承認されている大統領とはなっていますが、2015年(平成27年)から対立なども起こっていました。

様々な背景がありますが、一時は大統領の辞職を表明し、その後撤回したこともあります。

補足とまとめ

  1. まとめ→2012年からアブドラッポ・マンスール・ハーディさんが大統領を務めている。

イエメンの国章・国旗

イエメンの国章

詳細な時期は不明ですが、1990年頃から現在の国章が使われていたと思われます。

デザインとしては大きく金色のワシが描かれています。

中央に描かれているものは、コーヒーの木とイエメンのダムとなっています。

左右にある赤色、白色、黒色の模様は国旗を表します。

そして下の帯に書かれている文字ですが、これは「イエメン共和国」と記載されたものになります。

イエメンの国旗

1990年(平成2年)5月22日に、国旗が制定されました。

これは元々イエメンが南北に別れていたのが合併した際に採用されたものになります。

色としては上から赤色、白色、黒色を使用したデザインとなります。

上から赤色は情熱、革命を表し、白色は平和と希望を表しています。

最後に黒色は植民地時代であったり、過去からの勝利などを表しているとされています。

補足とまとめ

  1. まとめ→1990年頃に国章と国旗が制定。国章はワシにコーヒーの木とダム、左右に国旗と下に「イエメン共和国」の文字が描かれる。国旗は上から赤、白、黒を使用したデザイン。

イエメンのシンボルになっている花

イエメンの国花「アラビカコーヒーノキ」

時期は不明ですが、イエメンの国花にアラビカコーリーノキが選ばれています。

世界中で多くの人々に飲まれているコーヒーはほとんどがこの品種になるといわれています。

コーヒーの生産はイエメンの中でも主要な産業となっており、イエメンに相応しい国花となっています。

補足とまとめ

  1. 国鳥→国鳥はいないとする情報が多い一方、シラコバトが国鳥であるとする情報もある。
  2. まとめ→時期は不明だが、国花「アラビカコーリーノキ」が選ばれている。

イエメンの国歌

連合共和国

1990年(平成2年)に、イエメンの国歌として採用されました。

これは元々南北に別れていたイエメンが、統合した際に決定されたものになります。

作詞は詩人であるノーマンさんによって書かれました。

作曲はイエメンの歌手であるタリッシュさんが手掛けています。

また、タイトルの表記は情報により様々であり、「共和国の平和」「統一された共和国」などの表記もあります。

補足とまとめ

  1. まとめ→1990年にイエメンの国歌が採用された。

イエメンの世界遺産

サナア旧市街

1986年(昭和61年)に、世界文化遺産として登録されました。

名称にもある通り、イエメンの首都であるサヌアに位置する旧市街です。

古くから存在している街であり、世界最古の歴史をもつとも言われています。

当時の面影をもつ建物も多数現存しており、その地域に今も人々が暮らしています。

しかし、損傷が激しくなっており、2015年(平成27年)には危機遺産に登録されました。

シバームの旧城壁都市

1982年(昭和57年)に、世界文化遺産として登録されました。

シバームはハドラマウト県に位置する都市となっています。

古くは交易の拠点として栄えており、高く建築された建物群が特徴的です。

現在残っている建物で最古のものは10世紀頃に建てられたとされています。

この世界遺産も洪水や戦闘などが原因で損傷が進み、2015年(平成27年)に危機遺産に登録されました。

古都ザビード

1993年(平成5年)に、世界文化遺産として登録されました。

ザビードはフダイダ県に位置しており、歴史的な価値が認められました。

特にこの都市は宗教が学問の教育に力が入れられた都市とされています。

その為、モスクや宮殿などの建造物が多数残されています。

しかし、現存する建物は新しいものに改築されたことや、地震などの影響により2000年(平成12年)に危機遺産に登録されました。

ソコトラ諸島

竜血樹

2008年(平成20年)に、世界自然遺産として登録されました。

ソコトラ県に位置しており、本土からは離れた場所にある島となります。

その大きな特徴として生態系があり、評価されたポイントにもなります。

竜血樹を始めとする沢山の動植物が存在しており、この地域でしか見られない種類も多数発見されています。

しかし、環境の変化などから絶滅の危険があるとされている種類も多数確認されています。

補足とまとめ

  1. 危機遺産→文字通り、損傷などにより世界遺産としての価値を失いかねないものが登録される。
  2. モスク→一般的に礼拝堂を指す。
  3. ソコトラ諸島→「ソコトラ群島」と表記されることもある。
  4. まとめ→イエメンの世界遺産は文化遺産が3件、自然遺産が1件の計4件が登録されている。

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