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【インド知識まとめ】インドの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

インドの概要

インドはアジアに位置している国で、首都はニューデリーです。

一般的にはインドの名称で呼ばれますが、「インド共和国」と表記する場合もあります。

漢字では「印度」を始め、「応帝亜」「印第亜」などが見られ、漢字1文字で「印」と表記されます。

主な産業として農業やIT産業などが挙げられ、石油製品なども輸出しています。

面積と人口は世界でも上位に入り、特に人口は世界2位を誇っています。

補足とまとめ

  1. ニューデリー→「デリー」という名称も使われる。
  2. まとめ→アジアに位置しており、首都はニューデリー。漢字では「印度」「印」などで表記され、人口は世界2位。

インドの面積・人口・人口密度

面積:3,287,469k㎡

人口:約1,380,000,000人 人口密度:約419.7人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→インド基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。
  3. 面積について→資料によっては若干のばらつきがある。

インドの由来

インドの名称はインダス川からきているとされています。

インダス川は大河といった意味を持つ「シンド(またはスィンド)」と呼ばれていたそうです。

そこから転じていき、英語で「インディア」、日本でもインドと呼ばれるようになりました。

また、インドで多く話されるヒンディー語では国名の正式名称は「バーラト」とされています。

これはインドに存在し、影響を大きく与えたとされる「バラタ族」に由来しています。

補足とまとめ

  1. まとめ→インドの国名は、インダス川が由来となっている。

インドの地域区分

インドの地域は28の州と8の連邦直轄領に分けられています。

それぞれの名称と政治の中心都市を合わせて紹介します。(50音順)

アーンドラ・プラデーシュ州

インドの南部に位置しており、中心都市は「ハイデラバード」になります。

アソム州

インドの東部に位置しており、中心都市は「ディスプル」になります。

アルナーチャル・プラデーシュ州

インドの東部に位置しており、中心都市は「イーターナガル」になります。

ウッタラーカンド州

インドの北部に位置しており、中心都市は「デヘラードゥーン」になります。

ウッタル・プラデーシュ州

インドの北部に位置しており、中心都市は「ラクナウ」です。

オリッサ州

インドの東部に位置しており、中心都市は「ブバネーシュワル」になります。

カルナータカ州

インドの南部に位置しており、中心都市は「ベンガルール」になります。

グジャラート州

インドの西部に位置しており、中心都市は「ガンディーナガル」になります。

ケーララ州

インドの南部に位置しており、中心都市は「ティルヴァナンタプラム」になります。

ゴア州

インドの西部に位置しており、中心都市は「パナジ」になります。

シッキム州

インドの東部に位置しており、中心都市は「ガントク」になります。

ジャールカンド州

インドの東部に位置しており、中心都市は「ラーンチー」になります。

タミル・ナードゥ州

インドの南部に位置しており、中心都市は「チェンナイ」になります。

チャッティースガル州

インドの中央部に位置しており、中心都市は「ラーイプル」になります。

テランガーナ州

インドの中央部に位置しており、中心都市は「ハイデラバード」になります。

トリプラ州

インドの東部に位置しており、中心都市は「アガルタラ」になります。

ナガランド州

インドの東部に位置しており、中心都市は「コヒマ」になります。

西ベンガル州

インドの東部に位置しており、中心都市は「コルカタ」になります。

ハリヤーナー州

インドの北部に位置しており、中心都市は「チャンディーガル」になります。

パンジャーブ州

インドの北部に位置しており、中心都市は「チャンディーガル」になります。

ビハール州

インドの東部に位置しており、中心都市は「パトナ」になります。

ヒマーチャル・プラデーシュ州

インドの北部に位置しており、中心都市は「シムラー」になります。

マディヤ・プラデーシュ州

インドの中央部に位置しており、中心都市は「ボーパール」になります。

マニプル州

インドの東部に位置しており、中心都市は「インパール」になります。

マハーラーシュトラ州

インドの西部に位置しており、中心都市は「ムンバイ」になります。

ミゾラム州

インドの東部に位置しており、中心都市は「アイゾール」になります。

メーガーラヤ州

インドの東部に位置しており、中心都市は「シロン」になります。

ラージャスターン州

インドの西部に位置しており、中心都市は「ジャイプル」になります。

アンダマン・ニコバル諸島連邦直轄領

インドの南東に位置する島々からなり、中心都市は「ポートブレア」になります。

ジャンムー・カシミール連邦直轄領

インドの北部に位置しており、元々はジャンムー・カシミール州が存在していた場所が分割されて誕生しました。(ジャンムー・カシミール州の西側にあたる)

チャンディーガル連邦直轄領

インドの北部に位置している都市で、「ハリヤーナー州」「パンジャーブ州」の中心都市にもなっています。

ダードラー・ナガル・ハヴェーリー及びダマン・ディーウ連邦直轄領

主にグジャラート州に位置している連邦直轄領で、中心都市は「ダマン」になります。

デリー首都圏

インドの首都を始め、いくつかの州を含んでいる地域の名称です。

ポンディシェリ連邦直轄領

主にインドの南部側に位置しており、ケーララ州、タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州に接しています。

ラクシャディープ連邦直轄領

インドの南西に位置している島々からなり、中心都市は「カバラティ」になります。

ラダック連邦直轄領

インドの北部に位置しており、こちらもジャンムー・カシミール州が分割されてできた地域です。(ジャンムー・カシミール州の東側にあたる)

補足とまとめ

  1. 連邦直轄領→独自の行政をもつ、政府によって治められる地域。
  2. 中心都市→一部の都市は州をまたがっているため、州は別でも都市は同じことがある。
  3. まとめ→インドの地域は28の州と8の連邦直轄領に分けられる。

インドの気候

インドの気候は、面積が広いことから地域によって異なります。

全体的にみると暑く、51度を記録した地域もあります。

3月~5月

この時期が一番インドで気温が高くなる傾向にあります。

その気温は40度近くなることも多く、厳しい暑さとなっています。

6月~8月

この時期から雨季となり、降水量が増えてきます。

その影響で湿度も増え、気温も高いままなので過ごしにくい時期となります。

9月~11月

地域によって差はありますが、11月からは全体的に乾期となります。

降水量が少なくなっていき、気温も少し下がる傾向にありますが、大きく下がることはほとんどありません。

12月~2月

乾期はまだ続いており、雨の降る日は少なくなっています。

この時期でも気温は大きく下がることはなく、比較的過ごしやすい気候となっています。

補足とまとめ

  1. まとめ→インドの気候は全体的にみると気温が高いことが特徴。11月からの乾期の時期は降水量が少なく、6月からの雨季の時期は多くなるが、どの時期でも気温は基本的に高い地域が多い。

現在のインド大統領

現在のインド大統領には、ラーム・ナート・コヴィンドさんが就任しています。

1945年(昭和20年)10月1日生まれで、現在のウッタル・プラデーシュ州出身です。

2017年(平成29年)7月25日より大統領を務めており、今回初当選となります。

大統領になる前はインドのビハール州で知事を務めていました。

大学では法学部を卒業しており、弁護士としても活躍した人物です。

補足とまとめ

  1. 大統領名→「ラーム・ナート・コーヴィンド」などいくつかの表記もみられる。
  2. まとめ→2017年からラーム・ナート・コヴィンドさんが大統領を務めている。

インドの国章・国旗

インドの国章

1950年(昭和25年)1月26日に、国章が制定されました。

このデザインは、アショーカの獅子柱頭が元になっているとされます。

これはインドで発掘された彫刻で、4頭のライオンが背中合わせになっているため、後ろにいるライオンは国章に描かれていません。

アショーカは当時の王であり、仏教を守護してきた人物です。

下に書かれている文字は「真実のみが勝利する」といった意味をもっています。

インドの国旗

1947年(昭和22年)7月22日に、現在の国旗が制定されました。

上の色はサフランと呼ばれる色で、オレンジなどに近いとされ、ヒンドゥー教を象徴しています。

そして緑色はイスラム教、白色はこの2つの宗教の和解や平和を表しているとされています。

中央に位置しているものは、「アショーカ・チャクラ」と呼ばれる紋章です。

これは仏教の法を意味する紋章で、神殿の柱などに使われたとされます。

補足とまとめ

  1. まとめ→国章は1950年、国旗は1947年に制定された。国章はアショーカの獅子柱頭の4頭のライオンの彫刻が元になっている。国旗は上からサフラン、白、緑が使用され、中央にはアシューカ・チャクラと呼ばれる紋章が描かれている。

インドのシンボルになっている鳥・樹・花・獣・爬虫類・海洋哺乳類・石

インドの国鳥「インドクジャク」

時期は不明ですが、インドの国鳥にインドクジャクが選ばれています。

その名称の通り、インドを中心に分布しています。

生息している地域によっては神聖な鳥として扱われていることもありますが、日本などでは被害が出ていることから駆除されることもあります。

インドの国樹「インドボダイジュ」

時期は不明ですが、インドの国樹にインドボダイジュが選ばれています。

「テンジクボダイジュ」といった別名も持っています。

仏教を創った釈迦が悟りを開いた場所にこの樹はあったといわれています。

インドの国花「ハス」

時期は不明ですが、インドの国花にハスが選ばれています。

宗教にも関連しており、仏教では慈悲の象徴、極楽浄土の花とされています。

また、ヒンドゥー教においても清らかな象徴として度々登場しています。

インドの国獣「ベンガルトラ」

時期は不明ですが、インドの国獣にベンガルトラが選ばれています。

人間の手によって生息数は激減していましたが、保護の理解も高まり増加しつつあるようです。

しかし、それでも絶滅の恐れがある動物とされています。

インドの国の爬虫類「キングコブラ」

時期は不明ですが、インドの国の爬虫類としてキングコブラが選ばれています。

インドを含む周辺の国に主に分布しており、5メートルを越える大きさのキングコブラが発見されたこともありました。

国によっては神聖な動物としていることもあります。

インドの国の海洋哺乳類「ガンジスカワイルカ」

時期は不明ですが、インドの国の海洋哺乳類にガンジスカワイルカが選ばれています。

インドにまたがっている、ガンジス川を中心に生息しています。

他の川にも生息が確認されていますが、場所によってごくわずかの数ともされています。

インドの国石「真珠」

時期は不明ですが、インドの国石に真珠が選ばれています。

インドとスリランカの間にあるポーク海峡の周辺が主な産地として知られます。

この海峡周辺での真珠は数千年とされる長い歴史を持っています。

補足とまとめ

  1. 国獣→ベンガルトラが広く知られているが、国の遺産動物としてインドゾウも選ばれている。また、国の象徴としてハヌマンラングールという猿もいるとされる。
  2. ガンジスカワイルカの写真→見つからなかったため、他の種類で代用。
  3. まとめ→時期は不明だが、国鳥「インドクジャク」国樹「インドボダイジュ」国花「ハス」国獣「ベンガルトラ」国の爬虫類「キングコブラ」国の海洋哺乳類「ガンジスカワイルカ」国石「真珠」が選ばれている。

インドの国歌

ジャナ・ガナ・マナ

1950年(昭和25年)1月24日に、国歌として制定されました。

作詞・作曲ともにラビンドラナート・タゴールさんが手掛けました。

詩人であるとともに、作曲家でもあり、アジア人で初めてノーベル賞を受賞した人物でもあります。

日本語訳では「人々の意思」といった意味があり、「インドの朝」という名称でも広く知られています。

元々は5番まであるようですが、国歌として歌われるのは1番のみとなっています。

補足とまとめ

  1. まとめ→1950年に、国歌「ジャナ・ガナ・マナ」が制定。

インドの世界遺産

インドの世界遺産は、38件登録がされています。(文化遺産:30件 自然遺産:7件 複合遺産:1件)

今回はその中から5件ピックアップしたものを紹介します。

アジャンター石窟群

1983年(昭和58年)に、文化遺産として登録されました。

マハーラーシュトラ州の北部に位置する世界遺産です。

その数30にもなる石窟が断崖をくりぬいて作られています。

仏教の発展に伴い、数々の壁画が彫られました。

その後は長年存在自体が忘れ去られていたようですが、狩猟をしていたイギリス人士官がトラに襲われたことがきっかけでこの石窟群は発見されました

エローラ石窟群

1983年(昭和58年)に、文化遺産として登録されました。

マハーラーシュトラ州の州都であるムンバイに位置しています。

こちらも崖を掘って作られており、34の石窟群があります。

その石窟は仏教だけではなくヒンドゥー教、ジャイナ教の複数の宗教が関わるものが発見されています。

仏像や美術的な作品も多数見られており、「インド宗教芸術の宝庫」ともいわれているそうです。

コナーラクのスーリヤ寺院

1984年(昭和59年)に、文化遺産として登録されました。

オリッサ州にある都市、コナーラクに位置しています。

スーリヤとはインド神話に登場する太陽神を指します。

その太陽神を祀っている寺院であり、複数の彫刻も描かれています。

この寺院はヒンドゥー教によるものであり、馬車に乗っていたとされることから車輪も作られています。

タージ・マハル

1983年(昭和58年)に、文化遺産として登録されました。

この世界遺産は、ウッタル・プラデーシュ州にあるアーグラという都市に位置します。

これは1632年(寛永9年)から「アグラ」という町に長い年月をかけて建てられました。

当時の皇帝が、亡くなってしまった妃の為に建築したといわれています。

タージ・マハルは数あるイスラム建築の中でも特に美しい建築物とされています。

デリーのフマユーン廟

1993年(平成5年)に、文化遺産として登録されました。

インドの首都であるデリーに位置している世界遺産となります。

当時の皇帝であるフマユーンのお墓として建てられました。

実際には妃や王子などの様々な人物が埋葬されています。

広大な庭園もあり、この建築方法はタージ・マハルにも影響を与えたとされています。

補足とまとめ

  1. 読み→「石窟(せっくつ)」「廟(びょう)」
  2. 石窟群→「石窟寺院群」とも呼ばれる。
  3. コナーラクのスーリヤ寺院→「コナーラクの太陽神寺院」とも呼ばれる。
  4. まとめ→インドの世界遺産は、文化遺産が30件、自然遺産が7件、複合遺産が1件の計38件が登録されている。

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