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【エジプト知識まとめ】エジプトの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

エジプトの概要

エジプトはアフリカ大陸に位置している国で、首都はカイロです。

日本での正式名称は「エジプト・アラブ共和国」となります。

漢字では「埃及」をはじめ、「埃及多」「厄日多」などで表記され、1文字では「埃」と表されます。

特徴の1つとして、エジプトの土地には砂漠が多いことが挙げられます。

しかし、そんな中でも農業などの産業も主要となっている国です。

補足とまとめ

  1. まとめ→アフリカ大陸に位置しており、首都はカイロ。漢字では「埃及」などで表記され、農業が主要な産業の1つであるが、砂漠地帯も多い国。

エジプトの面積・人口・人口密度

面積:約1,000,000k㎡

人口:約102,300,000人 人口密度:約102.3人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→エジプト基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。

エジプトの由来

エジプトの名称は、かつて都として栄えたメンフィスという都市に由来しています。

元々はメンフィスは「ヘト・カ・プタハ」と呼ばれていました。

この名称はプタハがいる場所などの意味があり、プタハは、この地で信仰されていた神です。

そしてギリシャの人々は呼び方が異なり、この都市を「アイギュプトス」と呼んでいたようです。

この「アイギュプトス」こそがエジプトの語源となっており、ローマに伝わる際に「エジプト」の名称に転じたものとなります。

補足とまとめ

  1. まとめ→エジプトの名称は、当時の都メンフィスがギリシャから「アイギュプトス」と呼ばれており、この名称が転じたもの。

エジプトの地域区分

エジプトの地域区分は、27の県に分けられています。

それぞれの県の名称と、県庁所在地である県都を紹介します。(50音順)

アシュート県

エジプトの中央部に位置しており、県都は「アシュート」になります。

アスワン県

エジプトの南部に位置しており、県都は「アスワン」になります。

アレクサンドリア県

エジプトの北部に位置しており、県都は「アレクサンドリア」になります。

イスマイリア県

エジプトの北部に位置しており、県都は「イスマイリア」になります。

カイロ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「カイロ」になります。

カフル・アッシャイフ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「カフル・アッシャイフ」になります。

カリュービーヤ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「バンハー」になります。

ガルビーヤ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「タンタ」になります。

北シナイ県

エジプトの北東部に位置しており、県都は「アリーシュ」になります。

ギーザ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ギーザ」になります。

ケナ県

エジプトの東部に位置しており、県都は「ケナ」になります。

シャルキーヤ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ザガジグ」になります。

スエズ県

エジプトの北東部に位置しており、県都は「スエズ」になります。

ソハーグ県

エジプトの東部に位置しており、県都は「ソハーグ」になります。

ダカリーヤ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「マンスーラ」になります。

ディムヤート県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ディムヤート」になります。

バフル・アル=アフマル県

エジプトの東部に位置しており、県都は「ハルガダ」になります。

ファイユーム県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ファイユーム」になります。

ブハイラ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ダマンフール」になります。

ブールサイード県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ポートサイド」

ベニスエフ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「ベニスエフ」になります。

マトルーフ県

エジプトの北西部に位置しており、県都は「マルサ・マトルーフ」になります。

南シナイ県

エジプトの北東部に位置しており、県都は「エルトール」になります。

ミニヤー県

エジプトの中央部に位置しており、県都は「ミニヤー」になります。

ミヌーフィーヤ県

エジプトの北部に位置しており、県都は「シビーン・コーム」になります。

ルクソール県

エジプトの東部に位置しており、県都は「ルクソール」

ワーディー・ゲディード県

エジプトの南西部に位置しており、県都は「ハルガ」になります。

補足とまとめ

  1. →情報によっては県ではなく州と訳されることもある。
  2. バフル・アル=アフマル県→「紅海(こうかい)県」とも呼ばれる。
  3. まとめ→エジプトの地域は27の県に分けられている。

エジプトの気候

エジプトの気候は全体的に砂漠気候となっています。

その為降水量が少なく、1日の気温差も大きくなります。

3月~5月

この時期の特徴として、ハムシーンと呼ばれる砂嵐が吹くことが多くなります。

年によっては5月頃がかなり気温が上がり、外出には注意が必要となってきます。

6月~8月

暑さが本格化し、更に暑さ対策が必須となる季節です。

地域によって最高気温は様々ですが、40度を越える日も多くなります。

9月~11月

9月頃までは暑さは残りますが、徐々に夏に比べると過ごしやすい気候となってきます。

それでも30度を越える最高気温を記録する地域もあります。

12月~2月

気温的には暖かさがありますが、気温差が大きいという特徴から朝晩など時間帯によってはかなり冷え込むこともあります。

年間を通して雨が少ないエジプトですが、この時期は降水量は少し多くなります。

補足とまとめ

  1. まとめ→エジプトの気候は降水量が少なく、気温が高いことが特徴。1日の気温差も大きいことから寒くなることもある。

現在のエジプト大統領

現在のエジプト大統領には、アブドゥルファッターハ・エルシーシさんが就任しています。

1954年(昭和29年)11月19日生まれ、エジプトのカイロ出身です。

大統領には、2014年(平成26年)6月8日から務めており、2期連続での当選となっています。

元々は軍人であり、筋トレという趣味ももっています。

今までの大統領とは違う政策や姿勢で政治家としての腕も評価されています。

補足とまとめ

  1. 大統領名→「アブドルファッターフ・アッ=シーシー」などの表記もみられる。
  2. まとめ→2014年からアブドゥルファッターハ・エルシーシさんが大統領を務めている。

エジプトの国章・国旗

エジプトの国章

1984年(昭和59年)10月4日に、現在の国章が制定されました。

大きく金色に描かれるワシを配しており、アラブ民族におけるシンボルの1つとなっています。

このワシは「サラディンのワシ」とも呼ばれているようです。

中央に描かれた赤、白、黒の色が配された盾は国旗を示しています。

下に書かれている文字は「エジプト・アラブ共和国」と国名になります。

エジプトの国旗

1984年(昭和59年)に10月4日に、現在の国旗が制定されました。

中央には国章にも使用された金色のワシが描かれています。

色は上から赤色、白色、黒色が使われ、それぞれ象徴しているものがあります。

まず上の赤色は革命のときの犠牲を表しています。

白色は未来を、黒色は過去をそれぞれ象徴したものとなっています。

補足とまとめ

  1. まとめ→国章・国旗ともに1984年に制定。国章は金色のワシに国旗の盾があり、下には国名が書かれています。国旗は中央に金色のワシ、そして上から赤、白、黒を使用したデザインとなる。

エジプトのシンボルになっている鳥・花

エジプトの国鳥「ソウゲンワシ」

時期は不明ですが、エジプトの国鳥にソウゲンワシが選ばれています。

時期によって生息地は変化しており、エジプトなどの地域では冬場に見ることが多いようです。

ソウゲンワシは「ステップ・イーグル」とも呼ばれており、こちらで馴染みがある人もいるかもしれません。

エジプトの国花「ロータス」

時期は不明ですが、エジプトの国花にロータスが選ばれています。

このロータスとはエジプトスイレンのことを指します。

古くからこの花は親しまれており、エジプトにおける神話によってはロータスが登場することもあるようです。

補足とまとめ

  1. まとめ→時期は不明だが、国鳥「ソウゲンワシ」国花「ロータス」が選ばれている。

エジプトの国歌

我が祖国

1979年(昭和54年)に、国歌として制定されました。

作詞はムハンマド・ユーニス・アル=カーディーさんが手掛けています。

そして作曲はサイード・ダルウィーシュさんによって作られました。

公式に制定される以前から、この歌を国歌として歌っていこともあるようです。

歌詞としてはタイトルにもなる「我が祖国」という言葉が頻繁にでてきます。

補足とまとめ

  1. まとめ→1979年に、国歌「我が祖国」が制定。

エジプトの世界遺産

エジプトの世界遺産は7件の登録がされています。(文化遺産:6件 自然遺産:1件)

今回はその中から5件ピックアップしたものを紹介します。

アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群

1979年(昭和54年)に、文化遺産として登録されました。

この世界遺産はエジプトの南部に位置しています。

この遺跡群はエジプトのアスワンにおけるダムの計画に水没する可能性があったそうです。

そこで国際的にも保護や調査といったことが行われました。

その結果様々なことも判明し、世界遺産にも登録されることとなりました。

カイロ歴史地区

1979年(昭和54年)に、文化遺産として登録されました。

名称の通り、エジプトの首都であるカイロに位置しています。

この都市はイスラム教の中心地としても発展してきました。

大きく2つの地区に分けられ、旧市街であるイスラム地区と、カイロの発祥の地であるオールド・カイロ地区があります。

宗教の施設に付随する塔をミナレットと呼びますが、その数なんと1000を越えるそうです。

古代都市テーベとその墓地遺跡

1979年(昭和54年)に、文化遺産として登録されました。

この世界遺産は、エジプトのルクソール付近に位置しています。

昔の時代に発展してきた都市で、現在も神殿や墓が残されています。

神殿においては「ルクソール神殿」「カルナック神殿」が有名です。

また、「王家の谷」「王妃の谷」と呼ばれる歴代の王と王妃の墓も広く知られています。

聖カトリーナ修道院

2002年(平成14年)に、文化遺産として登録されました。

南シナイ県に位置している修道院となっています。

この修道院は現在も使われているキリスト教の建造物において、最も歴史の長い場所だそうです。

修道院の図書館は世界的に見ても2番目の多さを誇る本があります。

その本に書かれている言語も、実に様々なものとなっています。

メンフィスとその墓地遺跡-ギーザからダハシュールまでのピラミッド地帯

1979年(昭和54年)に、文化遺産として登録されました。

ギーザのピラミッドが有名な世界遺産となっています。

たくさんのピラミッドが存在し、80近い数が残っています。

また、メンフィスは古代のエジプトにおける首都となった都市です。

神殿なども残されており、当時の様子が伺える場所となります。

その他の世界遺産

  1. アブ・メナ(文化遺産、1979年登録)
  2. ワディ・アル・ヒタン(自然遺産、2005年登録)

補足とまとめ

  1. まとめ→エジプトの世界遺産は、文化遺産が6件、自然遺産が1件の計7件が登録されている。

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