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福井県の市町村名の由来【50音順 勝山市~若狭町】

都道府県別名称の由来まとめ

更新情報:記事内容を更新(2025.12.13)

はじめに

このページは、福井県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。

50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。

参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。

また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。

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福井県知識まとめ

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福井県の市町村の由来【50音順 あわら市~小浜市】

勝山市の由来

1954年(昭和29年)9月1日に、「勝山町」「荒土村」「遅羽村」「北郷村」「鹿谷村」「北谷村」「野向村」「平泉寺村」「村岡村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については、合併された町村の中で唯一の町である、勝山町から名称を引き継いだ形となります。

「勝山」という地名の由来としては、「勝ち山」から転じたことでできた名称となっているようです。

これは、古くに平泉寺にいた宗徒に勝利した際、村岡山を拠点としていたそうで、そのことにちなんで村岡山を「勝ち山」と称するようになったことに由来します。

ここから「勝山」が地名として定着していくこととなり、現在に至るまで残っているようです。

  • 読み方→「勝山市(かつやまし)」「勝山町(かつやまちょう)」「荒土村(あらどむら)」「遅羽村(おそはむら)」「北郷村(きたごうむら)」「北谷村(きただにむら)」「野向村(のむきむら)」「平泉寺村(へいせんじむら)」「鹿谷村(しかだにむら)」「村岡村(むらこむら)」

坂井市の由来

2006年(平成18年)3月20日に、「坂井町」「丸岡町」「春江町」「三国町」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については、これらの町が全て「坂井郡」に属していることに由来したものと思われます。

「坂井」という地名の由来としては、古くに「坂合井」と表記されていたものが転じたものとされるようです。

この名称の由来に関しても諸説ありますが、坂が合わさった地形であることにちなむという説があります。

また、「井」という字も含んでいることから、井戸にも関連している地名であるとしていました。

  • 読み方→「坂井市(さかいし)」「坂井町(さかいちょう)」「丸岡町(まるおかちょう)」「春江町(はるえちょう)」「三国町(みくにちょう)」「坂合井(さかない)」

鯖江市の由来

1955年(昭和30年)1月15日に、「鯖江町」「神明町」「片上村」「立待村」「中河村」「豊村」「吉川村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については、合併された町村の中にある鯖江町から名称を引き継いだ形となっているようです。

「鯖江」という地名の由来については諸説あるとされますが、一般的には「鯖矢」が転じたとする説が知られています。

これについては、天から降ってきた矢が賊を倒したという話からきたものとされているそうです。

それによると、矢が鯖の尾に似ているということから「鯖矢」と呼ばれ、元々あった「深江」という地名と合わせて、「鯖江」という地名ができたとしています。

  • 読み方→「鯖江市(さばえし)」「鯖江町(さばえちょう)」「神明町(しんめいちょう)」「片上村(かたかみむら)」「立待村(たちまちむら)」「中河村(なかがわむら)」「豊村(ゆたかむら)」「吉川村(よしかわむら)」

高浜町の由来

1912年(明治45年)4月1日に、元々あった高浜村が町制を施行したことによって、高浜町が成立しました。

前身である高浜村は、1889年(明治22年)の町村制施行時に成立していますが、以前より名称自体はあったようです。

「高浜」という地名の由来については、調べてみたものの特にこれといった情報を見つけることができませんでした。

憶測とはなりますが、高浜町は海に面した場所に位置していることから、浜があることにちなんだものかもしれません。

こちらの由来については、また何か情報を見つけることができ次第、改めて追記をしていこうと思います。

  • 読み方→「高浜町(たかはまちょう)」

敦賀市の由来

1937年(昭和12年)4月1日に、「敦賀町」と「松原村」が合併、及び市制施行したことによって成立しました。

市名については、合併された町村の中にある、敦賀町から名称を引き継いだ形となっているようです。

「敦賀」という地名の由来としては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①「ツヌガアラシト」と呼ばれる古代朝鮮の王子がこの地に来たといわれ、このことから「角鹿」と呼ばれたことでこれが転じたとする説。

②この地域の半島が、角のように飛び出している地形であったことから「鹿角」と呼ばれ、そこから転じた説。

  • 読み方→「敦賀市(つるがし)」「敦賀町(つるがちょう)」「松原村(まつばらむら)」「角鹿(つぬが)」

福井市の由来

1889年(明治22年)4月1日に、市制が施行されたことによって、福井市が成立することとなりました。

このとき、福井城下などの区域が福井市となっていることから、名称自体は以前よりあったようです。

「福井」という地名については、元々「北ノ庄」と呼ばれていたのが改称されたものとなります。

改称した理由については、北ノ庄の「北」の字が敗北をイメージさせてしまうということで藩主が嫌ったからだそうです。

そこから「福の居る場所」という縁起の良い字にしようと「福居」とし、城の中に「福の井」と呼ばれる井戸があることも関連して「福井」となったといわれています。

  • 読み方→「福井市(ふくいし)」

南越前町の由来

2005年(平成17年)1月1日に、「今庄町」「南条町」「河野村」が合併したことによって成立しました。

町名は新たに命名されたものとなっており、これはかつてこの地域が「越前国」と呼ばれていたことに由来したものです。

そして、この町はその中でも南部にあたる場所に位置しているため、「南越前」と命名されることとなりました。

ちなみに、「越前」という名称の由来についてですが、これは元々「越国」と呼ばれていたことに由来します。

この「越国」が「越前」「越中」「越後」と地域を分けられることになり、地名として定着していったようです。

  • 読み方→「南越前町(みなみえちぜんちょう)」「今庄町(いまじょうちょう)」「南条町(なんじょうちょう)」「河野村(こうのむら)」「越前国(えちぜんのくに)」「越国(こしのくに)」

美浜町の由来

1954年(昭和29年)2月11日に、「北西郷村」「山東村」「南西郷村」「耳村」が合併、及び町制施行したことによって成立しました。

町名は新たに命名されたものとなっており、「美」と「浜」にそれぞれ意味があるとされています。

まず、かつてこの地域は「弥美庄」と呼ばれていたとされており、このことから「美」の1文字を取りました。

そして、「浜」の字は合併前の四つの村が海に面した場所にあり、美しい浜辺があったことに由来します。

これらの文字をそれぞれ合わせることで、町名として「美浜」が採用されることとなりました。

  • 読み方→「美浜町(みはまちょう)」「北西郷村(きたさいごうむら)」「山東村(さんとうむら)」「南西郷村(みなみさいごうむら)」「耳村(みみむら)」「弥美庄(みみのしょう)」

若狭町の由来

2005年(平成17年)3月31日に、「上中町」と「三方町」が合併したことによって成立しました。

町名については、かつて「若狭国」と呼ばれていた地域であったことに、由来したものと考えられそうです。

「若狭」という地名の由来に関しては諸説あるとのことでしたので、今回2つの説を紹介していこうと思います。

①若い男女が、この地にきてから年を取らなくなったという伝承があり、そこから「若さ」に由来したものとする説。

②行き来を意味する古代朝鮮語の「ワカソ」という言葉があり、これが転じたものであるという説。

  • 読み方→「若狭町(わかさちょう)」「上中町(かみなかちょう)」「三方町(みかたちょう)」「若狭国(わかさのくに)」

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