更新情報:タイトルを変更(2023.8.15)
はじめに
このページは山梨県の市町村の名称の由来をまとめたページになります。
50音順に紹介していますが、市町村の数が多いため、複数の記事に分けています。(このページでは笛吹市~山梨市まで)
山梨県の由来についてはこちら
参考にしているページとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあること、ご了承ください。
笛吹市の由来
2004年(平成16年)10月12日に、「一宮町」「石和町」「春日居町」「御坂町」「八代町」「境川村」が合併及び市制施行したことによって、笛吹市が成立しました。
市名については公募が行われた結果により、この地域を流れている笛吹川に由来して笛吹市と命名されました。
合併を機に山梨でも中心的な存在となり、大きなうねりとなって全国へも飛躍していくといった願いが込められたそうです。
ちなみに、笛吹川の由来については「笛吹権三郎」と呼ばれる笛が上手い少年が登場する民話からきているとしています。
大洪水により母とともに流された権三郎は一度は岸に上がることができましたが、母の姿はなく笛を吹きながら探すも力尽きてしまいましたが、そのあとに川の音が笛の音にきこえるといったことから「笛吹」となりました。
- 読み方→「一宮町(いちのみやちょう)」「石和町(いさわちょう)」「春日居町(かすがいちょう)」「御坂町(みさかちょう)」「八代町(やつしろちょう)」「境川村(さかいがわむら)」
富士河口湖町の由来
2003年(平成15年)11月15日に、「足和田村」「勝山村」「河口湖町」が合併したことによって、富士河口湖町が成立しました。
町名にある河口湖とは、富士山の麓にある五つの湖のうちの一つであり、これに由来したものとなります。
しかし、これ以上の情報についてはみつけることができず、河口湖自体の由来についても分かりませんでした。
また、町名に河口湖だけではなく富士とついていることについても不明だったのですが、単純に合併が絡んだものかと思われます。
恐らくどれかに吸収されるということではなく、三町対等な合併であったため、普通に河口湖町では元々あった町とかぶることから富士の麓にあることにちなんだのではないでしょうか。
- 読み方→「足和田村(あしわだむら)」「勝山村(かつやまむら)」「河口湖町(かわぐちこまち)」
富士川町の由来
2010年(平成22年)3月8日に、「鰍沢町」と「増穂町」が合併を行ったことによって、富士川町が成立しました。
町名については公募が行われ、協議もされた結果決まったものであり、由来については詳細は不明ですがこの町内に流れている富士川に由来したものかと思われます。
富士川は静岡県や長野県にまたがる川で、日本の中でも特に流れが早いということから日本三大急流の一つの川です。
ちなみに川の富士川の由来に関しては諸説あるとされていて、一説には字の通り富士山の水が流れ出していることに由来してするとしていました。
また、他の説しては元々は「藤川」という表記だったのが転じたことによって、「富士川」となったとしています。
- 読み方→「鰍沢町(かじかざわちょう)」「増穂町(ますほちょう)」
富士吉田市の由来
1951年(昭和26年)3月20日に、「明見町」「下吉田町」「富士上吉田町」が合併及び市制施行したことによって、富士吉田市が成立しました。
吉田の名称は古くからある知名であり、そこに富士の名を合わせることで、富士吉田の名称が誕生しました。
富士吉田の「富士」については、この地域が富士山の麓に位置していることに由来するものと推測されます。
そして「吉田」に関してはあまり情報が見つかりませんでしたが、田にヨシという植物が生い茂ってことにちなむそうです。
このことから湿地の場所で稲を育てていた地域を指すものとして、「吉田」という地名が誕生したとしていました。
- 読み方→「明見町(あすみちょう)」「下吉田町(しもよしだちょう)」「富士上吉田町(ふじかみよしだちょう)」
北斗市の由来
2004年(平成16年)11月1日に、「須玉町」「高根町」「長坂町」「白州町」「明野村」「大泉村」「武川村」が合併及び市制施行したことによって、北杜市が成立しました。
市の名称については一般公募が行われたそうで、他の候補の中から更に調査なども行った結果、北杜市で決まりました。
北杜とは山梨県の北部を意味しているそうで、杜というのは植物のヤマナシを指したものであるとされるようです。
また、ヤマナシ以外にも「森」といった意味合いもあるとしていて、北杜の名称は合併より前には学校名としても使用されていました。
ちなみに新しい市名についての公募に関する話で、そのとき最も多い名称は「八ヶ岳」でしたが、山岳の名前はつけないなどの条件があったことから候補が外れてしまったそうです。
- 読み方→「須玉町(すたまちょう)」「高根町(たかねちょう)」「長坂町(ながさかちょう)」「白州町(はくしゅうまち)」「明野村(あけのむら)」「大泉村(おおいずみむら)」「武川村(むかわむら)」「八ヶ岳(やつがたけ)」
南アルプス市の由来
2003年(平成15年)4月1日に、「櫛形町」「甲西町」「白根町」「若草町」「芦安村」「八田村」が合併及び市制施行したことによって、南アルプス市が成立しました。
市名については公募が行われていて、山脈である南アルプスの麓に位置していることがまず第一の理由として選ばれています。
その他の理由としては合併前の六町村が自然豊かであることや、観光都市として明るいイメージがあるといった理由があるそうです。
アルプスという名称の由来ですが、飛彈山脈を調査していたイギリス人がヨーロッパのアルプス山脈にちなんで「日本アルプス」と紹介したのが始まりとされています。
その後飛彈山脈は「北アルプス」、木曽山脈を「中央アルプス」、そして赤石山脈を「南アルプス」と呼ぶようになりました。
- 読み方→「櫛形町(くしがたまち)」「甲西町(こうさいまち)」「白根町(しらねまち)」「若草町(わかくさちょう)」「芦安村(あしやすむら)」「八田村(はったむら)」「飛彈山脈(ひださんみゃく)」「木曽山脈(きそさんみゃく)」「赤石山脈(あかいしさんみゃく)」
身延町の由来
1931年(昭和6年)1月1日に、前身である身延村が町制を施行したことによって、身延町が成立しました。
古くには「蓑夫」と表記されていたのが転じたとされますが、その由来については諸説あるといわれています。
一説によるとこの町にある見延山と呼ばれる山の形が、蓑を着た農夫がうずくまっている姿に似ていることに由来するとしていました。
他の説としては富士川の沿った水辺から「ミノベ」が転じたとした説や、尾根などを意味する「ミノ」が語源とする説などがあるようです。
ちなみに、現在の表記についてですが、日蓮と呼ばれる僧が入山したときに延寿の山「身を延ぶる山」として「身延」となったとしています。
- 読み方→「日蓮(にちれん)」
山中湖村の由来
1965年(昭和40年)1月1日に、中野村が改称をしたことによって、山中湖村が成立しました。
村の名称についてはこの地域にある山中湖という湖に由来するものと思われますが、改称に至った経緯などについては分かりませんでした。
山中湖は富士山の麓に位置する富士五湖の一つですが、その由来に関しては情報をみつけることができませんでした。
ちなみに山中湖は別名「臥牛湖」とも呼ばれていますが、これは湖の形が牛が伏せているようにみえることにちなむそうです。
山中湖の由来については、他に何かしらの情報を見つけることができたら、改めて追記をしていこうと思います。
- 読み方→「富士五湖(ふじごこ)」「臥牛湖(がぎゅうこ)」
山梨市の由来
1954年(昭和29年)7月1日に、「加納岩町」「日下部町」「岩手村」「後屋敷村」「日川村」「山梨村」「八幡村」が合併及び市制施行したことによって、山梨市が成立しました。
市名については合併された町村は東山梨郡に属していて、古くには山梨郡と呼ばれていたこともあり、山梨市となったそうです。
県名にもなっている山梨ですが、この名称の由来には諸説あるとされ、今回よく見られた二つの説を紹介します。
まず一つ目の説ですが、「ヤマナシ」という木が生い茂っていたことに由来しているという説があり、この説が一番みられました。
他の説としては、この辺りの地形は平らな土地であったことから山がない土地、つまり「山無し」となったとしています。
- 読み方→「加納岩町(かのいわちょう)」「日下部町(くさかべちょう)」「岩手村(いわでむら)」「後屋敷村(ごやしきむら)」「日川村(ひかわむら)」「山梨村(やまなしむら)」「八幡村(やわたむら)」
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