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奈良県の市町村名の由来【50音順 明日香村~橿原市】

都道府県別名称の由来まとめ

更新情報:記事内容を更新(2023.11.15)

はじめに

このページは、奈良県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。

50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

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明日香村の由来

1956年(昭和31年)7月3日に、「飛鳥村」「阪合村」「高市村」が合併したことによって成立しました。

「明日香」の表記は縁起の良い字を当てたとされており、合併の際の立場を平等にするために命名されたそうです。

そんな「アスカ」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「アスカ」は村を意味した言葉、もしくは「安宿」という安住の地を意味する言葉から転じたなどの説。

②砂地などを意味する「洲処」から転じたとされている、いわゆる地形に由来したものとする説。

  • 読み方→「明日香村(あすかむら)」「飛鳥村(あすかむら)」「阪合村(さかあいむら)」「高市村(たかいちむら)」「安宿(あんすく)」「洲処(すか)」

安堵町の由来

1986年(昭和61年)4月1日に、元々あった安堵村が町制を施行したことによって、安堵町が成立しました。

この名称は古くからあり、「安堵庄」と呼ばれる荘園がかつてあったことから地名として残っているようです。

「安堵」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①平らな土地を意味する「アト」という言葉からきているとされ、垣根の中に案ずるということから「安堵」の字があてられたとする説。

②聖徳太子にまつわるものがあり、法隆寺まで向かう聖徳太子がこの地にたどり着いたときに、もう少しで着くと安堵したという話に由来する説。

  • 読み方→「安堵町(あんどちょう)」「安堵村(あんどむら)」

斑鳩町の由来

1947年(昭和22年)2月11日に、「竜田町」「富郷村」「法隆寺村」が合併したことによって成立しました。

町名は新たに命名されたものとなりますが、「斑鳩」の地名は古くから存在していたようです。

そんな「斑鳩」という名称の由来としては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①イカルという鳥の群れが生息していて、聖徳太子が法隆寺を建てる土地を探している際にもイカルが舞い上がったという話に由来する説。

②「イカルガイカシオノミコト」と呼ばれる神が、祀られていたことに由来するとされている説。

  • 読み方→「斑鳩町(いかるがちょう)」「竜田町(たつたちょう)」「富郷村(とみさとむら)」「法隆寺村(ほうりゅうじむら)」

生駒市の由来

1971年(昭和46年)11月1日に、元々あった生駒町が市制を施行したことによって、生駒市が成立しました。

元を辿ると1889年(明治22年)に、町村制が施行された際に「北生駒村」ができましたが、それ以前より名称自体はあったようです。

「生駒」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①山に放った病気の馬が生き返ったという話から、「生駒」という地名ができたとされている説。

②「ユック・オマー」から転じたもので、「ユック」は鹿、「オマー」はそこにいるという意味からできた説。

  • 読み方→「生駒市(いこまし)」「生駒町(いこまちょう)」「北生駒村(きたいこまむら)」

宇陀市の由来

2006年(平成18年)1月1日に、「菟田野町」「大宇陀町」「榛原町」「室生村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については、合併前の町村が宇陀郡に属していることなどにちなんだものかと思われます。

この「ウダ」の地名は古くからあるようで、「宇太」などといった様々な表記がされてきました。

しかし、肝心の「ウダ」という名称の由来についてですが、こちらはよく分かっていないそうです。

そのため、この由来に関しては、何か新しい情報を見つけることができ次第、改めて追記をしていこうと思います。

  • 読み方→「宇陀市(うだし)」「菟田野町(うたのちょう)」「大宇陀町(おおうだちょう)」「榛原町(はいばらちょう)」「室生村(むろうむら)」

王寺町の由来

1926年(大正15年)2月11日に、元々あった王寺村が町制を施行したことによって、王寺町が成立しました。

前身である王寺村は、1889年(明治22年)の町村制施行時に成立していますが、それ以前より名称自体はあったようです。

「王寺」という地名の由来については、聖徳太子が建立したとされる法光寺にちなんだものとされています。

法光寺とは仏教の寺院のことだそうで、「片岡王寺」という名称で呼ばれ、これに由来したものです。

ちなみに、この地名についての由来は諸説あるそうですが、この片岡王寺からきたとする説が有力とされていました。

  • 読み方→「王寺町(おうじちょう)」「法光寺(ほうこうじ)」

大淀町の由来

1921年(大正10年)2月11日に、元々あった大淀村が町制を施行したことによって、大淀町が成立しました。

前身である大淀村は、1889年(明治22年)の町村制施行時に成立しており、この名称はそのときに命名されたものです。

「大淀」という名称の由来については、まず「大」の字が当時の村長であった、大北作次郎という人物からとっています。

そして、「淀」の字は大川淀という万葉集の中にでてくる和歌にちなんだものとされるようです。

当初は「大北村」を考えていたそうですが、最終的にこれらを合わせて「大淀」としたとされていました。

  • 読み方→「大淀町(おおよどちょう)」「大北作次郎(おおきたさくじろう)」

香芝市の由来

1991年(平成3年)10月1日に、元々あった香芝町が市制を施行したことによって、香芝市が成立しました。

前身である香芝町は、1956年(昭和31年)の合併により成立し、このとき合併した村に繋がりのある「香芝中学校」から名称をとったようです。

この「香芝」という名称の由来については、「カマシバ」と呼ばれていた地名が転じたとする説が知られています。

これによると、鹿島神社があったこの地域には、「鹿島前」という区域が存在していたそうです。

これが「カマシマ」から「カマシバ」といったように徐々に転じていったことで、「カシバ」になったとしています。

  • 読み方→「香芝市(かしばし)」

橿原市の由来

1956年(昭和31年)2月11日に、「今井町」「畝傍町」「八木町」「鴨公村」「真菅村」「耳成村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については「橿原宮」に由来するとされ、この橿原宮には日本国を建国したといわれる神武天皇が即位されたそうです。

「橿原」という名称の由来に関しては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①地形に由来したものとされ、傾斜地を表す「カシ」という言葉と原を合わせた地名としている説。

②この地域にカシの木が生えていたことから、これにちなんで「カシハラ」となり、現在の字が当てられた説。

  • 読み方→「橿原市(かしはらし)」「今井町(いまいちょう)」「畝傍町(うねびちょう)」「八木町(やぎちょう)」「鴨公村(かもきみむら)」「真菅村(ますげむら)」「耳成村(みみなしむら)」「橿原宮(かしはらのみや)」「神武天皇(じんむてんのう)」

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