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【アフガニスタン知識まとめ】アフガニスタンの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

アフガニスタンの概要

アフガニスタンはユーラシア大陸のアジアに位置している国で、首都はカブールになります。

正式には「アフガニスタン・イスラム共和国」となっています。

漢字では「亜富汗斯坦」「阿富汗斯坦」「阿富汗斯」「阿富汗」などの表記が見られ、1文字で「単」と表されます。

アフガニスタンは様々な民族が住んでいる国となっています。

また、国民のほとんどがイスラム教で、その数は99%とも言われています。

補足とまとめ

  1. カブール→こちらの名称が主に使われるが、カーブルとも呼ばれる。
  2. まとめ→ユーラシア大陸、アジアに位置しており、名称は「アフガニスタン・イスラム共和国」。首都はカブールで漢字で「単」と表記される。国民の99%がイスラム教とされる。

アフガニスタンの面積・人口・人口密度

面積:652,225k㎡

人口:約38,928,340人 人口密度:約59.6人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→アフガニスタン基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→アフガニスタンの2020年の人口ピラミッドより。
  3. 面積について→資料によっては652,900k㎡という数値も見られた。

アフガニスタンの由来

アフガニスタンの名称の由来には民族などが由来しています。

国内で最大級の人口を誇っている、アフガン人などと呼ばれる民族がいます。

そこにペルシア語で国や地方の意味を持つ「スタン」という言葉と合わせたものが転じて誕生しました。

つまり、「アフガン人の国」といった意味合いをもっています。

余談ですが、アフガニスタンではダリー語が公用語となっており、これはペルシア語が元になるとされます。

補足とまとめ

  1. アフガン人→他にパシュトゥーン人といった表記でみられる。
  2. まとめ→国名の由来は、最大民族である「アフガン人」と国などを意味する「スタン」からとされる。

アフガニスタンの地域区分

アフガニスタンは大きく分けると、8つの地方に分類されます。

中央高地地方

アフガニスタン中央辺りに位置し、「バーミヤン州」があります。

首都圏地方

アフガニスタン東部に位置し、「カブール州」「カーピーサー州」「ローガル州」「パンジシール州」「パルヴァーン州」「ヴァルダク州」があります。

南東部地方

アフガニスタン南東部に位置し、「ガズニー州」「ホースト州」「パクティヤー州」「パクティーカー州」があります。

南部地方

アフガニスタン南部に位置し、「ウルーズガーン州」「カンダハール州」「ザーブル州」「ダーイクンディー州」「ニームルーズ州」「ヘルマンド州」があります。

西部地方

アフガニスタン西部に位置し、「ゴール州」「バードギース州」「ファラー州」「ヘラート州」があります。

北西部地方

アフガニスタン北部に位置し、「サマンガーン州」「サーレポル州」「ジョウズジャーン州」「バルフ州」「ファーリヤーブ州」があります。

北東部地方

アフガニスタン北東部に位置し、「クンドゥズ州」「タハール州」「バグラーン州」「バダフシャーン州」があります。

東部地方

アフガニスタン首都圏地方より東部に位置し、「クナル州」「ナンガルハール州」「ヌーリスターン州」「ラグマーン州」があります。

補足とまとめ

  1. 州の表記→州ではなく県で表記されることもある。
  2. ジョウズジャーン州→上の地図では「ジューズジャーン表記」。
  3. ゴール州とダーイクンディー州→中央高地地方に分類されるケースもある。
  4. まとめ→アフガニスタンは8つの地方に分けられる。首都であるカブールは首都圏地方に位置している。

アフガニスタンの気候

アフガニスタンは地域により差はありますが、大陸性の気候となっています。

標高が高い地域が多いこともあり、寒暖差が大きいことが特徴として挙げられます。

春(3月~5月)

徐々に暖かさが戻りますが、日中に比べ朝晩は寒くなります。

3月と4月は降水量が年間を通して最も多くなる傾向にあります。

夏(6月~8月)

気温は一気に上がり、乾燥していることが特徴です。

また、1日の寒暖差も大きくなる傾向にあります。

秋(9月~11月)

9月はまだ暑いですが、11月には途端に冷え込んできます。

降水量も少なく、雨の降る日もほとんどありません。

冬(12月~2月)

雪が降ることは多くありませんが、寒さが厳しい時期となります。

また、この時期は降水量も増える傾向にあります。

補足とまとめ

  1. 春と秋→今回3ヶ月毎に区切っていますが、一般的に春と秋は短く1ヶ月程度と言われています。
  2. まとめ→アフガニスタンは大陸性の気候となる。春は降水量が最も多い傾向にあり、夏はとても暑く、乾燥している。秋は9月は暑さがまだ続き、冬は寒さがかなり厳しくなる。

現在のアフガニスタン大統領

現在のアフガニスタン大統領には、アシュラフ・ガーニさんが就任しています。

1949年(昭和24年)2月12日生まれ、アフガニスタンのローガル州出身です。

2014年(平成26年)9月29日から大統領を務めており、現在2期目となっています。

カブール大学の学長などの経歴があり、人類学にも通じています。

支持している人々にも高い知識などを持った人が多いと言われています。

補足とまとめ

  1. 大統領名→「ガニー」や「ガニ」といった表記も見られる。外務省表記では「ガーニ」。
  2. →アフガニスタン大統領第11代。
  3. まとめ→2014年からアシュラフ・ガーニさんが就任している。

アフガニスタンの国章・国旗

アフガニスタンの国章

出典:アフガニスタン – Wikipedia

正確な時期は不明ですが、国章が制定されました。

中央には礼拝堂にまつわるものが描かれ、その上は朝日が昇る様子を表しています。

礼拝堂の下には独立に関連した年、イスラム暦1298年の記載があります。

上の文字にはイスラム教の信仰について書かれ、国章下の文字はアフガニスタンと表記されています。

国旗も2つ配しており、外側はリボンをかけた小麦が囲んでいるデザインとなります。

アフガニスタンの国旗

2013年(平成25年)8月19日に、国旗が制定されました。

黒色と赤色、緑色の3色が使用され、中央には国章が置かれています。

それぞれの色の意味ですが、まず黒色は侵略と抑圧の歴史などの過去を表しています。

赤色は独立運動の際の犠牲、緑色は自由と平和、未来への希望をそれぞれ表現しているとされます。

長い歴史の中で、国旗は様々な変更があり、1,2年で変わった時期もありました。

補足とまとめ

  1. 国章制定時期→国旗の制定時期と大きくずれるなどの、様々な不確定要素があったため、今回は不明と記載。
  2. まとめ→2013年に国旗が制定、国章の時期は不明。国章は礼拝堂やイスラム教に関わる文字、小麦など複雑なデザインとなる。国旗は国章を中央に配し、黒、赤、緑の3色を用いたデザインとなる。

アフガニスタンのシンボルになっている花・獣

アフガニスタンの国花「赤いチューリップ

時期は不明ですが、アフガニスタンの国花として、赤いチューリップが指定されています。

種類だけでなく、色まで指定している珍しい例となっています。

カブールからバルフ州にある都市、マザーリシャリーフに向かう途中など、見事に群生している地域があるようです。

アフガニスタンの国獣「アルガリ」

時期は不明ですが、アフガニスタンの国獣として、アルガリが指定されています。

アルガリは羊を意味しており、主にアフガニスタン東部の地域に分布しています。

年々数は減少しており、絶滅の恐れも出てきています。

補足とまとめ

  1. まとめ→時期は不明だが、国花に「赤いチューリップ」国獣に「アルガリ」が指定されている。

アフガニスタンの国歌

アフガニスタンの国歌

2006年(平成18年)5月に、アフガニスタンの国歌として制定されました。

歌詞はアフガニスタンの詩人でもある人物が作詞をしました。

作曲はドイツの作曲家により手掛けられ、国歌は完成しました。

歌詞の中で様々な民族が登場し、共存していく姿勢が見えます。

最後にはイスラム教であることからか、神とされるアッラーの表記も見られます。

補足とまとめ

  1. まとめ→2006年に国歌「アフガニスタンの国歌」が制定。様々な民族やアッラーが登場する。

アフガニスタンの世界遺産

ジャームのミナレットと考古遺跡群

2002年(平成14年)に、世界文化遺産として登録されました。

ゴール州に位置しており、ミナレットは一般的にイスラム教の施設に付随する塔となっています。

先が尖ったような姿をしており、日本では尖塔ともよばれます。

このミナレットは礼拝堂などが見つからず、何故建てられたのかは様々な説があるものの、分かってはいません。

周辺には遺跡もあり、墓地や碑文なども同時に登録されています。

バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群

2003年(平成15年)に、世界文化遺産として登録されました。

バーミヤン州に位置しており、当時仏教が栄えていたこの地では仏像が造られていました。

2体の大きな大仏や壁画などもみられ、仏教の時代の歴史を辿る価値のある場所でした。

しかし、仏像2体は破壊され、その他の壁画なども破壊されてしまいます。

修復の支援を国際的に行う為、世界遺産に登録後、同時に危機遺産にも登録されたという背景があります。

補足とまとめ

  1. 読み→「尖塔(せんとう)」
  2. ジャーム→「ジャム」といった表記でもみられる。
  3. まとめ→アフガニスタンの世界遺産には、文化遺産として「ジャームのミナレットと考古遺跡群」「バーミヤン渓谷の文化的景観と古代遺跡群」の2件が登録されている。

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