スポンサーリンク

【アルジェリア知識まとめ】アルジェリアの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

アルジェリアの概要

アルジェリアは、アフリカ大陸北部に位置している国で、首都はアルジェです。

正式名称は「アルジェリア民主人民共和国」になります。

漢字では「阿爾及」「亜爾及」「阿爾及利亜」「阿留世里屋」などで表記され、漢字1文字で「留」や「阿」で表されます。

アフリカ大陸では面積が1番広く、様々な民族が暮らしています。

主な産業として農業や天然ガス、石油などが知られています。

補足とまとめ

  1. まとめ→アフリカ大陸に位置しており、首都はアルジェ。漢字では「留」や「阿」で表記される。農業や天然ガス、石油などが主要な産業。

アルジェリアの面積・人口・人口密度

面積:約2,380,000k㎡

人口:約43,900,000人 人口密度:約18.4人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→アルジェリア基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。

アルジェリアの由来

アルジェリアの名称の由来は、首都のアルジェにちなんでいます。

アルジェリアは、アラビア語では「アル・ジェザーイル」という名称があります。

これは「アルジェの国」といった意味合いを持つようです。

アルジェが島々にできたことから、島々を意味する「ジェザーイル」があてられました。

「アル・ジェザーイル」が転じた言葉「アルジェ(Alger)」に地名の語尾につける「ia」が合わさり、アルジェリアとなったとされます。

補足とまとめ

  1. アル・ジェザーイル→アルは定冠詩であり、英語の「The」のようなもの。また、ジェザーイルはジャザーイルと訳されることもある。
  2. まとめ→国名の由来は、首都アルジェにちなんでいる。これは島々などをいみする「ジェザーイル」といった言葉から生まれた。

アルジェリアの地域区分

アルジェリアの地域区分については、「○○地方」や「○○地域」といった表記は見当たらず、存在しない可能性があります。

その為、大きく見たときの地域名などはなく、県毎の区画しかないものと思われます。

また2019年に県は48県から58県に増加し、上の地図と変更点もあります。

エル・ウェッド県

「エル・ムエラ県」が北西部に新しくできました。

ガルダイヤ県

「エル・メニア県」が南部に新しくできました。

ビスクラ県

「ウレド・ジェラル県」が西部に新しくできました。

アドラール県

「ボルジュ・バジ・モウタール県」が南部に、「ティミムン県」が北部に新しくできました。

ベシャール県

「ベニ・アッベス県」が南部に新しくできました。

オアルグラ県

「トゥーグラ県」が北東部に新しくできました。

イリジ県

「ジャーネット県」が南部に新しくできました。

タマンラセット県

「イン・サラー県」が北部に、「インゲザム県」が南部に新しくできました。

補足とまとめ

  1. ガルダイヤ県→「ガルダイア県」の表記もみられる。
  2. オアルグラ県→「ワルグラ県」の表記もみられる。
  3. まとめ→大きく分けての地域区分はないと思われる。首都があるアルジェ県はアルジェリア北部に位置している。

アルジェリアの気候

アルジェリアの気候は国土が広い関係もあり、地域により様々です。

大きくみると、地中海性気候と砂漠気候の2つが大部分を占めています。

3月~5月

地中海側では5月頃を境に雨季から乾季へと変わってきます。

砂漠地帯では、日本の夏と同じような気温まで上がることもあります。

6月~8月

地中海に面した地域では乾燥はしているものの、気温はそこまで高くならない傾向にあります。

砂漠地帯では気温が40度を越える猛暑となることもあります。

9月~11月

10月になると地中海側では、降水量が増える傾向にあります。

また、9月入っても砂漠地帯では暑さがまだまだ続きます。

12月~2月

地中海に面している地域では冬の時期でも比較的温暖な気候となっています。

一方で、砂漠地帯では氷点下になることもあり、厳しい寒さとなります。

補足とまとめ

  1. 地中海性気候→年間を通して比較的温暖な気候。
  2. 砂漠気候→一日の気温差が大きく、年間を通じて降水量が少ない気候。
  3. 氷点下→気温0度以下のこと。
  4. まとめ→アルジェリアの気候は大きく分けて、地中海性気候と砂漠気候となる。3月~5月は雨季から乾季の移り変わりがあり、6月~8月は砂漠地帯が猛暑となる。9月~11月は降水量が増え、12月~2月は温暖な気候と氷点下にもなる気候に分かれる。

現在のアルジェリア大統領

現在のアルジェリア大統領には、アブデルマジド・テブンさんが就任しています。

1945年(昭和20年)11月17日うまれ、アルジェリアのナーマ県出身です。

2019年(令和元年)12月19日から大統領を務めており、今回初当選となります。

今回の大統領選は前任のブーテフリカ前大統領が辞任したことによります。

2017年(平成29年)には首相を務めたこともあります。

補足とまとめ

  1. 大統領名→アブドゥルマジード・タブーンと表記されることもある。
  2. →アルジェリア大統領第6代。
  3. まとめ→2019年からアブデルマジド・テブンさんが就任している。

アルジェリアの国章・国旗

アルジェリアの国章

1976年(昭和51年)に、現在の国章が制定されました。

三日月をはじめとするそのデザインは、イスラム教にまつわるものが多くあります。

中央には「ファーティマの手」と呼ばれる手が描かれ伝統的なシンボルとされています。

山はアフリカ大陸をまたがるアトラス山脈であり、日の出は新しい時代の象徴とされます。

植物と建物は農業と産業を表し、周りの文字は「アルジェリア民主人民共和国」と表記されています。

アルジェリアの国旗

1962年(昭和37年)7月3日に、現在の国旗が制定されました。

1962年はアルジェリアが独立した年でもあり、すぐに制定されたそうです。

国章にも使われていた三日月は同様にイスラム教の象徴とされています。

左に緑色と右に白色を使用しており、それぞ繁栄と純潔を表現しています。

アルジェリアの国旗は色や三日月の位置など事細かに規定されていることでも知られています。

補足とまとめ

  1. まとめ→1976年に国章が、1962年に国旗が制定された。国章は三日月などイスラムに関連するデザインが多く、他は植物や建物などが描かれている。国旗は中央に三日月と星を描き、緑色と白色を使用したものとなる。

アルジェリアのシンボルになっている花・石・獣

アルジェリアの国花「バラ」

時期は不明ですが、アルジェリアの国花にバラが選ばれています。

アフリカ大陸にまたがるサハラ砂漠では、「砂漠のバラ」と呼ばれるバラのような形をした石が存在しています。

大きさはまちまちですが、採れた砂漠のバラは多数出回っているようです。

アルジェリアの国石「サンゴ」

時期は不明ですが、アルジェリアの国石としてサンゴが選ばれています。

アルジェリアの漁業は様々ありますが、その中にはサンゴの漁場もあります。

サンゴの発祥の国の1つとしても名前を挙げられることもあるようです。

アルジェリアの国獣「フェネック」

時期は不明ですが、アルジェリアの国獣にフェネックが選ばれています。

キツネ属に分類されており、アルジェリアなどに分布しています。

ワールドカップでユニフォームに描かれるなど、親しまれている動物となっています。

補足とまとめ

  1. まとめ→時期は不明だが、国花に「バラ」国石に「サンゴ」国獣に「フェネック」が選ばれている。

アルジェリアの国歌

誓い

1962年(昭和37年)に、アルジェリアの国歌として制定されました。

作詞にはアルジェリアの人物であるムフディド・ザカリアさんが携わりました。

作曲はエジプトの作曲家、ムハンマド・ファウジさんが担っています。

国旗と同様に独立して間もない頃に採用したとされます。

歌詞は独立戦争の時に書かれたとされており、様々な思いが込められています。

補足とまとめ

  1. まとめ→1962年に国歌「誓い」が制定。独立戦争の際に書かれており、決意など様々な気持ちが描かれている。

アルジェリアの世界遺産

アルジェリアの世界遺産は7件登録がされています。(文化遺産:6件 複合遺産:1件)

今回はその中から5件ピックアップしたものを紹介します。

ティパサ

1982年(昭和57年)に、世界文化遺産として登録されました。

ティパサ県に位置しており、「荒廃した都市」といった意味を持っています。

古代ローマにおける遺跡群が残されており、歴史的観点からも評価を得ました。

構成している遺産として「ティパサ西部考古公園」「ティパサ東部考古公園」「死者記念塔」の3件があります。

この考古公園は保護が上手く出来ておらず、世界遺産から外れる可能性もありましたが、現在対象のリストには含まれていません。

タッシリ・ナジェール

1982年(昭和57年)に、複合遺産として登録されました。

アルジェリア南東部のサハラ砂漠に位置しており、500km程の山脈となっています。

この場所は国立公園として指定し、保護されてきました。

岩絵が多数存在しており、人々の生活をはじめ、生物の行動などが描かれています。

現在では砂漠となっていますが、当時は人々が暮らしているほど、水が多い場所であったそうです。

アルジェのカスバ

1992年(平成4年)に、世界文化遺産として登録されました。

その名称の通りアルジェに位置しており、カスバは城塞という意味があります。

現在では世界遺産になっている旧市街のことを含めてカスバと呼ばれているようです。

地形の高低差が大きいことが特徴であり、曲がりくねった道などが重なりあってできている為、独特な景観を生み出しています。

当時のものは消えてしまっているものも多くありますが、礼拝堂などは残されています。

ムザブの谷

1982年(昭和57年)に、世界文化遺産として登録されました。

ガルダイア県に位置しており、ムザブは県内にある地方の名称です。

この地域にはイスラム教の伝統を厳しく守ってきた人々が暮らしていました。

その為か、イスラム教徒以外の人はガイド付きでないと入れない場所があったりと制限もあります。

景色に関してカラーやデザインなどが統一となっていますが、これは平等から誕生したものとなっています。

ティムガッド

1982年(昭和57年)に、世界文化遺産として登録されました。

遺跡群からなっており、保存状態も良いとされています。

建設当時にはパルティア人と呼ばれる人々が暮らしていました。

しかし、歴史の中で度重なる侵略を受けたことなどが重なり、都市は姿を消してしまったようです。

そして発見されるまで、サハラ砂漠によって侵食されていましたが、それが人々の影響を受けず、良い保存状態になったとされています。

補足とまとめ

  1. 複合遺産→文化遺産と自然遺産の登録基準をそれぞれ1項目以上クリアしたもの。
  2. まとめ→アルジェリアの世界遺産は、文化遺産が6件、複合遺産が1件の計7件が登録されている。

コメント