エリトリアの概要
エリトリアはアフリカ大陸の東部に位置する国で、首都はアスマラです。
日本での正式名称は「エリトリア国」となっています。
漢字では「厄立特利亜」「以勒得里亜」などで表記されます。
農業に従事する国民も多く、工業の分野でも経済の主要な産業となっています。
国としては改善している部分もありますが、政治体制や難民など問題は大きく残っています。
補足とまとめ
- 難民→何らかの理由により、住んでいる場所から追われてしまった人々。
- まとめ→アフリカ大陸に位置しており、首都はアスマラ。農業に従事する国民が多く、難民など問題も多く残っている国。
エリトリアの面積・人口・人口密度
面積:約117,600k㎡
人口:約3,500,000人 人口密度:約29.7人/k㎡
補足とまとめ
- 面積参照→エリトリア基礎データ|外務省より。
- 人口参照→世界人口白書2020年版より。
エリトリアの由来
エリトリアの名称は、国が位置している場所に由来して誕生しました。
それは、この国が面している海の名称が紅海であることに関係しています。
エリトリアは、イタリアによって名付けられた名称にちなむといわれています。
イタリアが支配していた際に「エリスラエウム」といった名称で呼ばれていました。
これはラテン語で紅海を意味する言葉であるようです。
補足とまとめ
- 読み→「紅海(こうかい)」
- エリスラエウム→情報により名称は若干異なるが大体近い表記にはなる。
- まとめ→エリトリアの名称は、紅海に面していたことからラテン語で「エリスラエウム」とつけられ、それが転じたものとなる。
エリトリアの地域区分
エリトリアの地域は、6つの地方に大きく分けられています。
それぞれの地方の名称と、行政における中心都市を合わせて紹介します。(50音順)
アンセバ地方
エリトリアの西部に位置しており、中心都市は「ケレン」になります。
ガシュ・バルカ地方
エリトリアの西部に位置しており、中心都市は「バレンツ」になります。
セメナウィ・ケイバハリ地方
エリトリアの北部に位置しており、中心都市は「マッサワ」になります。
デブバウィ・ケイバハリ地方
エリトリアの南東部に位置しており、中心都市は「アッサブ」になります。
デブブ地方
エリトリアの南部に位置しており、中心都市は「メンデフェラ」になります。
マアカル地方
エリトリアの中央部に位置しており、中心都市は「アスマラ」になります。
補足とまとめ
- まとめ→エリトリアの地域は6の地方に分けられている。
エリトリアの気候
エリトリアの気候の特徴の1つとして、地域差が大きいことが挙げられます。
面積は小さいながらも、標高の差が離れていることが多様な気候を生み出す理由です。
3月~5月
地域によっては、4月頃からかなり暑くなってきます。
年間を通して5月が最も暑いという地域もあるようです。
6月~8月
この時期になるとほとんどの地域で最も暑い季節となります。
降水量もこの時期が最も多くなる傾向にあります。
9月~11月
9月頃はまだまだ暑く、40度近い気温となる日もあります。
一方で11月になると朝晩一気に冷える地域もあり、服装には注意が必要です。
12月~2月
この時期でも比較的温暖ではありますが、1日の気温差が大きいです。
夜などの時間によっては気温0度ぐらいまで落ち込むこともあるようです。
補足とまとめ
- まとめ→エリトリアの気候は比較的温暖ではあるが、地域による気温差などが大きく変わることが特徴。
現在のエリトリア大統領
現在のエリトリア大統領には、イサイアス・アフォルキさんが就任しています。
1946年(昭和21年)2月2日生まれ、アスマラの出身です。
大統領には、1993年(平成5年)5月24日から務めています。
エリトリアが独立してから初めての大統領であり、長い期間その地位にいます。
しかし、これは憲法が施行おらず、選挙が行われていないことが原因となっています。
補足とまとめ
- 大統領名→「イサイアス・アフェウェルキ」の表記もみられる。
- まとめ→1993年からイサイアス・アフォルキさんが大統領を務めている。
エリトリアの国章・国旗
エリトリアの国章
1993年(平成5年)5月24日に、国章が制定されました。
デザインとしては、まず中央にラクダが描かれています。
そして、その周りにあるのはオリーブとなっています。
下には書かれている文字は国名を表記したものとなります。
3つの言語で書かれており、左からティグリニャ語、英語、アラビア語となります。
エリトリアの国旗
1995年(平成7年)12月5日に、国旗が制定されました。
左側に描かれているのは、国章にも使用されていたオリーブになります。
緑色、赤色、青色が使用されていますが、国旗に良くある線のように配色していません。
赤色に理由があり、戦いで流れた血を表していますが、右にいくほど細くなるのは、将来的に血を流すことがなくなってほしいという理由が込められているからとされています。
その他、緑色は土地や農業、青色は海を象徴しています。
補足とまとめ
- まとめ→国章は1993年に制定され、ラクダにオリーブ、3言語で国名を表記したデザイン。国旗は1995年に制定され、左にオリーブが描かれ、緑、赤、青の色が使用される。
エリトリアのシンボルになっている鳥・花・獣
エリトリアの国鳥「ホオジロエボシドリ」
時期は不明ですが、エリトリアの国鳥にホオジロエボシドリが選ばれています。
分布としてはエリトリア勿論のこと、エチオピアにも生息しています。
生息する範囲としてはそこまで広くはありません。
エリトリアの国花「コーヒーの花」
時期は不明ですが、エリトリアの国花にコーヒーの花が選ばれています。
エリトリアにおいてはコーヒー・セレモニーという伝統もあります。
今回コーヒーの種類が不明だった為、上記の画像とは違うものになるかもしれません。
エリトリアの国獣「ラクダ」
時期は不明ですが、エリトリアの国獣にラクダが選ばれています。
ラクダはエリトリアの国章にも描かれています。
また、ラクダの他にライオンも国獣に選ばれているようです。
補足とまとめ
- まとめ→時期は不明だが、国鳥「ホオジロエボシドリ」国花「コーヒーの花」国獣「ラクダ」「ライオン」が選ばれている。
エリトリアの国歌
エリトリア、エリトリア、エリトリア
1993年(平成5年)に、エリトリアの国歌が制定されました。
エリトリアが独立した直後に採用されたものになります。
作詞や作曲した人物の詳細は情報が少なく不明でした。
また、この国歌が作られた背景などの情報もなかった為、今後分かった時点で追記します。
歌詞としては、過去から解放され独立国となったことなどが書かれています。
補足とまとめ
- まとめ→1993年に国歌「エリトリア、エリトリア、エリトリア」が制定。
エリトリアの世界遺産
エリトリアの世界遺産は現在1件のみの登録となっています。
世界遺産の名称と、位置などの簡単な情報を今回紹介します。
アスマラ:アフリカのモダニズム都市
2017年(平成29年)に、文化遺産として登録されました。
アスマラはエリトリアの首都であり、当時の建造物などが並ぶ街並みが世界遺産となっています。
補足とまとめ
- まとめ→エリトリアの世界遺産は、文化遺産の1件のみが登録されている。
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