更新情報:記事内容を更新(2025.4.9)
はじめに
このページは、岐阜県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。
50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
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七宗町の由来
1971年(昭和46年)4月1日に、元々あった七宗村が町制を施行したことによって、七宗町が成立しました。
前身である七宗村は、1955年(昭和30年)に2つの村が合併したことにより成立し、このときに村名として命名されています。
「七宗」という名称については、この地域に位置している7つの高峰に由来したものであるそうです。
ちなみに、「宗」というのは祖先の霊を祀った神棚や神が宿る場所などを指す言葉となります。
山々に祀られていることから7つの山を総称して「七宗山」と呼び、これが地名となりました。
- 読み方→「七宗町(ひちそうちょう)」
瑞浪市の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「瑞浪土岐町」「陶町」「明世村(一部)」「稲津村」「大湫村」「釜戸村」「日吉村」が合併、及び市制を施行したことによって成立しました。
市名を決めるにあたり、「土岐市」とする案もあがりましたが、勢力の強い瑞浪市で決定されたそうです。
元々「瑞浪」という名称は、1897年(明治30年)に合併があった際に、命名されたものとなっています。
その由来としては、土岐川の南にいちしていたことかは、「水の南」という意味があるそうです。
また、もう1つ意味があるそうで、それは「瑞穂の浪打つ町」で、合わせて「瑞浪」となりました。
- 読み方→「瑞浪市(みずなみし)」「瑞浪土岐町(みずなみときちょう)」「陶町(すえちょう)」「明世村(あきよむら)」「稲津村(いなつむら)」「大湫村(おおくてむら)」「釜戸村(かまどむら)」「日吉村(ひよしむら)」
瑞穂市の由来
2003年(平成15年)5月1日に、「穂積町」と「巣南町」が合併、及び市制を施行したことによって成立しました。
市名である「瑞穂」とは、推薦された名称だそうで、合併協議会の投票によって決定されたようです。
「瑞穂」の由来としては、「稲穂がみずみずしい豊かな国」ということから「瑞穂国」と称されたことにちなみます。
これは日本国のことを指した美称となっており、古事記や日本書紀に記されているそうです。
また、ヤマトヒメノミコトという皇族がこの地に留まった伝説などもあり、こういったことから「瑞穂」が推薦されました。
- 読み方→「瑞穂市(みずほし)」「穂積町(ほづみちょう)」「巣南町(すなみちょう)」「瑞穂国(みずほのくに)」
御嵩町の由来
1889年(明治22年)に、町村制が施行されたことにより、御嵩村の区域をもって御嵩町が成立しました。
このことから分かる通り、古くからある地名となっており、「御岳」が転じたものと一般的にいわれるようです。
ただし、「御嵩」の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。
①この地にある大寺山を尊重して「御岳」と呼ぶようになったことから、これが転じて「御嵩」となった説。
②「ミタカ」という高い場所をさす言葉が転じたことで、「ミタケ」の地名ができたとされる説。
- 読み方→「御嵩町(みたけちょう)」
美濃加茂市の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「太田町」「古井町」「伊深村」「加茂野村」「下米田村」「蜂屋村」「三和村(一部)」「山之上村」「和知村(一部)」が合併、及び市制を施行したことによって成立しました。
市名は今回新たに命名されていますが、どのような経緯で決まったのかについては不明です。
この名称の由来は、「美濃国」と「加茂郡」にちなんだもので、かつてこのあたりの地域は美濃国と呼ばれていました。
「美濃」という名称については、「大野」「青野」「各務野」の3つの野を表す「三野」が転じたものだそうです。
そしてこの地域が属していた「加茂郡」の名称を合わせたことで、「美濃加茂」となりました。
- 読み方→「美濃加茂市(みのかもし)」「太田町(おおたちょう)」「古井町(こびちょう)」「伊深村(いぶかむら)」「加茂野村(かものむら)」「下米田村(しもよねだむら)」「蜂屋村(はちやむら)」「三和村(みわむら)」「山之上村(やまのうえむら)」「和知村(わちむら)」「美濃国(みののくに)」「加茂郡(かもぐん)」
美濃市の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「美濃町」「藍見村」「大矢田村」「上牧村」「下牧村」「洲原村」「中有知村」が合併、及び市制を施行したことによって成立しました。
市名については唯一の町である「美濃町」から名称を引き継いでいますが、経緯などは不明です。
ちなみに、美濃町は元々「上有知町」という名称だったのが、1911年(明治44年)に改称されています。
これは、美濃紙という和紙が有名になったことに由来して、美濃町へと改称されたそうです。
「美濃」という名称自体は、古くには「美濃国」もあったことから、歴史的にも長い名称となります。
- 読み方→「美濃市(みのし)」「美濃町(みのまち)」「藍見村(あいみむら)」「大矢田村(おやだむら)」「上牧村(かみまきむら)」「下牧村(しもまきむら)」「洲原村(すはらむら)」「中有知村(なかうちむら)」「上有知町「こうずちちょう」」
本巣市の由来
2004年(平成16年)2月1日に、「糸貫町」「真正町」「本巣町」「根尾村」が合併、及び市制を施行したことによって成立しました。
合併前の町にも「本巣」の名称はありますが、今回市名は本巣郡に属していたことに由来したものです。
「本巣」という名称については、川の洲であることから「もとす」と呼ばれたことに由来したものとされます。
これが、鳥などの命を育むという意味を込めて、「本巣」へと転じていったことで現在の表記となったそうです。
ただし、こちらの由来についての情報としては少なかったので、他に何か見つけましたら改めて追記をしていこうと思います。
- 読み方→「本巣市(もとすし)」「糸貫町(いとぬきちょう)」「真正町(しんせいちょう)」「本巣町(もとすちょう)」「根尾村(ねおむら)」
八百津町の由来
1889年(明治22年)7月1日に、細目村が町制を施行したことによって、八百津町が成立しています。
細目村の元々の名称が「八百津」であり、これを元に戻したものといわれるそうですが、詳細は不明でした。
「八百津」という名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介します。
①港町として繁栄したことから「八百津」となり、これが地名として定着していったとされる説。
②木材が集積する川湊が多かったことに由来して「八百津」という地名ができたとされている説。
- 読み方→「八百津町(やおつちょう)」
山県市の由来
2003年(平成15年)4月1日に、「高富町」「美山町」「伊自良村」が合併、及び市制施行したことによって成立しています。
市名については今回新たに命名されていますが、どのような経緯で決まったのかは分かりませんでした。
名称としては、当時合併前の町村が「山県郡」に属していたことに由来したものとなります。
「山県」自体の由来としては、「山方」と呼ばれたものが転じたことでできた地名だそうです。
これは、古くからこの地域が山の方にある集落であったことにちなんだものとなっています。
- 読み方→「山県市(やまがたし)」「高富町(たかとみちょう)」「美山町(みやまちょう)」「伊自良村(いじらむら)」
養老町の由来
1954年(昭和29年)に、「高田町」「合原村(一部)」「池辺村」「小畑村」「笠郷村」「上多度村」「多芸村」「広幡村」「日吉村」「養老村」が合併したことによって成立しました。
町名についてはあまり情報はありませんでしたが、「養老郡」に属していたことに由来したものと考えられます。
「養老」という名称の由来については、当時の天皇が元号を養老としたことにちなむそうです。
この地域にある泉には、父親の為にお酒を飲ませてあげたいと思った子が、お酒の匂いがするこの泉から汲み、それを飲んだ父親は若返り、元気になったという伝説があります。
その話を聞いた天皇が実際に泉を観て、水を飲んで体を洗った人物が若返ったと聞き、「老いを養う」ということから養老と命名されたそうです。
- 読み方→「養老町(ようろうちょう)」「高田町(たかだちょう)」「合原村(あいはらむら)」「池辺村(いけべむら)」「小畑村(おばたむら)」「笠郷村(かさごうむら)」「上多度村(かみたどむら)」「多芸村(たぎむら)」「広幡村(ひろはたむら)」「日吉村(ひよしむら)」「養老村(ようろうむら)」
輪之内町の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「大薮町」「仁木村」「福束村」が合併したことによって成立しました。
どのようにして町名が決定されたのかは不明でしたが、輪中地域であることが由来とされています。
昔からこの地域は水害による被害があり、村の周りを堤防で囲んだことから輪中と呼ばれていたそうです。
当時の人々はこれを「輪之内」と呼んでおり、このときの名称が町名として採用されました。
ただし、まだ不明な部分もあるので、こちらについては他に何か分かり次第、改めて追記をしていこうと思います。
- 読み方→「輪之内町(わのうちちょう)」「大薮町(おおやぶちょう)」「仁木村(にきむら)」「福束村(ふくづかむら)」「輪中(わじゅう)」
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