エスワティニの概要
エスワティニはアフリカ大陸の南部に位置する国で、首都はムババーネです。
日本での正式名称は「エスワティニ王国」となります。
漢字では「斯威士蘭」と表記され、1文字での表記は見つかりませんでした。
農林業が主要な産業の1つであり、砂糖などが割合を占めています。
エスワティニ王国は改名したあとの名称であり、元々は「スワジランド王国」と呼ばれていました。
補足とまとめ
- まとめ→アフリカ大陸に位置する国で首都はムババーネ。漢字では「斯威士蘭」と表記され、砂糖などの農林業が主要な産業の1つ。
エスワティニの面積・人口・人口密度
面積:約17,000k㎡
人口:約1,200,000人 人口密度:約70.5人/k㎡
補足とまとめ
- 面積参照→エスワティニ基礎データ|外務省より。
- 人口参照→世界人口白書2020年版より。
エスワティニの由来
エスワティニの名称はスワジ語からきています。
スワジ語はエスワティニで話される言語で、国名は「スワジ人の場所」といった意味になります。
上記概要の項目でも触れましたが、元々は「スワジランド」といった名称でした。
この名称も「スワジ人の国」といった意味があり、どちらも国民を表しています。
改名されたのは、スワジ語と英語が混じった国名であることが理由とされています。
補足とまとめ
- スワジランド→「スワジ」がスワジ語、「ランド」が英語。
- まとめ→エスワティニの名称は、現地の人々を表す「スワジの場所」という意味からきている。
エスワティニの地域区分
エスワティニの地域は大きく分けると4つの地方に分けられます。
それぞれの名称と、中心都市を合わせて紹介します。(50音順)
シセルウェニ地方
エスワティニの南部に位置しており、中心都市は「ンランガーノ」になります。
ホホ地方
エスワティニの北部に位置しており、中心都市は「ムババーネ」になります。
マンジニ地方
エスワティニの中央部に位置しており、中心都市は「マンジニ」になります。
ルボンボ地方
エスワティニの東部に位置しており、中心都市は「シテキ」になります。
補足とまとめ
- まとめ→エスワティニの地域は、4つの地方に分けられる。
エスワティニの気候
エスワティニの気候は、年間を通して比較的温暖です。
地域によって降水量は変わりますが、雨季と乾季に分かれる気候となっています。
3月~5月
3月は降水量も多いですが、5月になるとかなり減ってきます。
また、比較的温暖ではありますが、時間帯によっては冷えることもあります。
6月~8月
この時期は乾季の為、降水量としては少ない傾向にあります。
しかし、やはり寒暖差はあるので注意が必要となってきます。
9月~11月
この時期から降水量は徐々に増えてくる傾向にあります。
一方で最低気温は前の季節に比べると上がっています。
12月~2月
年間を通して一番降水量が多くなる時期となっています。
エスワティニはこの季節でも温暖であるため、厳しい寒さとはなりません。
補足とまとめ
- まとめ→エスワティニの気候は年間を通して温暖であることや、雨季と乾季にはっきり分かれるのが特徴。
現在のエスワティニ国王
現在のエスワティニ国王には、マコセティブ・ドラミニさんが君臨しています。
1968年(昭和43年)4月19日生まれ、マンジニ出身です。
国王には1986年(昭和61年)4月25日から就いています。
上記の名前は本名であり、基本的には「ムスワティ3世」で通っています。
教養を身に付けるため、イギリスに留学経験もあります。
補足とまとめ
- まとめ→1986年から、マコセティブ・ドラミニさんが国王に就いている。
エスワティニの国章・国旗
エスワティニの国章
1968年(昭和43年)に、現在の国章が制定されました。
中央に描かれている盾は防御を表しており、民族の伝統的なものとなっています。
この盾の上にあるのは、収穫祭で使われる冠です。
そして左右にいる動物はそれぞれ、王を象徴するライオンと、女王を象徴するゾウとなります。
最後に下に書かれている文字は「我々は巨大な要塞なり」という国のモットーが書かれています。
エスワティニの国旗
1968年(昭和43年)10月6日に、国旗が制定されました。
まず中央に描かれているのは、民族の伝統的な盾と槍です。
白色と黒色に分かれているのは、白人と黒人の共存を表しているからです。
そして、上下の青色は平和や空を、赤色は過去や自由を象徴しています。
間にある黄色は、鉱物資源を象徴しているとされています。
補足とまとめ
- まとめ→1963年に国章と国旗が制定。国章は盾に冠、左右にライオンとゾウ、下には国のモットーが書かれている。国旗は中央に盾と槍が描かれ、その他、青、黄、赤の色が使用される。
エスワティニのシンボルになっている鳥・獣
エスワティニの国鳥、国獣に関してはそれぞれ国鳥「ズグロエボシドリ」国獣「トムソンガゼル」という情報が見られましたが、情報としては少なかったため、今回名称だけの紹介とします。
国花に関してはエスワティニにはないと思われます。
エスワティニの国歌
おお神よ、スワジに祝福を与えたまえ
1968年(昭和43年)に、エスワティニの国歌が制定されました。
この国歌はエスワティニが独立した際に採用されています。
曲調としては、現地の音楽とヨーロッパの音楽が融合したものとなっているようです。
歌詞としては、タイトルにもあるように神にまつわるものがでてきます。
また、国王への感謝などを掲げる歌詞もあります。
補足とまとめ
- まとめ→1968年に国歌「おお神よ、スワジに祝福を与えたまえ」が制定。
エスワティニの世界遺産
現在エスワティニに世界遺産はありません。
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