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栃木県の市町村名の由来【50音順 佐野市~那須塩原市】

都道府県別名称の由来まとめ

更新情報:記事内容を更新(2025.9.23)

はじめに

このページは、栃木県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。

50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

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栃木県知識まとめ

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佐野市の由来

1943年(昭和18年)4月1日に、「佐野町」「犬伏町」「堀米町」「植野村」「界村」「旗川村」が合併及び市制施行したことによって成立しました。

市名は元々あった佐野町から名称を引き継いだ形となり、「佐野」という地名の由来は諸説ありましたので、今回3つの説を紹介します。

①山に囲まれた地形であったことから「狭野」となり、これが転じたことによる地名とされている説。

②この辺りの地域は武人が通る道となっており、左側を「左野」と呼んでいたことにちなむとする説。

③古くには「安蘇郷」であったことから「麻野」に転じ、更に「佐野」へと変化していった説。

  • 読み方→「佐野市(さのし)」「佐野町(さのまち)」「犬伏町(いぬぶしまち)」「堀米町(ほりごめまち)」「植野村(うえのむら)」「界村(さかいむら)」「旗川村(はたがわむら)」「安蘇(あそ)」「麻野(あさの)」

塩谷町の由来

1965年(昭和40年)2月11日に、元々あった塩谷村が町制を施行したことによって、塩谷町が成立しました。

前身である塩谷村は、1957年(昭和32年)に3つの村が合併したことにより成立し、このときに村の名称として命名されたようです。

塩谷村となった由来などについては情報がみつかりませんでしたが、この地域は「塩谷郡」に属していることから、これに由来したものと思われます。

古くには「しおのや」という読み方もされていたそうですが、次第に「しおや」と定着していきました。

しかし、「塩谷」という地名の由来は分からなかったので、こちらは分かり次第追記をしていこうと思います。

  • 読み方→「塩谷町(しおやまち)」「塩谷村(しおやむら)」

下野市の由来

2006年(平成18年)1月10日に、「石橋町」「国分寺町」「南河内町」が合併及び市制施行したことによって成立しました。

市の名称については寺院である「下野薬師寺」や「下野国分寺」があったことに由来しているそうです。

「下野」の名称自体については、かつて「毛野」という勢力がいたことに由来するとしています。

この勢力が「上毛野」と「下毛野」の上下に分かれたとされており、かつての地方行政区分としてこの地域に「下毛野国」が誕生しました。

後に「下野国」と改称されることとなりましたが、「毛」の文字があった名残が読み方に残っています。

  • 読み方→「下野市(しもつけし)」「石橋町(いしばしまち)」「国分寺町(こくぶんじまち)」「南河内町(みなみかわちまち)」「下野薬師寺(しもつけやくしじ)」「下野国分寺(しもつけこくぶんじ)」「毛野(けの)」「上毛野(かみつけの)」「下毛野(しもつけの)」「下野国(しもつけのくに)」

高根沢町の由来

1958年(昭和33年)4月1日に、「阿久津町」と「北高根沢村」が合併したことによって成立しています。

合併以前より「高根沢」の名称はあるようですが、町名として決まった理由などは分かりませんでした。

「高根沢」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「高原山」のすそ野、つまり根にあたる場所に位置していることに由来した地名とされている説。

②高根沢と呼ばれる人物が、この地域を治めていたことちなんで地名として定着したとする説。

  • 読み方→「高根沢町(たかねざわまち)」「阿久津町(あくつまち)」「北高根沢村(きたたかねざわむら)」「高原山(たかはらやま)」

栃木市の由来

1937年(昭和12年)4月1日に、元々あった栃木町が市制を施行したことによって、栃木市が成立しました。

前身である栃木町は、1889年(明治22年)の町村制施行時に成立していますが、地名自体は以前よりあったようです。

「栃木」という名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「栃の木」と呼ばれる樹がこの地域にあったことから、これに由来した地名とされている説。

②神明宮の屋根に付けられる部分である「千木」が十本あったことから「十千木」となり、これが変化したとする説。

  • 読み方→「神明宮(しんめいぐう)」「千木(ちぎ)」「十千木(とおちぎ)」

那珂川町の由来

2005年(平成17年)10月1日に、「小川町」と「馬頭町」が合併したことによって成立しました。

町名については新たに命名されたものとなり、両方の町に流れている「那珂川」という川に由来したものです。

この「那珂川」という名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①かつて存在した常陸国という場所の真ん中を流れている川ということからついた名称とする説。

②詳しい情報は見当たらなかったが、「野処」という言葉から転じた名称であるとされる説。

  • 読み方→「那珂川町(なかがわまち)」「小川町(おがわまち)」「馬頭町(ばとうまち)」「常陸国(ひたちのくに)」「野処(ぬか)」

那須烏山市の由来

2005年(平成17年)10月1日に、「烏山町」と「南那須町」が合併したことによって成立しました。

新しい市名がどのような経緯で決まったのかは分かりませんでしたが、「那須烏山」とは合併前の自治体名を使った合成地名となります。

ちなみに、「那須」という地名の由来は諸説あるとされますが、一説によるとこの地域に流れる川である那珂川の中洲が短縮されて転じたものとする説がありました。

「烏山」はある伝説に由来し、それによると城を築城しようとしたところ、烏が金の幣束を咥えて飛んでいたのが見えたそうです。

見ていると那珂川の西にある山にその幣束を落としたそうで、これを権現様のお告げとしてそこに城を築いたことから「烏山」と命名したといわれています。

  • 読み方→「那須烏山市(なすからすやまし)」「烏山町(からすやままち)」「南那須町(みなみなすまち)」

那須塩原市の由来

2005年(平成17年)1月1日に、「黒磯市」「塩原町」「西那須野町」が合併したことによって成立しました。

市の名称を考えるにあたり、観光地として知られる「那須」と「塩原」の地名を用いることにしたそうです。

また、那須塩原の名称は新幹線の駅名としてもずっと使用されており、親しまれていることも理由とされています。

ちなみに、「塩原」という地名について調べてみたところ、岩塩が生産されている場所であることに由来するそうです。

ただし、情報としてはあまり見かけなかったのと、詳しいことは不明とのことでしたので、他に何か分かれば改めて追記をしていこうと思います。

  • 読み方→「那須塩原市(なすしおばらし)」「黒磯市(くろいそし)」「塩原町(しおばらまち)」「西那須野町(にしなすのまち)」

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