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【インドネシア知識まとめ】インドネシアの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

インドネシアの概要

インドネシアは東南アジアに位置している国で、首都はジャカルタです。

日本での正式名称は「インドネシア共和国」となります。

漢字では「印度尼西亜」で表記され、漢字1文字で「尼」と表されます。

島々からなっている国で、その島の数は世界でも最多となっています。

主要となる残業は様々ありますが、特に農業が代表的であり、植物油のパーム油などが広く知られています。

補足とまとめ

  1. まとめ→東南アジアに位置している国で、首都はジャカルタ。漢字では「印度尼西亜」1文字で「尼」と表記され、世界でも最多となる島々からなる。

インドネシアの面積・人口・人口密度

面積:約1,920,000k㎡

人口:約273,500,000人 人口密度:約142.4人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→インドネシア基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。

インドネシアの由来

インドネシアの名称は、島々からなっている国であることに由来しています。

「ネシア」という言葉は「島々」といった意味を持っています。

つまり、インドネシアは「インドにある島々」ということになります。

このネシアは複数の島を指す「ネシオイ」というギリシャ語からきているとされています。

この場所では、様々な名称が使われてきましたが、1920年代頃から次第にインドネシアの名称が定着してきました。

補足とまとめ

  1. まとめ→インドネシアの国名の由来は「インドにある島々」といった意味からきている。

インドネシアの地域区分

インドネシアの地域は現在34の州に分けられています。

それぞれの名称と、州の首都である州都を合わせて紹介します。(50音順)

アチェ特別州

スマトラ島北部に位置しており、州都は「バンダ・アチェ」になります。

北カリマンタン州

カリマンタン島の北部に位置しており、州都は「タンジュン・セロル」になります。

北スマトラ州

スマトラ島の北部に位置しており、州都は「メダン」になります。

北スラウェシ州

スラウェシ島の北部に位置しており、州都は「マナド」になります。

北マルク州

マルク諸島に位置しており、州都は「ソフィフィ」になります。

ゴロンタロ州

スラウェシ島の北部に位置しており、州都は「ゴロンタロ」になります。

ジャカルタ首都特別州

ジャワ島の西部に位置しており、州都は「中央ジャカルタ市」になります。

ジャンビ州

スマトラ島の中央部に位置しており、州都は「ジャンビ」になります。

ジョグジャカルタ特別州

ジャワ島の中央部に位置しており、州都は「ジョグジャカルタ市」になります。

中部カリマンタン州

カリマンタン島の中央部に位置しており、州都は「パランカラヤ」になります。

中部ジャワ州

ジャワ島の中央部に位置しており、州都は「スマラン」になります。

中部スラウェシ州

スラウェシ島の中央部に位置しており、州都は「パル」になります。

南東スラウェシ州

スラウェシ島の南部に位置しており、州都は「ケンダリ」になります。

西カリマンタン州

カリマンタン島の西部に位置しており、州都は「ポンティアナック」になります。

西ジャワ州

ジャワ島の西部に位置しており、州都は「バンドン」になります。

西スマトラ州

スマトラ島の中央部に位置しており、州都は「パダン」になります。

西スラウェシ州

スラウェシ島の西部に位置しており、州都は「マムジュ」になります。

西ヌサ・トゥンガラ州

ロンボク島、スンバワ島に位置しており、州都は「マタラム」になります。

西パプア特別州

ニューギニア島の西部に位置しており、州都は「マノクワリ」になります。

パプア特別州

ニューギニア島の東部に位置しており、州都は「ジャヤプラ」になります。

バリ州

バリ島及びその周辺の小島に位置しており、州都は「デンパサール」になります。

バンカ・ブリトゥン州

インドネシア西部の島々からなっており、州都は「パンカルピナン」になります。

バンテン州

ジャワ島の西部に位置しており、州都は「セラン」になります。

東カリマンタン州

カリマンタン島の東部に位置しており、州都は「サマリンダ」になります。

東ジャワ州

ジャワ島の東部に位置しており、州都は「スラバヤ」になります。

東ヌサ・トゥンガラ州

複数の島で構成されており、州都は「クパン」になります。

ブンクル州

スマトラ島の南部に位置しており、州都は「ブンクル」になります。

マルク州

マルク諸島に位置しており、州都は「アンボン」になります。

南カリマンタン州

カリマンタン島の南部に位置しており、州都は「バンジャルマシン」になります。

南スマトラ州

スマトラ島の南部に位置しており、州都は「パレンバン」になります。

南スラウェシ州

スラウェシ島の南部に位置しており、州都は「マカッサル」になります。

ランプン州

スマトラ島の南部に位置しており、州都は「バンダールランプン」になります。

リアウ州

スマトラ島の中央部に位置しており、州都は「プカンバル」になります。

リアウ諸島州

インドネシア北西部の島々からなっており、州都は「タンジュン・ピナン」になります。

補足とまとめ

  1. 読み→島は全て「とう」と読む。
  2. タンジュン・ピナン→「タンジョン・ピナン」と表記されることもある。
  3. カリマンタン島→「ボルネオ島」とも呼ばれる。
  4. マルク諸島→「モルッカ諸島」とも呼ばれる。
  5. まとめ→インドネシアの地域は34の州に分けられる。

インドネシアの気候

インドネシアの気候は大きくみると、熱帯性気候に属しています。

また、雨季と乾季に別れており、時期によって大きく天候が変わるのも特徴です。

3月~5月

この時期には雨季から乾季への移り変わりがあります。

しかし、まだ降水量はそこまで少なくはなりません。

6月~8月

降水量は少なくなり、特に8月頃はほとんど雨が降ることはありません。

気温も年間を通して暖かいこともあり、大きく気温が上がることはなく、比較的過ごしやすい気候です。

9月~11月

11月には雨季へと切り替わり、降水量は一気に増えます。

その為、蒸し暑くなる日が多くなってくる傾向にあります。

12月~2月

まだ雨季の影響で降水量の多い日は続き、この時期が1年で最も多く降りやすいです。

日本とは違い、インドネシアではこの時期で暖かくなります。

補足とまとめ

  1. 熱帯性気候→年間を通して比較的温暖な気候。
  2. まとめ→インドネシアの気候は年間を通して温暖なことが特徴。雨季と乾季もあり、11月~4月頃は雨季、5月~10月頃は乾季となる地域が多い。

現在のインドネシア大統領

現在のインドネシア大統領には、ジョコ・ウィドドさんが就任しています。

1961年(昭和36年)6月21日生まれ、中部ジャワ州のスラカルタ出身です。

2014年(平成26年)10月20日より大統領を務めており、現在2期目となっています。

以前にはスラカルタの市長、ジャカルタ州の知事を務めていました。

とにかく働く人物として知られており、特に現場への視察を数多くこなしました。

補足とまとめ

  1. まとめ→2014年からジョコ・ウィドドさんが大統領を務めている。

インドネシアの国章・国旗

インドネシアの国章

1950年(昭和25年)2月1日に、国章として制定されました。

大きく描かれている鳥はガルーダと呼ばれ、インド神話に登場する神鳥です。

ガルーダは知識や勇気など様々な要素を象徴しており、鳥の王として崇拝されています。

中央に位置する盾に描かれる5つのエンブレムは建国の5原則を表しています。

下の巻物には、「多様性の中の統一」という国の標語が書かれています。

インドネシアの国旗

1945年(昭和20年)8月17日に、国旗が制定されました。

デザインとしてはシンプルに上に赤色、下に白色を配したものとなっています。

色の意味についてはいくつかの解釈があるようです。

赤色が自由と勇気を、白色が正義と純潔を表すといったものが最も多く見られました。

その他、赤色は情熱やエネルギー、白色は真実と聖なる心を表すといったものも見られます。

補足とまとめ

  1. 建国5原則→「唯一神への信仰」「公正で文化的な人道主義」「インドネシアの統一」「合議制と代議制における英知に導かれた民主主義」「全インドネシア国民に対する社会的公正」の5つ。
  2. まとめ→国章は1950年、国旗は1945年に制定。国章にはガルーダが描かれ、中央には建国5原則を表すエンブレム、下には国の標語が描かれている。国旗は上に赤色、下に白色といったシンプルなデザインとなる。

インドネシアのシンボルになっている鳥・花・獣・魚

インドネシアの国鳥「ジャワクマタカ」

1993年(平成5年)に、インドネシアの国鳥としてジャワクマタカが指定されました。

指定された理由は、国章にも使用されている神鳥であるガルーダに似ていることからとされています。

インドネシアのジャワ鳥に生息しており、生息数が減少していることから保護活動が進められています。

インドネシアの国花「マツリカ、コチョウラン、ラフレシア、スマトラオオコンニャク」

マツリカ
コチョウラン
ラフレシア
スマトラオオコンニャク

インドネシアの国花として、上記の4種が指定されています。

スマトラオオコンニャク以外の花は1993年(平成5年)に、正式に制定されました。

この中ではジャスミンの1種である、マツリカが広く知られています。

インドネシアの国獣「コモドオオトカゲ」

時期は不明ですが、インドネシアの国獣としてコモドオオトカゲが選ばれています。

別名「コモドドラゴン」と呼ばれ、インドネシアの島々に生息しています。

とにかくサイズが大きく、コモドオオトカゲによる事件が発生したこともあります。

インドネシアの国魚「アジアアロワナ」

時期は不明ですが、インドネシアの国魚としてアジアアロワナが選ばれています。

種類の分け方によって解釈は変わりますが、地域によって色が変わっています。

インドネシアでは銀色の個体などが生息しています。

補足とまとめ

  1. まとめ→1993年に国鳥「ジャワクマタカ」国花「マツリカ、コチョウラン、ラフレシア」が制定。その他時期は不明だが、国花「スマトラオオコンニャク」国獣「コモドオオトカゲ」国魚「アジアアロワナ」が選ばれている。

インドネシアの国歌

インドネシア・ラヤ

1945年(昭和20年)に、国歌となるインドネシア・ラヤが採用されました。

作詞、作曲ともにスプラットマンさんが手掛けています。

スプラットマンさんは作詞家兼作曲家として活躍していました。

この国歌のタイトルは、「偉大なるインドネシア」といった意味をもっています。

この歌は3番までありますが、国歌としては1番のみを国歌とする見解があったようです。

補足とまとめ

  1. まとめ→1945年に、国歌「インドネシア・ラヤ」が採用。

インドネシアの世界遺産

インドネシアの世界遺産は9件登録されています。(文化遺産:5件 自然遺産:4件)

今回はその中から5件ピックアップしたものを紹介します。

コモド国立公園

1991年(平成3年)に、自然遺産として登録されました。

登録範囲はコモド島、リンチャ島、パダール島の3つの島が含まれています。

この場所ではコモドオオトカゲが生息していることで知られています。

このコモドオオトカゲを見ることを目的に訪れる観光客もいるようです。

コモドオオトカゲ以外にも珍しい動物も生息しており、多様性などが評価されました。

スマトラの熱帯雨林遺産

2004年(平成16年)に、自然遺産として登録されました。

名称の通り、スマトラ島に位置する世界遺産です。

この世界遺産は、3つの保護された国立公園から構成されています。

この地域でしか見ることのできない動物も生息し、多種多様な生物と自然的景観が評価されました。

2011年(平成23年)には、様々な背景により、危機遺産に登録されています。

バリ州の文化的景観:トリ・ヒタ・カラナの哲学を表現したスバック・システム

2012年(平成24年)に、文化遺産として登録されました。

この世界遺産はインドネシアのバリ島に位置しています。

「トリ・ヒタ・カラナ」は、三者の調和を示した哲学となります。

ここでいう三者とは「神と人」「自然と人」「人と人」になります。

スバックは農地に水を上手く配分される仕組みを指したものです。

プランバナン寺院遺跡群

1991年(平成3年)に、文化遺産として登録されました。

ジャワ島の中部に位置している、寺院が中心の世界遺産となっています。

これらはヒンドゥー教にまつわる寺院が中心となっています。

歴史は古く、9世紀には建築されたものと言われていますが、正確には分かっていない部分も多いようです。

当時はジャワ島の中でも、広い面積を誇る場所でした。

ボロブドゥル寺院遺跡群

1991年(平成3年)に、文化遺産として登録されました。

こちらもジャワ島に位置している遺跡群となっています。

この世界遺産は、仏教の寺院群となっています。

仏教が繁栄した時期に建設されたものとされていますが、建てられた年な明確には分かっていません。(9世紀頃とはされています。)

この遺跡は、仏教における建築の最高傑作とも言われているようです。

補足とまとめ

  1. 危機遺産→世界遺産としての価値が失われてしまう危機にあるものが対象。
  2. ボロブドゥル→「ボロブドゥール」とも表記される。

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