更新情報：内部リンクを更新(2025.12.20)
はじめに
このページは、福島県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。
50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
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国見町の由来
1954年(昭和29年)3月31日に、「藤田町」「大枝村」「大木戸村」「小坂村」「森江野村」が合併したことによって成立しました。
町名は新たに命名されたものとなっており、これはこの地にある「厚樫山」と呼ばれる山にちなんだものとなります。
そこは戦いが行われた場所であったことから、辺り一帯が古戦場として知られているそうです。
そして、この山が別名で「国見山」と呼ばれており、これこそが町名の由来とされていました。
また、それに加えて、「国を見はるかす町」という意味を込めて名付けられたともされています。
- 読み方→「国見町(くにみまち)」「藤田町(ふじたまち)」「大枝村(おおえだむら)」「大木戸村(おおきどむら)」「小坂村(こさかむら)」「森江野村(もりえのむら)」「厚樫山(あつかしやま)」
桑折町の由来
1889年(明治22年)4月1日に、町村制が施行されたことによって、桑折町が成立することとなりました。
このとき、桑折村が町制施行した形となっていることから、古くよりある名称となっているようです。
「桑折」という地名の由来については、郡衙と呼ばれる郡の役所が置かれたことにちなんだものとされます。
郡は「こおり」とも読める感じであり、このことから転じて現在の表記になっていったと考えられているようです。
また、「桑折」という字を当てたのは、一説によると桑畑が多かったことに由来するといわれています。
- 読み方→「桑折町(こおりまち)」「郡衙(ぐんが)」
郡山市の由来
1924年(大正13年)9月1日に、「郡山町」と「小原田村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。
市名については、合併された町村の中にある、郡山町から名称を引き継いだ形となっています。
「郡山」という地名の由来については郡衙にちなんだもので、この辺りの地域は安積郡と呼ばれていたそうです。
その安積郡の役所である郡衙が小高い丘にあったことから、その周辺を「郡山」と呼んでいました。
これがいつしか地名として定着していったことで、現在に至るまで残っている形となったようです。
- 読み方→「郡山市(こおりやまし)」「郡山町(こおりやままち)」「小原田村(こはらだむら)」
鮫川村の由来
1889年(明治22年)4月1日に、町村制が施行されたことによって、鮫川村が成立することとなりました。
施行時には7つの村の区域をもって成立しており、村名についてはこのときに命名されているようです。
そんな「鮫川」という名称の由来については、鮫池にまつわる伝説にちなんだものとされています。
それによると昔、子どもができない夫婦が神様に願いをしていたところ女の子を授かりましたが、十六歳になった娘は重い病気にかかってしまい、大きな池に連れていくよう言われたそうです。
すると黄金の鮫に姿を変えたとされ、このことから「鮫池」と呼ばれ、夫婦が亡くなった際に川を下っていったことからこの川を「鮫川」と呼ぶようになったとしています。
- 読み方→「鮫川村(さめがわむら)」
下郷町の由来
1955年(昭和30年)4月1日に、「楢原町」「旭田村」「江川村」が合併したことによって成立しました。
町名は新たに命名されたものとなっており、これは古い地域名に由来したものとなっているとされています。
かつて田島町という町がありましたが、これを中心とした場所を「上郷」というように呼んでいました。
それに対して、この地域は「下郷」と呼ばれていたことから地域名として定着していったとそうです。
余談とはなりますが、田島町は現在合併が行われたことにより、南会津町として残っています。
- 読み方→「下郷町(しもごうまち)」「楢原町(ならはらまち)」「旭田村(あさひだむら)」「江川村(えがわむら)」「田島町(たじままち)」「南会津町(みなみあいづまち)」
昭和村の由来
1927年(昭和2年)11月23日に、「大芦村」と「野尻村」が合併したことによって成立しました。
村名については新たに命名されていますが、これは元号に由来した名称となっているようです。
この合併が行われた年号は昭和であり、このことから「昭和村」と命名される形となっています。
ちなみに、「昭和」自体の由来としては、四書五経にある「百姓昭明にして、万邦を協和す」から「昭」と「和」の文字をとったものとなるようです。
これは、日本国民の平和であったり、世界各国の共存繁栄を、願ったものであるとされています。
- 読み方→「昭和村(しょうわむら)」「大芦村(おおあしむら)」「野尻村(のじりむら)」「四書五経(ししょごきょう)」
白河市の由来
1949年(昭和24年)4月1日に、「白河町」と「大沼村」が合併及び市制施行したことによって成立しました。
市名については合併された町村の中にある、白河町から名称を引き継いだ形となっているようです。
「白河」の名称は奈良時代にあった古い地名となりますが、その由来としては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。
①この地に関所が置かれた際に、近くに流れている川が「白川」と呼ばれていたことから、これが地名となった説。
②自分の陣地であることを意味する、「シラガー」というアイヌ語に由来しており、これが転じたとする説。
- 読み方→「白河市(しらかわし)」「白河町(しらかわまち)」「大沼村(おおぬまむら)」
新地町の由来
1971年(昭和46年)8月1日に、元々あった新地村が町制を施行したことによって、新地町が成立しました。
前身となる新地村は、1889年(明治22年)の町村制施行時に成立しており、このときに村名として命名されているようです。
「新地」という地名の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。
①この地が伊達政宗の領地となった際に「新領地」と称したとされ、ここから「新地」となったとする説。
②新しく拓かれた地を意味する言葉として「新地」と呼ばれるようになり、地名として定着していった説。
- 読み方→「新地町(しんちまち)」
須賀川市の由来
1954年(昭和29年)3月31日に、「須賀川町」「稲田村」「小塩江村」「西袋村」「浜田村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。
市名については、合併された町村の中で唯一の町である、須賀川町から名称を引き継いだ形となっているようです。
「須賀川」という地名の由来には諸説あるとされますが、良くみられたのは「洲処」にちなむという説でした。
洲処とは川などの流水によってできる砂地を指し、この地域には阿武隈川と釈迦堂川と呼ばれている川が流れています。
この地の中心が、その2つの川の合流地点にある「洲処」に位置していることから、転じて「須賀川」となったそうです。
- 読み方→「須賀川市(すかがわし)」「須賀川町(すかがわまち)」「稲田村(いなだむら)」「小塩江村(おしおえむら)」「西袋村(にしふくろむら)」「浜田村(はまたむら)」「洲処(すか)」「阿武隈川(あぶくまがわ)」「釈迦堂川(しゃかどうがわ)」
相馬市の由来
1954年(昭和29年)3月31日に、「中村町」「飯豊村」「磯部村」「大野村」「玉野村」「日立木村」「山上村」「八幡村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。
市名は新たに命名されたものとなっており、これは合併前の町村が「相馬郡」に属していたことにちなんだものと思われます。
「相馬」という地名については、「相馬氏」という一族に由来したものであるとされるそうです。
相馬氏は、元々現在の千葉県にあたる下総を本拠地にしていましたが、この地に移住してくることとなりました。
そして、相馬によってこの地域は治められたとされており、このことから地名となっていったとされます。
- 読み方→「相馬市(そうまし)」「中村町(なかむらまち)」「飯豊村(いいとよむら)」「磯部村(いそべむら)」「大野村(おおのむら)」「玉野村(たまのむら)」「日立木村(にったきむら)」「山上村(やまかみむら)」「八幡村(やわたむら)」
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