更新情報:記事内容を更新(2025.3.29)
はじめに
このページは、鹿児島県内にある各市町村の名称の由来について、紹介しているページとなります。
50音順に紹介していますが、市町村の数が多いことから複数の記事に分けているので、今回紹介している市町村は目次をご確認ください。
参考にしているものとしてはなるべく信憑性の高いものを選んでいますが、正確性に欠ける場合もあります。
また、ページを更新するタイミングによっては、情報が新しくなっていない場合もありますこと併せてご了承ください。
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姶良市の由来
2010年(平成22年)に、「姶良町」「加治木町」「蒲生町」が合併、及び市制を施行したことによって、姶良市が成立しました。
市名については合併された町にもあった「姶良」の名称が使われていますが、これはまず姶良郡に属していたことが挙げられます。
また、火山の活動によってできるぼこっとした地形である「姶良カルデラ」が有名であったことも理由だそうです。
「姶良」自体の名称については、かつてあった「姶羅」が転じたものとされますが、詳細については分かりませんでした。
「始良」という表記と混同されていたいわれており、これが文字を間違えて「姶良」になったのではないかといった考えもあるようです。
- 読み方→「姶良市(あいらし)」「加治木町(かじきちょう)」「蒲生町(かもうちょう)」「始良(しら)」
阿久根市の由来
1952年(昭和27年)4月1日に、元々あった阿久根町が市制を施行したことによって、阿久根市が成立しました。
1899年(明治22年)、町村制が施行された際に阿久根村が成立していますが、そのとき命名されたものが現在まで引き継がれています。
「阿久根」という名称については、古くにあった「英祢」という表記が転じたものとされるようです。
「アク」には魚や漁業といった意味合いがあり、「ネ」には岩礁の意味がそれぞれあります。
当時この地域は漁港として栄えた場所であるそうで、そのことからついた地名となるそうです。
- 読み方→「阿久根市(あくねし)」
天城町の由来
1961年(昭和36年)1月1日に、元々あった天城村が町制を施行したことによって、天城町が成立しました。
前身である天城村は、1908年(明治41年)に島嶼町村制が施行されたことによより成立し、このときに命名されています。
その際の名称については、この町と徳之島町との境にある「天城岳」に由来しているそうです。
「天城」自体の由来は、この地にアメンキュという夫婦の神が天より舞い降りたという神話にちなんでいます。
このことから「雨気」と呼ばれ、これが転じたことで「天城」となったとされているようです。
- 読み方→「天城町(あまぎちょう)」「天城岳(あまぎだけ)」「雨気(あめぎ)」
奄美市の由来
2006年(平成18年)3月20日に、「名瀬市」「笠利町」「住用村」が合併したことによって、奄美市が成立しました。
市名については情報が見つかりませんでしたが、「奄美大島」に位置していることに由来したものと考えられます。
奄美の地名自体は古くから存在しており、「海見」「阿麻弥」などとも表記されていたそうです。
「奄美」という名称としては、琉球の始祖とされる「アマミク」という神に由来するといわれています。
琉球とは、かつてあった琉球王国のことで、神話によるとこの地を創造したとされるようです。
- 読み方→「奄美市(あまみし)」「名瀬市(なぜし)」「笠利町(かさりちょう)」「住用村(すみようそん)」
伊仙町の由来
1962年(昭和37年)1月1日に、元々あった伊仙村が町制を施行したことによって、伊仙町が成立しました。
前身である伊仙村は、1921年(大正10年)に、島尻村が改称したことによって成立しています。
しかし、このとき何故改称されたのかについて調べましたが、理由などは分かりませんでした。
また、「伊仙」という名称の由来についても同様に分からず、推測できる要素もなさそうです。
こちらの由来については、また何か新しい情報が分かり次第、改めて追記をしていこうと思います。
- 読み方→「伊仙町(いせんちょう)」「島尻(しまじり)」
いちき串木野市の由来
2005年(平成17年)10月11日に、「串木野市」と「市来町」が合併したことによって、いちき串木野市が成立しました。
今回新たに命名されており、合併された市と町を見て分かるとおり、2つの名称を合わせたものになります。
「市来」のみひらがなになっていますが、これは市来側が発行していた町会報ではひらがなを使っていたからだそうです。
ちなみに「市来」の名称は、「市」が市場で「来」が村を意味し、「市場の栄えた村」ということが由来とされています。
「串木野」は諸説ありますが、一説によると冠岳神社の祭神である、「クシミケノミコト」が由来です。
- 読み方→「串木野市(くしきのし)」「市来町(いちきちょう)」「冠岳神社(かんむりだけじんじゃ)」
伊佐市の由来
2008年(平成20年)11月1日に、「大口市」と「菱刈町」が合併したことによって、伊佐市が成立しました。
今回市の名称は新たに命名されていますが、菱刈町が属していた郡である「伊佐郡」に由来しています。
ちなみに大口市は市になるにあたり、郡には属していませんでしたが、元々は同様に伊佐郡に属していたようです。
ちなみに「伊佐」の名称については、由来に関する情報を見つけることができませんでした。
こちらについては、また何か新しい情報が分かり次第、改めて追記をしていこうと思います。
- 読み方→「伊佐市(いさし)」「大口市(おおくちし)」「菱刈町(ひしかりちょう)」
出水市の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「出水町」と「米ノ津町」が合併、及び市制を施行したことによって、出水市が成立しました。
市名については情報が見つかりませんでしたが、合併前の町が「出水郡」に属していたことに由来したものと考えられます。
古くには「和泉」という表記もあったそうですが、いつしか現在の表記で定着したようです。
「出水」という名称については諸説あるそうですが、「豊かな湧水」に由来したものとする説がよく見られました。
これは地下水位が非常に浅かったことから、至るところで湧水がみられたことからくるそうです。
- 読み方→「出水市(いずみし)」「米ノ津(こめのつ)」
指宿市の由来
1954年(昭和29年)4月1日に、「指宿町」と「今和泉村」が合併したことによって、指宿市が成立しました。
古くからある地名となりますが、「指宿」という名称の由来については諸説あるとのことでしたので、今回3つの説を紹介していこうと思います。
①この地では湯が豊富であったことから「湯豊宿」と呼ばれていて、これが転じたとする説。
②天智天皇が今夜泊まる「宿を指差し」したのがこの地域とされ、そこから「指宿」となったとする説。
③温泉があったことから「湯」、何かがたくさんある場所を意味する「生(フ)」、朝鮮半島で村を指す「スキ」をそれぞれ合わせて「ユフスキ」となり、これが転じた説。
- 読み方→「指宿市(いぶすきし)」「今和泉村(いまいずみむら)」「湯豊宿(ゆほすき)」
宇検村の由来
1917年(大正6年)8月15日に、元々あった焼内村が改称をしたことによって、宇検村が成立しました。
改称された理由については不明でしたが、「宇検」という名称は元からあるものであったようです。
ただし、この地名の由来について調べてみましたが、情報を見つけることができませんでした。
何か由来として推測できそうなものがあるかみましたが、特になかったため推測もできません。
こちらについては、情報を他に見つけることができ次第、改めて追記をしていこうと思っています。
- 読み方→「宇検村(うけんそん)」「焼内(やきうち)」
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