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【エクアドル知識まとめ】エクアドルの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

エクアドルの概要

エクアドルは南アメリカに位置する国で、首都はキトになります。

日本での正式名称は「エクアドル共和国」となっています。

漢字では「厄瓜多」をはじめ、「厄瓜多爾」「厄瓜得爾」などで表記されます。

主要な産業として石油や、コーヒー、カカオ、バナナなどの農業があり、輸出も盛んに行われています。

前述した通り、首都はキトになりますが、エクアドル最大の都市は別にあり、グアヤキルとなっています。

補足とまとめ

  1. まとめ→南アメリカに位置し、首都はキト、最大の都市はグアヤキルとなる。漢字では「厄瓜多」などで表記され、石油やバナナなどの農業が盛ん。

エクアドルの面積・人口・人口密度

面積:約256,000k㎡

人口:約17,600,000人 人口密度:約68.7人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→エクアドル基礎データ|外務省より。
  2. 面積について→情報によっては約283,600k㎡といった表記もみられる。
  3. 人口参照→世界人口白書2020年版より。

エクアドルの由来

エクアドルの名称は、国が位置する場所に関連して名付けられました。

それは、この国に赤道が通っていることに由来しています。

スペイン語でエクアドルは「赤道」という意味を持ち、それがそのまま国名として使用されています。

エクアドルが独立した際は、首都であるキトの名称を取る可能性もあったようです。

しかし、他の都市のことも考えた結果現在の名称に落ち着きました。

補足とまとめ

  1. 赤道→地球の中心を通り、座標を示す緯度の基準にもなっている。
  2. まとめ→エクアドルの名称はスペイン語で「赤道」という意味からきている。

エクアドルの地域区分

エクアドルの地域は現在24の県に分けられています。

それぞれの県の名称と、県庁所在地である県都を紹介します。(50音順)

アスアイ県

エクアドルの南部に位置しており、県都は「クエンカ」になります。

インバブーラ県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「イバラ」になります。

エスメラルダス県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「エスメラルダス」になります。

エル・オロ県

エクアドルの南部に位置しており、県都は「マチャラ」になります。

オレリャナ県

エクアドルの東部に位置しており、県都は「プエルト・フランシスコ・デ・オレリャナ」になります。

カニャール県

エクアドルの中央部に位置しており、県都は「アソゲス」になります。

ガラパゴス県

エクアドルから離れた島々に位置しており、県都は「プエルト・バケリソ・モレノ」になります。

カルチ県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「トゥルカン」になります。

グアヤス県

エクアドルの西部に位置しており、県都は「グアヤキル」になります。

コトパクシ県

エクアドルの中央部に位置しており、県都は「ラタクンガ」になります。

サモラ・チンチペ県

エクアドルの南部に位置しており、県都は「サモラ」になります。

サンタ・エレーナ県

エクアドルの西部に位置しており、県都は「サンタ・エレーナ」になります。

サント・ドミンゴ・デ・ロス・ツァチラス県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「サント・ドミンゴ」になります。

スクンビオス県

エクアドルの東部に位置しており、県都は「ヌエバ・ロハ」になります。

チンボラソ県

エクアドルの中央部に位置しており、県都は「リオバンバ」になります。

トゥングラワ県

エクアドルの中央部に位置しており、県都は「アンバト」になります。

ナポ県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「テナ」になります。

パスタサ県

エクアドルの東部に位置しており、県都は「プージョ」になります。

ピチンチャ県

エクアドルの北部に位置しており、県都は「キト」になります。

ボリーバル県

エクアドルの中央部に位置しており、県都は「グアランダ」になります。

マナビ県

エクアドルの西部に位置しており、県都は「ポルトビエホ」になります。

モロナ・サンティアゴ県

エクアドルの南部に位置しており、県都は「マカス」になります。

ロス・リオス県

エクアドルの西部に位置しており、県都は「ババオヨ」になります。

ロハ県

エクアドルの南部に位置しており、県都は「ロハ」になります。

補足とまとめ

  1. →情報によっては県ではなく州と表記する場合もある。
  2. まとめ→エクアドルの地域は、24の県に分けられている。

エクアドルの気候

エクアドルの気候は年間を通して暖かい気温となる地域が多いです。

しかし、標高が高いなどの理由から地域によって大きく気候の特徴が変わってきます。

3月~5月

首都であるキトでは1日の気温差が大きく、朝晩は冷え込むこともあります。

また、グアヤキルなどの地域では雨季の関係で3月頃は降水量が多いです。

6月~8月

年間を通して温暖な気候に属していることもあり、気温の上昇は基本的にありません。

そのため、キトなどでは朝晩冷え込むといったことも変わらないので注意がひつようです。

9月~11月

この時期になると降水量の差が目立つことが特徴的です。

全く降らない地域もあれば、年間を通して最も降る地域など様々です。

12月~2月

グアヤキルなどの地域では雨季となっている為、降水量が一気に多くなります。

一方で相変わらず気温に大きな変化はない為、厳しい寒さとは無縁といってもいいほどです。

補足とまとめ

  1. まとめ→エクアドルの気候は年間を通して温暖なことが特徴だが、地域によって気温や降水量など大きく変化していることも特徴的。

現在のエクアドル大統領

現在のエクアドル大統領には、ギジェルモ・ラッソさんが就任しています。

1955年(昭和30年)11月16日、エクアドルのグアヤキルで生まれました。

大統領には、2021年(令和3年)5月24日から務めています。

エクアドルにおいて第47代目の大統領となります。

ラッソさんは銀行や、グアヤス県の知事を務めていたこともある人物です。

補足とまとめ

  1. まとめ→2021年からギジェルモ・ラッソさんが大統領を務めている。

エクアドルの国章・国旗

エクアドルの国章

1900年(明治33年)に、現在の国章が制定されました。

中央に描かれているものは、エクアドルに存在するチンボラソ火山とグアヤス川となり、美しさなどを象徴しています。

船は南アメリカ西岸の地で初めて造られた船を表しており、火山の上にはおひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座と中央に星が描かれ、これは3月~7月にかけての革命の時期を表しています。

上にいる鳥はコンドルで、権力や力を象徴、その下の植物は左が月桂樹で栄光を、右がヤシの葉っぱで平和を象徴します。

国章には国旗が4つ位置しており、一番下のファスケスと呼ばれる斧と木を合わせたものは尊厳を象徴しています。

エクアドルの国旗

1860年9月26日に、現在の国旗が制定されました。

デザインとしてはまず、中央に国章が描かれています。

色に関しては上から黄色、青色、赤色の3色が使われます。

それぞれの色が表してるものは、黄色が鉱物資源と太陽です。

残りの青色が空、海、川を表し、赤色が独立時の犠牲を象徴したものとなります。

補足とまとめ

  1. まとめ→国章は1900年に制定され、火山と川、船などが中央に描かれ、上部にはコンドルが、その下には月桂樹などの植物が描かれる。国旗が4つあるのも特徴。国旗は1860年に制定され、中央に国章、上から黄、青、赤を使用したデザイン。

エクアドルのシンボルになっている鳥・樹・花

エクアドルの国鳥「アンデスコンドル」

時期は不明ですが、エクアドルの国鳥にアンデスコンドルが選ばれています。

主に南アメリカのアンデス山脈に分布しています。

コンドルは国章にも描かれているほど、親しまれている鳥となっています。

エクアドルの国樹「アカキナノキ」

時期は不明ですが、エクアドルの国樹にアカキナノキが選ばれています。

この樹は南アメリカの地が、原産となっている樹です。

蚊による感染症、マラリアの特効薬としても重宝されてきました。

エクアドルの国花「リカステ・スキンネリ」

時期は不明ですが、エクアドルの国花にリカステ・スキンネリが選ばれています。

この花は南米に自生しており、蘭の一種となっています。

また、国花にはバラや、キク科のチュキラグアという花も選ばれています。

補足とまとめ

  1. まとめ→時期は不明だが、国鳥「アンデスコンドル」国樹「アカキナノキ」国花「リカステ・スキンネリ」「バラ」「チュキラグア」が選ばれている。

エクアドルの国歌

万歳、おお祖国よ!

1948年(昭和23年)に、国歌として制定されました。

この歌自体は制定される以前からあり、1870年には首都であるキトで初めての演奏もされています。

作詞はエクアドルの詩人である、フアン・レオン・メラさんが手掛けました。

作曲はフランス人の音楽家であるアントニオ・ネウマネが手掛けています。

歌詞自体は6番までありますが、コーラスと2番の歌詞が歌われるようです。

補足とまとめ

  1. まとめ→1948年に国歌「万歳、おお祖国よ!」が制定された。

エクアドルの世界遺産

エクアドルの世界遺産は5件の登録がされています。

内訳としては文化遺産が3件、自然遺産が2件となっています。

カパック・ニャン アンデスの道

2014年(平成26年)に、文化遺産として登録されました。

この世界遺産は、アルゼンチン、コロンビア、チリ、ペルー、ボリビアとの共同のものとなっています。

カパック・ニャンとは「王の道」といった意味合いをもちます。

この道はアンデス山脈に沿って出来た道となっています。

人々にとっての交流や商業の場、防衛のための場所として機能してきました。

ガラパゴス諸島

1978年(昭和53年)に、自然遺産として登録されました。

ガラパゴス諸島は、エクアドルのガラパゴス県にあたる島々からできています。

ガラパゴス諸島の名称は「ゾウガメたちの島々」といった意味合いをもちます。

ちなみに、正式名称では「コロン諸島」と呼ばれるようです。

また、「種の方舟」とも呼ばれており、多種多様な動植物が生息していることから名付けられています。

キト市街

1978年(昭和53年)に、文化遺産として登録されました。

キトはエクアドルの首都であり、その旧市街が登録対象となっています。

元々は、キリスト教における拠点としての役割もありました。

そのこともあり、たくさんの聖堂や修道院などの建造物が建ち並んでいます。

そしてこの場所には当時の建物が、良い状態で保たれています。

サンガイ国立公園

1983年(昭和58年)に、自然遺産として登録されました。

サンガイ国立公園は、モロナ・サンティアゴ県、チンボラソ県、トゥングラワ県にある火山で構成されています。

山々の名称としては、「サンガイ山」「アルタール山」「トゥングラワ山」となります。

多種多様な動植物が分布しているのが特徴の1つです。

また、山々ということもあり、標高の高さによって生態系が変わっているのも特徴となっています。

サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区

1999年(平成11年)に、文化遺産として登録されました。

クエンカという都市はアスアイ県に位置しています。

他の世界遺産同様、当時の建造物が残された場所となります。

それらの建造物も保存状態が良く、その点も評価されたポイントとなっています。

大理石で造られた建物も多く、上の画像が代表的な建物です。

補足とまとめ

  1. 読み→「方舟(はこぶね)」
  2. カパック・ニャン アンデスの道→「アンデスの道路網カパック・ニャン」などの表記もみられる。
  3. 国立公園→自然保護を目的として指定された公園。
  4. まとめ→エクアドルの世界遺産は、文化遺産3件、自然遺産2件の計5件が登録されている。

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