スポンサーリンク

【オランダ知識まとめ】オランダの色々な基礎情報を知りたい人に!

世界の国知識まとめ

オランダの概要

オランダはヨーロッパに位置している国で、首都はアムステルダムです。

日本での正式名称は「オランダ王国」となっています。

漢字では「和蘭陀」をはじめ、「和蘭」「和蘭多」などで表記され、省略した場合は「蘭」と表されます。

オランダは報道であったり、経済的なものであったり自由が高い国です。

また、移民の受け入れなど色々な分野において寛容なことが多い国です。

補足とまとめ

  1. 首都→憲法上はアムステルダムだが、実際に政治として機能しているのはハーグである。
  2. まとめ→ヨーロッパに位置している国で、首都はアムステルダム。様々なことで自由度が高い国。

オランダの面積・人口・人口密度

面積:41,864k㎡

人口:約17,100,000人 人口密度:約408.4人/k㎡

補足とまとめ

  1. 面積参照→オランダ基礎データ|外務省より。
  2. 人口参照→世界人口白書2020年版より。

オランダの由来

オランダの名称の由来は「低地」といった意味からきているとされています。

日本ではオランダの名称で定着していますが、オランダ語では「ネーデルラランド」と呼ばれています。

これが「低地の国」といった意味合いを持っています。

そして、オランダの名称は「ホラント」からきています。

これも低地、もしくは森の地といったような意味合いがあるそうで、これが転じたものになります。

補足とまとめ

  1. まとめ→オランダの名称は低地などを意味するホラントが由来。

オランダの地域区分

オランダの地域は12からなる州に分けられています。

それぞれの名称と、中心都市である州都をあわせて紹介します。(50音順)

オーファーアイセル州

オランダの東部に位置しており、州都は「ズヴォレ」になります。

北ブラバント州

オランダの南部に位置しており、州都は「スヘルトーヘンボス」になります。

北ホラント州

オランダの西部に位置しており、州都は「ハールレム」になります。

ゼーラント州

オランダの西部に位置しており、州都は「ミデルブルフ」になります。

ドレンテ州

オランダの北部に位置しており、州都は「アッセン」になります。

フリースラント州

オランダの北部に位置しており、州都は「レーワルデン」になります。

フレヴォラント州

オランダの中央部に位置しており、州都は「レリスタット」になります。

フローニンゲン州

オランダの北部に位置しており、州都は「フローニンゲン」になります。

ヘルダーラント州

オランダの東部に位置しており、州都は「アーネム」になります。

南ホラント州

オランダの西部に位置しており、州都は「ハーグ」になります。

ユトレヒト州

オランダの西部に位置しており、州都は「ユトレヒト」になります。

リンブルフ州

オランダの南部に位置しており、州都は「マーストリヒト」になります。

補足とまとめ

  1. まとめ→オランダの地域は12の州に分けられている。

オランダの気候

オランダの気候は、比較的穏やかな気温となっています。

しかし、夏は厳しい暑さにはなりませんが、冬の時期などは寒いので決して温暖ということはありません。

3月~5月

3月頃はまだ気温としては低い傾向にあるので注意が必要です。

4月頃になると天候が変わりやすくなることが多くなるようです。

6月~8月

厳しい暑さにはならず、比較的過ごしやすい気温となっています。

また、朝晩は冷えることもあるようなので服装には気を付けた方がよさそうです。

9月~11月

まだまだ比較的過ごしやすい気温ですが、天気が崩れることが多くなります。

降水量としてもこの時期が一番多くなってくるようです。

12月~2月

積雪は少ないものの、気温としては一気に寒くなります。

また日本と同じく、2月が一番寒くなる傾向にあります。

補足とまとめ

  1. まとめ→オランダの気候は夏は厳しい暑さにはならないが、冬は結構寒くなる。

現在のオランダの首相

現在のオランダの首相には、マルク・ルッテさんが就任しています。

1967年(昭和42年)2月14日生まれ、オランダのハーグ出身です。

首相には2010年(平成22年)10月14日から務めています。

政治の世界に入るまでは、世界展開をしているユニリーバに勤めていたそうです。

その後は社会問題や教育・文化・科学の分野での次官を務めていました。

補足とまとめ

  1. まとめ→2010年からマルク・ルッテさんがオランダの首相を務めている。

オランダの国章・国旗

オランダの国章

1980年(昭和55年)に、現在の国章が制定されました。

元となるものが存在し、それはヨーロッパの貴族で古い歴史をもつナッサウ家の紋章です。

中央に描かれている獅子には剣と矢が握られています。

剣は権力を、矢は州をそれぞれ象徴したものとされています。

また、上記の国章は国王のみが使うものであり、政府として使用する場合は背景のものがなくなるなど変更点があります。

オランダの国旗

1937年(昭和12年)に、オランダの国旗として制定されました。

赤色は勇気を象徴しており、現在の国旗となるまではオレンジ色が使われていました。

しかし、オレンジ色は色が変わりやすいなどの理由で赤色に変更されたそうです。

そして、白色は神への信仰心、青色は国への忠誠心をそれぞれ象徴したものとされます。

オランダの国旗の3色を使用したデザインはトリコロールと呼ばれ、他の国の国旗にも影響を与えたとされています。

補足とまとめ

  1. まとめ→国章は1980年に制定され、獅子を中心としたデザインとなる。国旗は1937年に制定され、上から赤、白、青の3色が使用されたデザイン。

オランダのシンボルになっている鳥・花・獣

オランダの国鳥「オグロシギ」

正確な時期は不明ですが、オランダの国鳥にオグロシギが選ばれています。

実際には法律などで定められているわけではないようです。

しかし、2015年(平成27年)のインターネット投票にて1位を獲り、国鳥として認識された経緯があります。

オランダの国花「チューリップ」

時期は不明ですが、オランダの国花としてチューリップが選ばれています。

オランダは世界でも有数のチューリップの生産国となっており、まさに国花として相応しいです。

歴史の中でも高値でのチューリップの取引が行われるほど、国民の間でブームとなる時期もありました。

オランダの国獣「ライオン」

時期は不明ですが、オランダの国獣としてライオンが選ばれています。

実際には、オランダではライオンが多く生息しているというわけではありません。

しかし、国獣となっているのは国章などに使用されているからとされています。

補足とまとめ

  1. まとめ→時期は不明だが、国鳥「オグロシギ」国花「チューリップ」国獣「ライオン」が選ばれている。

オランダの国歌

ヴィルヘルムス

1932年(昭和7年)に、オランダの国歌として採用されました。

上記のタイトル以外でも「ヴィルヘルムス・ファン・ナッソウエ」といった表記がされることもあります。

ヴィルヘルムスは、オランダ誕生のきっかけでもある八十年戦争の指導者を指しているそうです。

元々は違う国歌が制定されていたそうですが、古くから存在してたこの曲のほうが人気が高まり、変更されました。

15番までありますが、基本的には1番と6番が歌われるそうです。

補足とまとめ

  1. まとめ→1932年に、国歌「ヴィルヘルムス」が採用された。

オランダの世界遺産

オランダの世界遺産は10件の登録がされています。(文化遺産:9件 自然遺産:1件)

それぞれの名称と簡単な紹介を登録順にしていきます。

スホクランドとその周辺

1995年(平成7年)に、文化遺産として登録されました。

フレヴォラント州に位置しており、集落の一部などが残る世界遺産です。

アムステルダムのディフェンス・ライン

1996年(平成8年)に、文化遺産として登録されました。

42からなる要塞で構成されており、飛行機などの登場により実際に使われることはなかったとされる場所です。

キンデルダイク=エルスハウトの風車群

1997年(平成9年)に、文化遺産として登録されました。

名称の通り風車が複数存在しており、有名な観光地の1つにもなっています。

港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島

1997年(平成9年)に、文化遺産として登録されました。

キュラソーはオランダを構成している国の1つで、様々な色に彩られた町並みがあります。

Ir.D.F.ヴァウダヘマール

1998年(平成10年)に、文化遺産として登録されました。

アルファベット表記はインジェニエール・デー・エフと呼ばれ、フリースラント州にある蒸気式の揚水場です。

ベームステル干拓地

1999年(平成11年)に、文化遺産として登録されました。

浅い場所にある海水等を排水するなどの方法でできた陸地を干拓地と呼び、オランダでは初の干拓地となりました。

リートフェルト設計のシュレーテル邸

2000年(平成12年)に、文化遺産として登録されました。

オランダのユトレヒト州に位置しており、オランダ人によって建築された場所が世界遺産として評価されました。

ワッデン海

2009年(平成21年)に、自然遺産として登録されました。

ドイツとデンマークとの共同での世界遺産であり、多種多様な生き物が生息しています。

アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区

2010年(平成22年)に、文化遺産として登録されました。

アムステルダムの都市の周りを円のような形で運河が存在しており、建造物なども評価された世界遺産です。

ファンネレ工場

2014年(平成26年)に、文化遺産として登録されました。

この工場ではタバコやコーヒー、紅茶が製造されており、最高傑作とも呼ばれる建築方法が評価された世界遺産です。

補足とまとめ

  1. アムステルダムのディフェンス・ライン→「アムステルダムの防塞線」といった表記もみられる。
  2. 風車群→「風車網」といった表記もみられる。
  3. 港町ヴィレムスタット歴史地域、キュラソー島→「キュラソー島の港町ウィレムスタット市内の歴史地区」といった表記もみられる。
  4. 揚水場→河川などより高い位置にある田んぼ等の場所に、水をポンプで供給する施設。
  5. ベームステル干拓地→「ベームスター干拓地」とも表記される。
  6. リートフェルト設計のシュレーテル邸→「リートフェルトのシュレーダー邸」とも表記される。
  7. アムステルダムのシンゲル運河内の17世紀の環状運河地区→「アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域」とも表記される。
  8. まとめ→オランダの世界遺産は文化遺産が9件、自然遺産が1件の計10件が登録されている。

コメント